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ザ・ウォーカー

昨夜はDVDで「ザ・ウォーカー」を鑑賞しました。 世界を巻き込んだ大戦争から30年を経た世界。 文明は失われ、かつて平気で消費していた石鹸やシャンプーを奪い合うようになり、水は高値で取引されています。 そんな中、独り、ある本を運ぶため、西に向かって歩き続けるデンゼル・ワシントン演じる男。 その本は、崩壊寸前の人間社会を復活させる切り札と見なされています。 旅の途中、次々に襲いかかる強盗やならず者。 しかし男は、無敵の強さで躊躇することなくそれらを殺害していきます。 関わるな、歩け、という男が自分に言い聞かせる言葉が、木枯らし紋次郎の、あっしには関わりのねえこってす、とかぶります。 そしてその強さは座頭市と。 本を何が何でも手に入れたいと執念を燃やす町の支配者は、宿場を支配するヤクザの親分とかぶります。 薄暗い茶色がかった映像が世界の絶望を、町の支配者から脱出して途中から旅を共にする少女の力強い意思を持った目が希望を表わしています。 「北斗の拳」、「バイオレンス・ジャック」、「マッドマックス2」などの、一度滅んだ後の世界を描く作品としては、極めてシンプルな作りになっています。 ただ、本の...
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放送禁止 劇場版~密着68日 復讐執行人

昨夜はカルト的な人気を誇るフジテレビの深夜番組「放送禁止」の映画版、「放送禁止 劇場版~密着68日 復讐執行人」を鑑賞しました。 「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」以来すっかり定着した感のあるフェイク・ドキュメンタリー。 事実のように見せるフィクションです。 撮影したけどお蔵入りになった番組、という触れ込みです。 復讐請負サイト、シエロを密着取材することになったディレクター。 やがてディレクターはシエロにのめり込み、シエロの協力者になっていきます。 白い仮面を取ろうとしないサイト管理人の女。 なぜ復讐請負サイトを立ち上げ、殺人をも厭わない違法行為を犯し続けるのか。 そこには管理人の高校時代の暗い記憶がありました。 そして管理人とディレクターの意外なつながり。 人を呪わば穴二つ。 復讐を生業とする者に、当然ともいえる悲劇が襲います。 私はテレビの「放送禁止」シリーズは見ていないのですが、この映画、なんとなく作りが安っぽく、フェイク仕立てにしたことでよけい嘘っぽくなっています。 これなら普通のフィクションとして撮ったほうが良かったんじゃないかと思います。 ただ、安っぽいくらいなので、肩が凝...
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ドッペルゲンガー

寒い土曜日、もう一人のクロサワ、黒沢清のDVDを鑑賞しました。 「ドッペルゲンガー」です。  一般にドッペルゲンガーというと、自己像幻視とも呼ばれ、自分とそっくりの人間を目撃し、そのすぐ後に死亡する、という西洋の伝説ですが、日本でも影の病と言われ、民間伝承に見られます。 しかし本作は、自己像幻視というよりやんちゃなそっくりさんが現れて生活を滅茶苦茶にされる、というブラック・コメディっぽい内容で、E.T.A.ホフマンの「悪魔の霊酒」等にみられる幻想的で浪漫的なイメージを破壊しています。 多分、ドッペルゲンガーである必要性はなかったのだろうと思います。 双子の兄弟でも、他人の空似でも。 そういう意味では、ドッペルゲンガーという言葉にまつわる幻想的で怖ろしいイメージを騙って商売に走ったと言えなくもありません。 そういうあざとさを抜きにこの映画を観ると、じつは人間の欲望や人生の不条理をブラック・コメディに仕立て上げた大人の鑑賞に耐えられる名画と観ることができます。 役所広司が、研究一筋でくそ真面目な医療用ロボットの研究者と、それとは正反対のいい加減で享楽的なドッペルゲンガーを好演しています。 ...
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トワイライト・シンドローム

昨夜はなんだか懐かしいようなDVDを観ました。  酒井若菜主演の「トワイライト・シンドローム」です。 ジャンルは学園ホラーということになるんでしょうねぇ。 だけどちっとも怖くありません。 人も死なないし、血も流れません。 幽霊は登場しますが、幼馴染だったりします。 70年代から80年代にかけて人気を博したNHK少年ドラマシリーズを観るような、ジュヴナイルを読むような、メランコリックな切なさが漂います。 酒井若菜演じる女子高生とその友達とで交霊術を行ったことから波乱が起きます。 女子高生4人で夜中の学校のプールに忍び込んではしゃいだり、二枚目の中学生時代の同級生との淡い恋があったり、ホラーというより青春映画と言ったほうがちかいでしょう。  酒井若菜が初々しく、「木更津キャッツ・アイ」で見せたお馬鹿キャラとは一線を画しています。 けっこう演技派なんですね。 もう30過ぎですからグラビアはやらないのでしょうけれど、この映画にはグラビアアイドル全盛時代の彼女の水着シーンがあざとく挿入されています。 まあたまにはこういう甘ったるいホラーを観るのもよいでしょう。トワイライトシンドローム~卒業~ 酒...
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テイキング・ライブズ

アクション女優の印象が強いアンジェリーナ・ジョリーがプロファイリング専門の捜査官を演じた異色作「テイキング・ライブズ」を観ました。 美人女優が猟奇殺人犯にプロファイリングで挑む作品としては、名作「羊たちの沈黙」シリーズのジョディイ・フォスターが思い浮かびますね。 16歳で家出したマーティン。 母親のもとにかれが事故死した旨の知らせが届きます。 しかし死んだのはマーティンではなく、見ず知らずの少年。 マーティンは彼の人生を奪って、生きていくのです。 自分にないものを持つ同世代の男を殺しては、その人生を自分のものにしていくマーティン。 その底には、母親に溺愛された双子の弟への嫉妬がありました。 母親に愛されなかったマーティンは、弟の人生を奪いたかったのです。 FBIの女捜査官は的確なプロファイリングで犯人を追い詰めていきます。 同時に、殺人の唯一の目撃者で、犯人に追われる若き画商と恋に落ちます。 次々とかわる状況。 混乱した状況は加速し、あっというどんでんがえしが待っています。 家族で楽しめる娯楽アクション・サスペンスです。テイキング・ライブス ディレクターズカット 特別版 アンジェリーナ...
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