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ハート・ロッカー

昨夜、DVDで「ハート・ロッカー」を観ました。 大ヒット作「アバター」を抑え、アカデミー賞6部門を受賞した戦争大作です。  2004年、イラク。 爆発物処理班の若い兵士三人が死と隣り合わせの危険な任務についています。 勇敢というより無謀な班長。 班長と対立する慎重派の黒人兵。 死を極端に怖れ、精神的に不安定な若い白人兵。 映画は、戦争物とは思えないほど、静かに、淡々と進みます。 爆発のシーンや戦闘シーンはありますが、オリバー・ストーン監督の名作「プラトーン」に見られるようなリアルな迫力も、フランシス・コッポラ監督の異色作「地獄の黙示録」に見られるような戦場の狂気も、感じさせません。 そこに爆弾があり、米兵がそれを処理する様が、まるで事務員が電卓をたたくような単調さで描かれるのです。 正直、面白い映画ではありません。 当たり前かもしれませんが、米兵を美化していて、イラクの庶民への同情が感じられません。 ただ、今もイラクやアフガニスタンで、こうしたことが行われていることを思うと、どんなホラー映画よりも怖ろしく感じられます。ハート・ロッカー ジェレミー・レナー,アンソニー・マッキー,ブライア...
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インべージョン

昨夜はニコール・キッドマン主演の「インべージョン」を鑑賞しました。 スペースシャトルが地球への帰還の途中、大気圏内で爆発し、その破片が全世界に散らばります。 その破片に、怖ろしいウィルスが付着しており、世界中に感染者を出します。 感染すると、睡眠中にウィルスが人体を乗っ取り、ほとんど感情のない、しかし記憶は維持したままの別人に変化してしまいます。 感染した場合、発症を防ぐのは眠らないこと。 レム睡眠時にウィルスは爆発的に増殖するからです。  ニコール・キッドマン演じる精神科医が、抗体を持っているらしい息子を守るため、奮闘します。 しかしその怖ろしい地球外ウィルスは、奇妙な副産物をもたらします。 紛争や犯罪が激減するのです。 感染した人々は、完全に平等で、争うことのない性質に変化するのです。 親兄弟も夫婦も他人も、平等に扱うし、宗教の対立もなくなる代わりに感情や個性を失うのです。 世界から争いがなくなるのは、人間が人間であることを止めたときだ、という外交官がパーティーで発した言葉が暗示的です。 ストーリーは面白いのですが、見せ方が退屈です。 パニック・ホラーなのかアクションなのか、あるい...
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戦慄迷宮

寒い夜、ますます凍えるホラーを観ました。 「戦慄迷宮」です。 Jホラーの鬼才、清水崇監督の手による作品です。 「呪怨」シリーズのような分かりやすい恐怖を追求した映画を期待すると肩透かしを食います。 十年前、少年少女5人が閉園後のお化け屋敷に忍び込みます。 そのとき、一人の少女ユキが行方不明になってしまいます。 十年たって、突然、その少女が成長した姿で現れます。 当時の仲間たちはユキを受け入れますが、ユキは発作を起こして倒れてしまいます。 ユキを病院に運びますが、病院は十年前のお化け屋敷と繋がっていたのです。 時空の歪み、ユキ失踪の謎、そして新たに起こる悲劇。 アマゾンでの評価は最低でしたが、ホラーではなく、幻想美と幼い頃へのノスタルジーを楽しむ映画と知れば、自ずと評価は違ってくるでしょう。 私はなかなかの出来と見ました。 戦慄迷宮 スタンダード・エディション 柳楽優弥,蓮佛美沙子,勝地涼,前田愛,水野絵梨奈角川エンタテインメント呪怨 劇場版 デラックス版 清水崇ジェネオン エンタテインメント呪怨 2 劇場版 デラックス版 酒井法子,新山千春,堀江慶,市川由衣,葛山信吾ジェネオン エンタ...
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ゴールデン・ボーイ

昨夜、DVDで「ゴールデン・ボーイ」を観ました。  1984年、アメリカの某田舎町。 ナチに興味を抱く16歳の少年が、ふとしたことから、近所に元ナチの将校で、ユダヤ人を9万人も殺害した収容所所長だった老紳士が隠れ住んでいることを突き止めます。少年は老紳士に、警察に届けるぞ、イスラエル送りになりたくなかったら過去のことを洗いざらい話せ、と脅します。老紳士は少年の脅しに屈し、洗いざらい話します。 毎日のように老紳士宅で話し込むうち、少年は暴力への欲求を高め、老紳士もナチ時代の記憶を呼び覚まし、暴力へ親和的なっていきます。 そして老紳士は、9万人殺害の責任者、ナチ将校の本性をむき出しにし、少年を意のままに操ろうとし、少年は老紳士から学んだ狡猾さでこれに対抗しようとします。 老紳士と少年との交流は、友情のようなだまし合いのような緊張感あふれるものになり、後半の悲劇へとなだれ込んでいきます。 あまり期待しないで観たのですが、テンポが速く、老人と少年それぞれが一癖ありそうな良い味をだしており、あっという間に終わってしまった感じです。社会派ダークサスペンスといったところでしょうか。 ただ後味は悪いで...
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ロスト・ハイウェイ

デヴィット・リンチ監督の「ロスト・ハイウェイ」をDVDで鑑賞しました。 デヴィット・リンチ監督の作品といえば、難解なイメージがあります。 「ブルー・ベルベット」や「ワイルド・アット・ハート」など比較的分かりやすい作品(それでも敬遠する人は多いですが・・・)と、「イレイザーヘッド」などの極めて難解な作品があります。 「エレファント・マン」はリンチ作品では異例の単純さですね。 「ロスト・ハイウェイ」はやや難解といったところでしょうか。 ストーリーはそれほど複雑なものではありません。 転生というか、生霊の乗り移りというか、そういうことが起きているらしい、と気付けば、すんなりと腹に落ちます。 妻を殺害した男が、その記憶もないまま逮捕され、死刑を言い渡されます。 独房で、男は全く別の実在の青年へと転生というか、乗り移りというかが起きます。 青年はそれが起こったときの記憶はありませんが、死刑囚が乗り移ってきたことに気付きません。 青年は殺された妻と瓜二つの美女に誘惑されます。 美女はポルノ映画界の大ボスの愛人でもあります。 美女は青年に逃避行を持ちかけます。そして青年は、美女の本当の望みをかなえる...
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