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ジャンパー

今日は静かにDVD鑑賞です。 映画は「ジャンパー」です。 川に転落したことがきっかけで、瞬間移動の能力に目覚めた少年。 瞬間移動の能力を高め、ヒマラヤのてっぺんでも南極でも自由自在に移動できるようになり、銀行の金庫を襲います。 捕まるはずもなく、家出して、盗んだ金で高級マンションに住み、世界旅行を楽しみます。 朝は西海岸でサーフィンを楽しみ、昼はスフィンクスの頭の上でお弁当を食べ、夜はロンドンのパブで飲む。 そんな生活を続けていましたが、8年後、敵が現れます。 超能力者を神に挑戦する者として憎み、みつけては殺害する組織。 歴史は古く、魔女狩りや異端審問を続けてきた者の末裔です。 もう一人の瞬間移動能力者とともに、この組織と戦います。 肩のこらない、気楽なSFアクションが楽しめる娯楽作です。 超能力者の話にはたいてい、超能力者を殲滅しようとする組織が登場しますね。 筒井康隆の名作「七瀬ふたたび」なんかもそうでした。 凡人にとって、超能力者というのは脅威なんでしょうね。ジャンパー (UMD)ヘイデン・クリステンセン,サミュエル・L・ジャクソン,ダイアン・レイン,ジェイミー・ベル,レイチェル...
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モーテル

昨夜、DVDで「モーテル」を観ました。 2008年製作のホラー映画ですが、オープニングからなんとなくレトロな雰囲気が漂う映画でした。 私のなかでの洋物ホラーの最高傑作「シャイニング」のような。 旅の途中、車が故障してしまい、仕方なく古くて汚いモーテルに宿泊することになった中年夫婦。二人は離婚を決めていました。 モーテルの部屋に置いてあったビデオを何気なく観てみると、そこには残虐な殺害シーンが映っています。 しかも、それは夫婦が宿泊している部屋だったのです。 部屋を隅々まで調べ、たくさんのビデオカメラが隠してあるのを発見します。 パニックに陥る夫婦。 そこに、いよいよ殺人鬼でもあるモーテルの支配人とその仲間が、夫婦に牙をむきます。 夫婦は持てる力を存分に発揮して、生き残りを図ります。 その危機が、離婚寸前だった二人を結びつけ、生き残ったらもう一度やり直そうと誓い、殺人鬼が近付くなかキスをかわすのです。 そんなことしている場合か、と思わずツッコミ。 この映画は1970年代以前のホラー映画へのオマージュなのか、極めてシンプルで分かりやすい作りになっています。 最近のホラーを見慣れている私は、...
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ケーブル・ガイ

ジム・キャリー主演のコメディ「ケーブル・ガイ」を観ました。 作りはコメディですが、ストーリーは心理サスペンスですね。  同棲中の彼女との関係性が悪化してアパートを借り、独り暮らしをすることになったスティーブン。 ケーブル・テレビの工事にやってきたジム・キャリー演じるケーブル・ガイと友人になったことから、珍騒動に巻き込まれます。 ケーブル・ガイの異様なハイ・テンションは観ていて疲れるほどです。 やがてケーブル・ガイが幼い頃、テレビだけを与えられて、親や家族の愛情を受けずに育ったことが判明します。 そのため、ケーブル・ガイは人の愛情を求めてストレートで狂気じみた行動に出るのです。 ケーブル・ガイがスティーブンに対して、ストーカー行為に出るに及んで、この映画は暗転します。 ハリウッド映画らしい、明るく陽気な衣装をまとった暗いお話しです。 それにしてもジム・キャリーの演技、毎度のことながらオーヴァーアクション過ぎます。 あれでは感情移入できません。 ただ、コメディタッチの心理サスペンスというのは、斬新で、驚きました。ケーブルガイ【ワイド版】 ジム・キャリー,マシュー・ブロデリック,ジョージ・シ...
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ドッグヴィル

昨夜、ニコール・キッドマン主演の「ドッグヴィル」を観ました。 約3時間の大作でしたが、長さを感じさせない、よくできた心理劇でした。 時代背景は1920年代でしょうか、ギャングに追われる女、グレースが、山の中の小さな村、ドッグヴィルに逃げ込みます。  村人は集会を開き、二週間グレースを各家で労働させて人柄を見極め、かくまうかどうか決めよう、ということになります。 二週間後、グレースは村人に気に入られ、村人の仕事を手伝いながら、のんびりと牧歌的な生活を楽しみます。 しかし、グレースの美貌と寛容の精神が、かえって村人たちの反感をかうようになります。 居心地の悪くなったグレースは逃亡を図りますが、村に帰されてしまいます。 それどころか、逃亡防止に首輪をつけられ、首輪には長い鎖の先に重りまでつけられて、重りを引きづりながら生活するよう強制されます。 ラストは意外ではありませんでしたが、グレースの人間性もまた、ドッグヴィルの人々と変わらないのだということを実感させます。 極端に簡素な舞台装置は能舞台に、耳障りなほどしつこいナレーションは能の地謡に通じているように思いました。 人物を型にはめて描く手...
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モラトリアムの城

昨夜は久しぶりに文芸映画を鑑賞しました。 今年2月に劇場公開された「パレード」です。 東京の片隅でルームシェアをして暮らす4人の若者。 28歳の映画製作会社に勤める健康マニアで夜のジョギングを欠かさない青年、大学三年生の青年、自称イラストレーターでショップ店員の女、恋愛中毒で無職の女です。 気に入らなければ出ていけばいいし、いたければ笑っていればいい、それがルームシェアのルールです。  4人の日常は穏やかに過ぎていきます。 そこへ、自称イラストレーターの女が泥酔して連れてきたらしい18歳の男娼が加わることで、穏やかな日常は、少しずつ狂っていきます。 若者たちのルームシェアは、いつかは終わる夢の空間。 いわば、モラトリアムの城。 その夢を長引かせようとして、ルールが若者たちの心を蝕んでいきます。 藤原達也、香里奈、貫地谷しほり、小出恵介、林遣都といった個性ある役者たちが、激しさを内に秘めながら、静かな良い演技をしています。 抑えた演出が、小さな共同体が人間の集まりであるがゆえに、歪んでいかざるを得ない様を浮かび上がらせます。 後味は悪いですが、名作だと思います。 大声のセリフが無いのが良...
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