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ノンフィクション

昨夜、DVDで奇妙な映画を観ました。 「ノンフィクション」です。 フィクションであるはずのホラー小説がノンフィクションになってしまうフィクションです。 つまり、あるホラー作家が小説を書くと、それが現実になってしまうのです。 そのことに気付いて絶望したホラー作家は、二度とキイボードを打てないように両手の指を切断し、自殺を図ります。 しかし未遂に終わり、精神病院に入院させられます。 ありえない現実に気付いた精神科医が、ホラー作家誕生の秘密を探り、怖ろしい真実を突き止めます。 カナダのホラー映画で、言語はフランス語です。 ケベック州を舞台にしているようです。 あまり期待していなかったのですが、テンポが良く、映像も美しいシーンに適度な残虐シーンが混じって、引き込まれました。 キリスト教の司祭が重要な役割を果たしていますが、悪魔は登場しません。 ただし、悪魔よりも怖ろしい、悪を崇拝するカルトが登場します。 悪魔は一応、顔形の見える生き物っぽいイメージがありますが、悪は混沌としていて、誰でも心の内に持っている上に、その力は強大なので、悪魔以上に恐怖すべきものです。 ただ映像化するために、陳腐とも言...
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フェーズ6

今年4月にロードショー公開された映画「フェーズ6」をDVDで観ました。 フェーズ6とは感染症が世界的に流行し、人類に危機が訪れる状況を意味する段階のことです。 感染すれば致死率100%のウィルスが大流行し、感染していない兄弟とそれぞれの恋人4人が、兄弟が毎夏訪れていたという思い出のビーチを目指して何日も車を走らせるロードムーヴィーです。  計画では、閉鎖されたホテルにこもってウィルスが死に絶えるのを待とう、ということですが、事実上は思い出のビーチに死にに行くというのが本当でしょう。 途中、何人かの生存者に会いますが、みな絶望してニヒリズムに襲われています。 そして旅をともにする4人も、全員がビーチにたどりつけるわけではありません。 感染が知られれば、置き去りにするまでです。 感染した他人を銃で脅して車から降ろし、置き去りにしながら、おのれが感染したとわかると連れて行ってくれと哀願する様は、人間の生きたいという本能を描いて見事です。  感染症パニック映画でありながら、映像の趣は淡々とした旅情あふれるロードムーヴィーに仕上がっており、ショッキングなシーンが苦手な向きにはお勧めです。 娯楽作...
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おいしい食卓

カニバリズムを扱ったB級映画、「おいしい食卓」を観ました。 予算が少ないのも分かるし、狂気に満ちた、しかし美しい映像を撮りたかったことも分かるのですが、単なる安っぽいホラーに終わっています。 役者が下手だし、説得力もない。監督のセンスは悪くないと思いますが、いかんせん技術がない。レンタルで100円でしたが、それも惜しいような作品でした。  同じカニバリズムを描いた映画でも、名作「悪魔のいけにえ」シリーズがいかに素晴らしかったのか、この作品を観て痛感しました。おいしい食卓 永岡久明ティーエムシー悪魔のいけにえ 特別価格版 マリリン・バーンズ,ポール・A・パーテイン,ガンナー・ハンセンHappinet(SB)(D)悪魔のいけにえ2 デニス・ホッパー,キャロライン・ウィリアムズ20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
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鬼月

昨夜、「鬼月」を鑑賞しました。 アメリカの某地方、人里離れた砂漠に建つ豪邸。 そこには中国人の女とその叔母が二人で暮らしています。 そこへやってきた住みこみの家政婦。 中国人は古いしきたりに従って因習的な儀式を毎夜行っています。 不審に思いながらも日々仕事をこなす家政婦。 前任の家政婦が行方不明になったという事実を知ってから、穏やかだった生活が歪んでいきます。 心霊ホラーのような、サスペンスのような、中途半端な映画です。 ただ職人芸的に見せ方は心得ていて、退屈はしません。 内容をすぐに忘れてしまいそうな印象の薄い作品で、ちょっと残念。鬼月 マリーナ・リサビデオメーカー  ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
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コントロール

昨夜、「コントロール」を観ました。  凶悪な死刑囚を、死刑執行を免除するかわりに、人間の凶暴性を抑えて良心を目覚めさせる新薬の被験者にさせるところから物語は始まります。 ウィリアム・デフォー演じる薬理学者と、レイ・リオッタ演じる死刑囚との心理サスペンスです。 映画はこの二人の役者によって風格を与えられ、チープな内容ですが、どこかA級の雰囲気が漂います。 テンポもよく、客を飽きさせない作品に仕上がっています。 最初はサイコ・サスペンスかと思ったのですが、途中から心理サスペンスっぽくなり、最後は泣かせます。  ウィリアム・デフォーといえばベトナム戦争を描いた名作「プラトーン」での、麻薬に溺れる、しかし有能な兵士の役があまりに強烈ですね。 「コントロール」ではマッド・サイエンティストなのかな、と思わせておきながら、結構いい奴でした。  レイ・リオッタはチンピラや犯罪者の役をやらせたら右に出る者がいない怪優で、実在のマフィアを描いた「グッドフェローズ」での主演が印象に残ります。バーのボーイを些細な理由で撃ち殺し、マフィア仲間と愚痴をこぼしながら大雨のなか死体を埋めに行くシーンは強烈でした。 「...
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