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レック2

DVDでスペインのホラー映画「レック2」を観ました。 前作は主観撮影のホラーらしく、何が何だかわからないまま、映画の登場人物の気分のまま終わりましたが、続編では同じ主観撮影ながら、神父がオチを語ってしまったため、納得はいきましたが、恐怖度という点では落ちます。 それにしても欧米の人はよほどキリスト教の悪魔が怖いらしく、狂犬病に似た人を凶暴にさせる感染症であったはずなのに、最後は悪魔を登場させてしまいました。ちょっとがっかり。 ブッシュ・ジュニアもイラク戦争のとき、十字軍だの悪魔だのと時代錯誤なことをほざき、世界の失笑を買っていましたね。 たいそう熱心なプロテスタント信者だそうですから、それもやむを得ないかもしれません。 しかしそうした考えが、キリスト教布教の名のもとにアジア・アフリカ・南米などで大虐殺を生み、キリスト教国同士の骨肉の植民地争いを生み、ついには前世紀に二つの世界大戦を引き起こしたと言っても過言ではないでしょう。わが国もこれらキリスト教国の諸先輩を真似て、遅ればせながらその争いに加わりましたが、キリスト教徒の執拗さに敵うはずもなく、大敗を喫しました。 現代社会においても、宗...
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アバター

話題の超大作「アバター」が早くもDVDで発売されたので、早速レンタルして鑑賞しました。 2時間40分が短く感じられるほど、スピード感のあるアクション大作でした。ストーリー自体は、「ダンス・ウィズ・ウルブズ」や「ラストサムライ」のように、白人侵略者の一人が先住民側に立って闘い、ヒーローとなる、という単純なもので、深みや芸術性も皆無ですが、それでも、エンターテイメントとしては第一級だと思います。 こんなことなら劇場で3Dで観たかったですね。アバター 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパンこのアイテムの詳細を見るアバター ラスト サムライ 特別版 〈2枚組〉 ワーナー・ホーム・ビデオこのアイテムの詳細を見るダンス・ウィズ・ウルブズ 通常版 東北新社このアイテムの詳細を見る
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SAW6

「SAW6」を観ました。 このシリーズはもはやホラー映画の寅さんとも言うべきで、毎度おなじみの残虐シーンも、まるで寅さんとおいちゃんの喧嘩のように、微笑ましく思えてくるから不思議です。 「SAW」シリーズでは、今までジクソウが反社会的な者や命の尊さを理解しない者に、その者の生命をかけたゲーム、というか私刑をしかける、という話が基本で、犠牲者の人物造形にはあまり力が入っていませんでしたが、今回は請求の三分の二を却下する大手保険会社の査定役、という人物を、丹念に作りこんでいます。いわば被保険者の生命を大事にしなかった、犯罪を犯していない悪人、というところでしょうか。 このシリーズは、第1作を観たとき大きな衝撃を受けたものですが、6作も続くといい加減飽きてきます。「13日の金曜日」や「スクリーム」シリーズほどではないにしろ、そろそろ止めないと深い沼から抜け出すなくなるでしょう。 ただ、終わり方からいって、次作を予感させます。 ソウ6 アンレイテッド・エディション トビン・ベル角川映画
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マリアの胃袋

お昼を食べていて、ふと、お腹がでてきたなあ、と感じました。中年太りとはよく言ったもので、子供が成長するごとく、生まれて死ぬ、その成長と老いの過程にその時期はあり、今私はそういう時期なのでしょうね。 それに加えて精神病薬の副作用もあるでしょうから、ダブルパンチです。 二十年ちかくも前でしょうか、「マリアの胃袋」というホラーコメディがありました。 大竹まことや柄本明が出ている映画です。 元グラビアモデルのマリアは、過食でみるかげもなく太ってしまいます。かつて美しいプロポーションだったころの自分のイメージヴィデオを毎日繰り返し観ながら、さらなる過食を繰り返す、引きこもりの日々を送っています。柄本明は際限のないマリアの食欲を満たすため、犯罪を繰り返すのです。 ストーリーはホラー、作りはコメディ、しかし、じつは人間の愚かな欲望とその末路を描いた映画でもあります。 私はおのれの腹をなでつつ、食欲のままに食うのは控えよう、と思うのです。マリアの胃袋 相楽晴子,柄本明,大竹まことパイオニアLDC
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友引忌

韓国ホラーです。かなり王道をいく幽霊映画です。幽霊を演じる女優が、美しくも恐ろしい。生きているときの若々しい生命力に満ちた美しさと、幽霊に変じた後の不気味な美しさとの落差が見事です。 この女優の演技を観るだけでも、価値ある一品です。 「箪笥」のような名作というわけにはいきませんが。友引忌 アン・ビョンギ,ウォン・ジョンフン松竹
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