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トーナメント

昨夜はDVDを鑑賞しました。 大晦日の深夜から元日にかけて行われた新年のカウントダウン・パーティーからの帰り道、車をとばしていた夫婦が森の中の寂しい道で人をはねてしまったことから起こる悲劇を描いた作品で、ソリッド・シチュエーション・スリラーの亜種と言うべきものです。 タイトルは「トーナメント」。トーナメント アレックス・エッソー,パーラ・ヘイニー=ジャーディン,ウォード・ホートン,ディラン・マクティー,アンドリュー・ローゼンバーグアメイジングD.C. この映画、じつにテンポが良く、飽きさせません。 夫婦は当初携帯で救急車を呼ぼうとしますが、圏外のため、自分たちの車で、なぜか被害者を自宅に運びます。 車中、被害者が死んだと思い込んだ二人は、鹿をはねたことにして、罪から逃れようとします。 夫婦と同居する妻の妹で、不良少女が帰ってきて、息を吹き返した被害者を侵入者と勘違いして殺害。 翌日には妹の恋人にして詐欺師がやってきます。 妹に託した大金を手に入れようというのです。 しかも轢いたのは、この男の仲間。 なぜか何もかもを知っています。 ここから、夫婦、妹、妹の恋人が三つ巴の暗闘を繰り広げる、...
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累 かさね

3連休最後の日。 映画館に足を運びました。  土屋太鳳と芳根京子のW主演で、二人の熱演が光る「累 かさね 」を観ました。  美人ですが演技力に難がある女優を土屋太鳳が、顔に醜い傷があるが演技力抜群の女を芳根京子が演じています。 不思議な口紅を塗ってキスすると、あーら不思議。 12時間だけ、顔が入れ替わってしまうのです。 そこで、土屋太鳳の顔で芳根京子がオーディションを受け、見事合格。 その後とんとん拍子に人気が出て行くというお話。 もちろん、芳根京子と土屋太鳳の関係性は複雑で、嫉妬や欲望が渦巻く地獄図と化していきます。 いわば互いが自分の人格と相手の人格を演じあうというわけで、たいへん難しい役どころであったろうと思います。 しかし二人ともたいした芸達者。 ややもすれば破綻してしまいそうな物語を、見事に演じています。 これからが楽しみな二人です。
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STAR SAND –星砂物語-

今日は昼寝をしたり、DVDを観たりして、のんびりと過ごしました。 DVDは、「STAR SAND 星砂物語」という魅力的なタイトルの作品を観ました。 1945年4月、戦火を逃れ、沖縄の小さな離島に移り住んでいる16歳の少女。  彼女は毎日のように、小さな浜辺に出かけては、海にもぐって星砂を取り、牛乳瓶に詰めて大切に保管しています。 沖縄本島では血で血を洗う日米の決戦が繰り広げられていますが、離島は平和そのもの。 ある時、浜辺近くの洞窟で、日本の脱走兵と米国の脱走兵と出会い、二人が奇妙な共同生活をしていることを知ります。 二人は殺し合いを否定し、ひたすら戦争が終るのを待っています。 そこへ、日本人脱走兵の兄が、負傷して合流します。 この兄は、皇軍の栄光を勝利を信じる狂気染みた男で、おそらくは当時の日本の風潮を象徴しているように思われます。 暇さえあれば座禅を組み、迷走にふける日本人脱走兵。 彼は日本軍の狂気に対し、冷静さと平和を象徴しているようです。 やがて、米国人脱走兵と恋に落ちる少女。 そして、現代の東京で卒業論文に悩む女子大生が同時並行的に描かれます。 女子大生は洞窟に残っていた少...
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不能犯

昨夜はDVDを鑑賞しました。 不能犯です。 人々の闇を探る犯罪者を松桃坂李が、希望を信じる刑事を沢尻エリカが演じ、この二人の対決が圧巻です。 人の眼を覗き込むだけで、幻覚を見せ、ショック死させてしまう特殊能力を持った犯罪者。 依頼を受けて、多くの人々をショック死させます。 しかし、死因はほとんどが突然の心不全。 証拠も何もなく、犯罪は成立しません。 つまり、不能犯です。 そこに、かつて美女刑事が更正させ、今は板前として立派に働く青年が、じつは心中深く昏い欲望を抱いていたことが明らかになり、物語は重層的な趣を呈します。 美女の刑事と美青年の不能犯。 この二人の掛け合いが見事です。 さらに、刑事は、ごく稀に存在する、不能犯がコントロールすることが出来ない人間なのです。 したがって、刑事が不能犯を殺せば、ショック死事件は止まります。 不能犯は、挑発的に、「僕を止めてください」・「僕を殺してください」と不敵な笑みを浮かべながら刑事に迫ります。 苦悩する刑事。 警察官でありながら殺人を犯して事件を止めるのか。 なかなか見応えのある映画でした。「不能犯」BD豪華版 松坂桃李,沢尻エリカ,新田真剣佑...
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検察側の罪人

昨日は久しぶりに映画館に足を運びました。 キムタク、二宮、吉高などの豪華な俳優をそろえた「検察側の罪人」を観るためです。 自分が作り上げたストーリーに固執し、ある男を殺人犯に仕立て上げようとするベテラン検事をキムタクが、キムタクの指示に従いながらも、その強引さに疑問を感じて反発する若手検事を二宮が演じ、そこに腹に一物持つ検察事務官を吉高が演じて、物語に幅を持たせています。 キムタクが殺人犯に仕立てようとする男、過去にも殺人歴があり、ほとんど検事の私怨晴らしのような格好で話は進みます。 キムタクの要求に従う裏稼業の男や敏腕弁護士など、登場人物のキャラが濃いのが特徴でしたね。 ただし、そこまでする検事がいるか、という感じで説得力には欠けました。 また、ラストがやや曖昧で、消化不良の感もあります。 芸達者な役者を揃え、幅広い物語が展開するわりには、印象の薄い映画になってしまったことは残念です。
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