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エクステ娘

いかにもB級臭漂う安っぽいJホラーを鑑賞しました。 「エクステ娘」です。 AKB48の元メンバーを主演に迎えるというのもB級ホラーらしいところ。 B級ホラーに美少女は付き物ですからねぇ。 ある美容室では、特別に美しいエクステを取り扱い、客は取り憑かれるようにしてそれを注文します。 しかしそのエクステは、無理やりある女性から剥ぎ取った髪で作られており、それを付けた者は、髪の持ち主であった女性の怨霊によって、無惨に殺害されてしまうのです。 それも、エクステを付けた部分を頭皮ごと剥ぎ取られるという方法で。 で、自分が提供させられた髪を全て取り戻せば女の怨念は晴れる、という仕掛け。 ただし、怨霊の被害者となった女性たちは、いずれも死後髪を怪しいエクステ業者に切り取られており、彼女たちもまた、怨霊となって自分の髪で出来たエクステを付けた女性を惨殺するという際限がなく、救いも無いお話。 この作り、つい最近観た「隙間女」とよく似ています。隙間女 劇場版 菊地あやか,芦原優愛,橘ゆりか,森山栄治,タラHappinet(SB)(D) いずれも都市伝説を基にした映画とあって、似てしまうのかもしれません。 ...
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THE LOOP 永遠の夏休み

土曜日が嬉しかったのか、早朝覚醒してしまい、もう眠れないと思って、かねて借りてあったDVDを鑑賞しました。 もちろん、ホラー。 「THE LOOP 永遠の夏休み」です。 大学卒業を間近に控えた6人の男女が、夏休みを利用してワゴンで知り合いの別荘にやってきます。 その時、なぜか夏の米国なのにオーロラを目にします。 オーロラこそが、惨劇の前触れであったと、後に気付きます。 森の中の別荘は豪華で、すぐ近くに湖があります。 湖で泳いだり森を探検したり。 森の中で、廃坑への入り口を見つけます。 好奇心に駆られ、立入禁止の看板など無視し、懐中電灯を頼りに入っていく若者たち。 奥へと進んでいくうち、あり得ない物を目にします。 自分たち6人のうち、3人の遺体。 自分の遺体を見つけるというのはどういう気分でしょうね。 さらに、悪循環を断ち切れ、だとか、これが最初、だとか、血で書かれた奇妙な警句が恐怖を高めてくれます。 女子大生の一人が霊媒体質で、廃坑は人間の世界とは別次元の物だと言い出します。 やや精神病差別気味かなと思ったのは、統合失調症の学生が薬の飲み忘れのせいか、少しづつおかしくなっていく点。 彼...
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ゾンビ化する気持ちー「スリー・デイズ・ボディ」

午後は愛飲のエメラルド・マウンテンのハイロースト600グラムを珈琲専門店に買いに行き、香り高い珈琲を味わいつつ、本日2本目のDVD鑑賞としゃれ込みました。 「スリー・デイズ・ボディ 彼女がゾンビになるまでの3日間」です。 最近ゾンビ物も出尽くした感がありますが、これは性感染症でゾンビ化する設定となっており、ある男と干渉を持った女が3日間でゾンビ化していく、悲哀に満ちたお話です。 普通のゾンビ物が、感染するとほとんど間をおかずゾンビ化するのとは異なり、3日かかるというところが味噌です。 まともな精神を保ちながら、まず肉体のあちこちが腐敗し、爪は取れ、髪は抜け、といった変化に見舞われ、医師はさじを投げ、ついには精神上の変化も顕現し、暴力的になっていき、3日目には完全にゾンビ化し、しかも母親を襲うとは、あまりに悲しい結末です。 かつて「コリン」というゾンビ目線の映画がありましたが、こちらはあっという間にゾンビ化してしまったため、ゾンビ化した主人公にわずかに残された人間性みたいなものをテーマにしていましたが、今日観た映画はまったく違います。コリン LOVE OF THE DEAD スペシャル・...
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古典的現代Jホラー、「隙間女」

のんびり休暇を楽しむため、好きなJホラーを鑑賞しました。 古典的な作りが安心できる、「隙間女」です。 タイトルからして古臭く、B級感が漂っていますね。 20年前に殺された女が、怨霊となって隙間から人を引きずりこむ、という恐怖譚。 シマコと言うその怨霊、姿形が「呪怨」シリーズでダーク・ヒロインの地位を確立した伽耶子とよく似ています。呪怨 劇場版 デラックス版 奥菜恵,伊東美咲,上原美佐,市川由衣,津田寛治ジェネオン エンタテインメント まぁ、それはともかく。 元々は江戸時代の奇談・珍談を集めた随筆集、「耳嚢」(「耳袋」とも)に見られる古い都市伝説を基にしているようです。耳嚢〈上〉 (岩波文庫)根岸 鎮衛,長谷川 強岩波書店耳嚢〈中〉 (岩波文庫)根岸 鎮衛,長谷川 強岩波書店耳嚢〈下〉 (岩波文庫)根岸 鎮衛,長谷川 強岩波書店 それだけに、古典的な感じがするというのも当然なわけです。 考えてみると、我々は隙間に囲まれて生きていると言っても過言ではありません。 ドアの隙間、サッシの隙間、襖や障子の隙間、家具と壁の隙間。 こういったところから現れ、人を引きずり込むとなると、隠れる場所はあり...
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ヒューマン・レース

今日は掘り出し物のホラー味の強いSFを鑑賞しました。 「ヒューマン・レース」です。 突然白い光に包まれ、80人もの人が謎の空間に放り出されます。 そこには道があり、家があり、学校や刑務所があるのですが、鉄の矢が所々に道路標識のように立てられ、進むべき道を示しています。 そして声が聞こえます。 道を逸れたら死ぬ、芝生に触れたら死ぬ、2周遅れたら死ぬ、レースを拒んだら死ぬ、勝者は一人だけ、と。 要するに町を指定されたコースどおりに何周もし、最後の一人が生き残るという理不尽なゲーム。 理不尽なゲームを課す映画は数多く製作されましたが、いずれも仕掛けた犯人が存在していました。 しかしこの映画でゲームを仕掛けているのは、人智を超えた存在です。 冒頭、主人公かと思われた少女が道路わきの芝生に出た途端頭が爆発して死亡してしまうなど、うまくだましてくれちゃいます。 聴覚障害者の男女が仲良く手話で会話しながら走っていたのに、男が女に悪戯しようとして女に芝生に突き飛ばされ、死を悟った男が最後に手話で女に詫びたり。 様ざまな理由で頭が爆発して人が死んでいき、最後の数人になるともはやレースというより殺し合いで...
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