映画 屋敷女
雨の日曜日。 朝っぱらからフレンチ・ホラーを鑑賞しました。 「屋敷女」です。 フランスのホラーというのは、ホラー本来の幻想美や嘘くさい恐怖とは無縁で、残酷シーンが満載で、コアなホラー・ファンの私ですら、げんなりします。 まずは予告編をどうぞ。 名作にして史上最大の問題作「マーターズ」も、これでもか、というほどきつい暴力シーンの連続でした。 幽霊や化け物は登場せず、ひたすら人間の残酷さ、冷酷さ、執着することの怖ろしさを描くことを常としており、人間の本性を描くという意味では一種の文芸作品と言うべきで、嘘くさくて美しい、それでいて怖いゴシック・ロマンを好む私には、少々しんどいようです。 さすがサド侯爵を生み、残虐極まりないフランス革命を成し遂げた国だと感心します。 「屋敷女」は、赤ん坊が流産してしまったことから、妊婦を殺害して赤ん坊を取り出し、わが子として育てようとする、子供が欲しい鬼になってしまった女が、残虐ながら哀れです。 飛び道具を持った警察官3名をハサミなどの弱弱しい武器で殺害。 妊婦はわが子を守るため驚異的な力で反撃を試みますが、陣痛が始まってしまい、女は妊婦の腹を裂いて赤ん坊を取...