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悪意

午後はサスペンスと呼ぶには重過ぎる人間ドラマ、「少年は残酷な弓を射る」を鑑賞しました。 まぁ、残酷な事件を扱ってはいますが、文芸作品でしょうねぇ。 元来文学作品や舞台芸術では、様ざまに悪が描かれてきました。 わが国の歌舞伎なんかは、悪を描くために存在しているようなもので、その当時の人々の美意識が感じられ、おそらく悪を描くことに関しては世界一の様式なんじゃないかと思います。 そこらへんの事情は、小林恭二の「悪への招待状」に詳しく書かれています。悪への招待状 ―幕末・黙阿弥歌舞伎の愉しみ (集英社新書)小林 恭二集英社 で、この映画、赤ん坊の頃から母親だけに反抗的態度を取り続ける息子と母親の関係性を軸に、父親や妹をからめた家族のドラマになっています。 幼い頃絵本で「ロビン・フッド」を観て弓に憧れるようになり、まずは吸着ゴムが付いた玩具の弓矢を与えられ、広い自宅の庭で日夜練習に励みます。 中学生になって本物の弓矢を父親にプレゼントされ、さらに16才になる頃には最新式の弓矢をもらいます。 16才で少年は弓矢を使って母校で無差別大量殺人事件を起こすのですが、これがまた戦慄すべき美少年ですねぇ。 ...
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子どもと恐怖

今朝、目が覚めたら9時でした。 体が重く、今日は使い物にならんと、急遽職場に電話して年休を取ることにしました。 10時半くらいまで眠り、少し元気になったので、DVDを借りました。 1976年にスペインで製作された「ザ・チャイルド」のリメイクです。 オリジナルは観ていません。 恐怖と子どもというのは相性がよろしいようで、「オーメン」シリーズや「永遠のこどもたち」など、チャイルド・ホラーとでも言うべきジャンルが存在します。オーメン・トリロジーBOX グレゴリー・ペック,ウィリアム・ホールデン,サム・ニール20世紀 フォックス ホーム エンターテイメントオーメン ブルーレイディスクBOX グレゴリー・ペック,リー・レミック,デイビッド・ワーナー,ビリー・ホワイトロー,ハーベイ・ステファンス20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン永遠のこどもたち デラックス版 ベレン・ルエダ,フェルナンド・カヨ,マベル・リベラ,ジェラルディン・チャップリンジェネオン エンタテインメント 小学生の頃、永井豪の「ススムちゃん大ショック」という漫画を読んで震え上がった記憶があります。 大人、とくに親...
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屋敷女

雨の日曜日。 朝っぱらからフレンチ・ホラーを鑑賞しました。 「屋敷女」です。 フランスのホラーというのは、ホラー本来の幻想美や嘘くさい恐怖とは無縁で、残酷シーンが満載で、コアなホラー・ファンの私ですら、げんなりします。 まずは予告編をどうぞ。 名作にして史上最大の問題作「マーターズ」も、これでもか、というほどきつい暴力シーンの連続でした。 幽霊や化け物は登場せず、ひたすら人間の残酷さ、冷酷さ、執着することの怖ろしさを描くことを常としており、人間の本性を描くという意味では一種の文芸作品と言うべきで、嘘くさくて美しい、それでいて怖いゴシック・ロマンを好む私には、少々しんどいようです。 さすがサド侯爵を生み、残虐極まりないフランス革命を成し遂げた国だと感心します。 「屋敷女」は、赤ん坊が流産してしまったことから、妊婦を殺害して赤ん坊を取り出し、わが子として育てようとする、子供が欲しい鬼になってしまった女が、残虐ながら哀れです。 飛び道具を持った警察官3名をハサミなどの弱弱しい武器で殺害。 妊婦はわが子を守るため驚異的な力で反撃を試みますが、陣痛が始まってしまい、女は妊婦の腹を裂いて赤ん坊を取...
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アウェイクニング

今日は18時から勝どきにある料亭で会食の予定が入っています。 定時は17時15分なので、到底間に合いません。 年休は1時間単位で取れるので、16時15分から1時間休暇を取ろうかとも思いましたが、とりあえず急ぎの仕事も無いことだし、思い切って1日休暇を取りました。 で、朝っぱらから恒例のホラー鑑賞です。 観たのは、「アウェイクニング」。 1921年のロンドン郊外の全寮制の男子校を舞台にした本格心霊ホラーです。 ちなみに、Awakeningとは、覚醒とか目覚めるとかいった意味のようです。 1921年当時の衣装や車、家具などの古めかしい感じが雰囲気を盛り上げます。 心霊現象の嘘を暴露する著書で有名になった若い女性。 この人、交霊術の現場に乗り込んでインチキを暴露するような過激な行動を取ったりします。 ある日、小学生から中学生くらいの全寮制の男子校で教師をしているという中年の男が彼女の自宅を訪れます。 なんでも最近ある生徒が謎の死を遂げ、かねてから学校に伝わる18年前に亡くなった生徒の幽霊の仕業ではないかと噂が広まり、生徒たちが怯えているので調査してほしい、というのです。 わりと呆気なく犯人を...
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イノセント・ガーデン

午後は近所のシネコンに出かけ、話題のサイコ・サスペンスにして家族愛のドラマでもある佳品、「イノセント・ガーデン」を鑑賞しました。 これはなかなか上質で気品あふれるサスペンスで、雰囲気は抜群でしたが、ストーリーはやや平凡な感じがしました。 また、原題が「Stoker」なのになんで邦題を横文字の「イノセント・ガーデン」にしたのか不明です。 もっとも、これを例えば「無垢な庭園」とでもして、完全な日本語訳のタイトルとすれば、あるいは原題よりも趣き深いものになったかもしれません。 まずは予告編をどうぞ。 静かな森の中の豪邸で暮らすインディアと両親、それに家政婦。 インディアの18才の誕生日に、父親は謎の事故死を遂げます。 学校一の優等生であるインディアですが、彼女は大のパパっ子で、ニコール・キッドマン演じる母親とはそりが合いません。 インディアは幼い頃から父親に連れられて何度も森でスポーツ・ハンティングを楽しんでおり、母親は娘に嫉妬している風でもあります。 父の死後、世界を旅する風来坊という設定の父の弟がやってきて、しばし滞在することに。 この叔父には秘密があり、それを受け継ぐ者はインディアであ...
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