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ザ・ウーマン 飼育された女

今日は朝っぱらから斬新で残酷、それでいて優れた心理描写が光る新感覚ホラーを鑑賞しました。 「ザ・ウーマン 飼育された女」です。 法律事務所を営むクリスは自信家で優秀な弁護士。 彼の趣味は森でのハンティングです。 ある時、彼はじつに奇妙な獲物を見つけ、生け捕りにしてきます。 その獲物とは、ほとんど言葉を理解せず、動物の生肉を食う女だったのです。 映画の冒頭で赤ん坊が狼に可愛がられるシーンがあることから、狼に育てられたものと推測できます。 クリスはその女を地下に監禁し、人間として再教育を施そうと試みます。 クリスは妻、高校生の長女、中学生の長男、幼児の次女にそれぞれ役割を与え、女を飼育し、少しずつ人間らしくなっていきます。 しかし、クリスは女を強姦。 長男も女を裸にしてオナニーしたりします。 母親がそれをなじっても、クリスは「男とはそういう生き物だ」、と言って逆に妻に暴力を振るいます。 このあたりから、クリスが極端な男女差別主義者であるらしいことがほのめかされます。 長女が妊娠しているらしい、とクリスの自宅を訪問した女性教師に「ふざけるな」とばかりに殴り倒し、獰猛な犬が数匹いる犬小屋に投げ...
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ヘッドハント

4月下旬になろうというのにやけに寒い土曜日の午後、DVD鑑賞を楽しみました。 観たのは、密室シチュエーション・スリラーの趣きを呈しながら、後半、アクション・ホラーへと加速していく「ヘッドハント」です。  とあるオフィス。 目が覚めると6人の男女が車椅子に座り、パソコンを前に鎖で繋がれています。 そこに現われる痩身の紳士、レッド。 彼は社長を名乗り、6人を雇ったと宣言します。 ミスをしたり仕事が遅かったりすると警告として、額に縦の切り傷を付けられます。 5回警告を受けるとクビ=死が待っています。 しだいに6人の共通点が明らかになります。 連続首切断事件に関わった者たちです。 刑事あり、弁護士あり、証人あり。 そして犯人として捕らえられ、終身刑の判決を受け、精神病院で外科的手術を受けたのが、社長のレッドマン。 彼は無罪を主張し、6人に真犯人を探せと命じます。 後にレッドマンは本当に無罪であることが判明。 6人の中に真犯人がいたのです。 しかし外科的手術によって怪物に変貌したレッドマンは、この時真の殺人犯になってしまうというわけです。 訳が分からないシチュエーションで始り、少しずつ状況が判明...
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追悼 三國連太郎

日本映画界で独特の存在感を放ち続けた怪優、三国連太郎が90歳で逝去された、との報にふれました。 最近では「釣りバカ日誌」の印象が強いですが、じつは社会派の映画にも数多く出演しています。 この人の出演作で印象に残っている作品を挙げろと言われると数が多すぎて難しいですが、強いて挙げるなら、「皇帝のいない八月」・「神々の深き欲望」・「ひかりごけ」の3本でしょうか。 「皇帝のいない八月」は、日本改革を理想に掲げ、クーデターを企てる自衛隊の若い士官たちと、その企みを察知した自衛隊首脳部の暗闘を描いたスリリングな作品で、三國連太郎はクーデターを企てる将校たちに立ちふさがり、クーデター阻止のためには拷問も暗殺も辞さない自衛隊幹部を演じて迫力満点でしたねぇ。 「神々の深き欲望」は南の離島での因習的な世界を描いていかにも不気味です。 「ひかりごけ」は知床の海で遭難し、やむを得ず死んだ仲間の人肉を喰らって生き残る船長を演じていました。 帰国後、裁判にかけられて、裁判官に向かって「不服ではありませんが、我慢しています」と応えるシーンが印象的でした。 生の人肉を無表情で口に運び、人肉食を拒む部下に、「そんな、...
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388

今日は薄曇りながら強風が吹きすさんでいます。 なんだか冴えない週末です。 昨日に続いて朝っぱらからDVDを鑑賞しました。 「388」です。 ある住宅地の388番地に住む夫婦。 夫婦の平凡な日常が、少しずつ狂い始めます。 最初は車に聞き覚えのないオールディーズのCDが入っていて、夫婦は互いに相手がダウンロードして焼いたものだと思いますが、互いに否定。 奇妙なことがあるものだと思っていると、夫の書斎のパソコンが突然起動したり。 ついに妻は謎の書置きを残して失踪してしまいます。 夫は妻が何らかの事件に巻き込まれたと考え、警察に相談しますが、書置きがあるせいで旅行にでも出たんでしょうと、取り合ってくれません。 苦悩を深める夫。 仕事も手につかなくなります。 ついには飼い猫が殺害されて切断された猫の頭が郵便受けに入っており、代わりに外見はそっくりの猫が家に放されています。 何がなんだか分からない不条理な展開の中、夫は20年も前、学生時代にいじめた元同級生が犯人だと信じ込み、元同級生の家に押し入り、もみ合いの末殺害してしまいます。 そしてあまりにも悲劇的な結末。 究極の不条理サスペンス「CUBE」...
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トールマン

今日は首都圏は爆弾低気圧に見舞われるとの予報で、家でじっとしていましたが、16時45分現在、小雨が降って少し風が強い程度。 拍子抜けしました。 家に閉じこもるとなれば、私の場合DVD鑑賞にふける他ありません。 数年前、世界を震撼させたバイオレンスと不可思議な哲学的思考にあふれた名作「マーターズ」で名を馳せたパスカル・ロジェ監督の文芸サスペンス「トールマン」を鑑賞しました。 「マーターズ」ではかなりストレートに過激な暴力描写が観られ、それは観る者に嫌悪感を与えるほどでしたが、「トールマン」では残酷シーンは一切ありません。  かつて炭鉱で栄えながら、今は廃坑によってさびれてしまい、日々鬱屈のなかで過ごす町の住民たち。 ここで連続幼児失踪事件が発生し、18人もの幼児が何者かに連れ去られます。 町の人々は犯人にトールマンというあだ名をつけ、恐怖に怯えます。 トールマンとは何者なのか、幼児誘拐の目的は何なのか。 物語は一瞬も見逃せない緊張感をもって展開します。 やがて明かされる驚愕の真実。 トールマンはその歪んだ信念によって、幼児誘拐を繰り返していたのです。 一見ホラーかサイコサスペンスのような...
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