映画 スペイン一家監禁事件
いやぁな映画を観てしまいました。 「ファニー・ゲームUSA」以来の後味の悪さです。 しかも「ファニー・ゲームUSA」にあった娯楽性すら皆無です。 欧州では10秒に1件、年間300万件も起きると言われる強盗事件。 その実体をリアルに描いた秀作「スペイン一家監禁事件」です。 スペインで中年の夫婦と高校生の娘の3人家族が郊外の豪邸に引っ越してきます。 導入部は、引っ越しの忙しなさや引っ越すことへの高揚感、娘のわがままぶりなどが微笑ましく描かれます。 しかしその晩、3人の黒覆面の強盗が家に押し入るに及び、事態は一変します。 冷静沈着なリーダー、乱暴者、気弱な男の3人組というのが、またはまっています。 強盗は緻密な計画を立てていたようですが、来客があったり、娘が気丈にも強盗に歯向かったりと、ことは思うように運びません。 長まわしのシーンの連続と、重要な場面では画面を2分割して二つの状況を同時に放映したり、緊迫感という意味では出色の出来です。 そして、これ以上無いほど後味の悪いラスト。 強盗も被害者も結局は一晩かけてすべてを失うのです。 強盗のリーダーのセリフが戦慄です。「お前らの命なんてどうでも...