精神障害

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精神障害

双極

昨夜、「双極性障害の診かたと治しかた」という薄い入門書を読みました。 おそらく精神医学の初歩的な内容で、医大に入って間もない学生向けと思われます。 双極性障害について詳しく述べられ、かつて私が通った道が鮮やかに思い起こされました。双極性障害の診かたと治しかた寺尾 岳星和書店 うつ病や適応障害はすっかり有名になり、よくある疾患とされるようになりました。 うつは心の風邪、と言った方がいましたが、風邪のように一週間かそこらで治るものではなく、早くても半年くらいはかかるので、うつは心の複雑骨折と言ったほうがよいかもしれません。 それに比べて統合失調症と並ぶ2大精神病とされる双極性障害はうつよりも圧倒的に患者が少なく、まだ世間に十分認知されているとは言い難い状況です。 患者が少ないということは症状に悩む当事者も家族も少ないはずで、本を書いても大して儲かりません。 「躁鬱大学」という当事者によって書かれたエッセイのような物を読んだことがあります。 でもピンと来ませんでした。 そもそも私はⅡ型で、著者がⅠ型らしいことが原因と思われます。躁鬱大学―気分の波で悩んでいるのは、あなただけではありません―(...
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精神病薬

昨日は4週間に一度の精神科の通院日でした。 二か月前に処方されたトリンテリックスという新しい抗うつ薬が効いているようで、憂鬱感や不安感が少し和らいだこと、膨大な仕事を目の前にして何から手をつけてよいか分からなかったのが、一つ一つ片づけようという気分になったことを話したら、精神科医は喜んでくれました。 もう一つ、これは言いたくない話です。 私は20年以上前から高血圧と高コレステロールのため内科に通っているのですが、ある時お酒を呑まないと寝つきが悪い、という話をしたところ、内科医からお酒を呑むくらいなら睡眠導入剤を飲んだほうがよいと言ってマイスリーという薬を処方され、毎晩飲んでいることです。 本来睡眠導入剤は精神科の領域ですし、マイスリーという薬、癖になるとかで、あまり評判が良くありません。 精神科でそのことを言ったら叱られ、服薬を禁じられるかもしれないと怖れていたのです。 しかし精神科医、「あ、良いですよ。それよりアルプラゾラム(抗不安薬)を切りたい」と言いました。 ほっとすると同時に、抗不安薬を止めるのは何としても避けたいと思って、「抗不安薬を飲まないと日常生活に支障を来す」  と泣き...
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世界一

今日の千葉市はひどく寒く、冷たい雨が降っています。 真冬です。 うつ病や適応障害の患者は天候に依って体調が左右されやすく、雨で寒いとなるとてき面です。 双極性障害でこのところ落ち気味の私も例外ではなく、今日は仕事を休んでしまいました。 突然の体調不良で休むといつもそうですが、ひどい自己嫌悪に陥ります。 で、禁断の昼酒を呑んでしまいました。 少々呑んでも落ちた心は却って眠気を吹き飛ばし、寝逃げしようとしても無駄です。 ひたすらに緊張し、不安になり、悲哀甚だしく、世界一不幸だと思ってしまうのは病ゆえでしょう。 ただ己の愚かな精神を嗤うばかりです。
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うんざり

今日は10月も半ばを過ぎたというのに蒸し暑い日となりました。 午前中はダラダラと寝て過ごし、昼は塩ラーメンを食いに行き、晩の買い物を済ませると、帰宅してまた寝て過ごしました。 このところ仕事が忙しく、忙しいと嬉しくなっちゃうと言う人をたまに見かけますが、私は凡人ですので、忙しいのは本当に嫌です。 そのため、毎日憂鬱で、休みの日でも憂鬱を引っ張てしまう損な性分で、自分で自分が恨めしくもあります。 これから4週間に一度の精神科の診察があります。 面倒くさいですが、薬を貰わないと生きていけません。 薬をもらっても、生きているんだか死んでいるんだか分からない状況です。 多分退職するまで、程度の差はあれこの憂鬱が続くんでしょうね。 なんだか小学生の高学年くらいから、ずうっと長い憂鬱を生きてきたような気がします。 生きるために仕方ないとはいうものの、朝起きてどこかに行かなければならない生活はもううんざりです。
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ドグマチール

昨日は4週間に一度の精神科通院日でした。 最近仕事が増えて落ち込み気味で、今も多くの精神病薬を飲んでいますが、もうずいぶん前、初めて精神科で処方され、救われたと感じたドグマチールを処方してほしいと主治医にお願いし、処方してもらいました。 思えば今までたくさんの薬を試してきました。 合う物もあり、水を飲んでいるかのように効かない薬もありました。 精神病の薬というのは飲んでみなければ効果があるかどうか分からないようなところがあります。 内科の薬、例えば解熱剤などは、誰が飲んでも効くと思いますが、精神というもの、まだ得体が知れず、脳の一部に作用して薬効を得るわけですが、これがじつに難しい。 解熱剤の例でいえば、熱を測ればその効果はすぐに分かりますが、精神科の薬はあくまで患者がどう感じたかに依るところが大きく、脳内を検査して効いているはずだと推測は出来ても、患者が効果を実感できなければ意味がありません。 そういう意味では、ドグマチールは私にとってお守りみたいな物です。 ただこの薬、承認されたのが1973年と古く、その後多くの新薬が開発されたため、最近はあまり使われなくなりました。 効いてくれる...
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