
卑しい
日曜日の夕方。 毎週のことですが、憂鬱で仕方ありません。 サラリーマンなら誰でもそうだと思います。 労働というのは何よりも食うための収入を得ることが目的ですが、それによって社会への貢献だったり生きがいだったり、様々な動機付けがなされます。 我が国では、一般に労働は貴い行為であり、働くことは良いことだとされています。 それはそうなのかもしれませんが、私は大学生の頃から、働くことは卑しい行為だという考えが頭から抜けません。 毎日遊んで暮らすことのほうがより高貴な生活であるように思えてなりません。 洋の東西を問わず、昔の貴族は遊んでばかりで仕事なんかしていない人が多かったように思います。 貴族が貴いとは思いませんが、食うために働く、しかも起きている時間を圧倒的に長く労働に費やすという行為が、非人間的というより動物として間違っているような気がします。 食えさえすればその他の時間はだらだら過ごしている動物が多く、人間のように朝から晩まで働いているという生き物は他にいないんじゃないでしょうか。 一つには、人間は今だけを生きているのでは無いと言うこと。 過去の思い出に浸ったり、将来を考えて不安に陥...