仕事

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奴隷

木っ端役人生活を続けて32年目。 給料は涙が出るほどわずかだと思っていました。 しかしそれは客観的に見て間違いであったようです。 世代にもよりますが、概ねサラリーマンの平均的な年収は500万円程度だとか。 年収1,000万円を超えるエリートサラリーマンは1割にも満たないそうです。  私たち夫婦、一人一人は低収入ながら共働きなので、世帯年収はエリートサラリーマンと呼ばれる人の1.5倍ほどになります。 これはわが国の勤め人のなかではかなり多い方らしいのですが、ずうっと自分は貧乏だという感覚が抜けません。 小遣いは平均的なサラリーマンの何倍も多いようですし、へそくりというか、家計費とは別の自分の口座にもそこそこの金が貯まっています。 それなのに、どうしても自分は最底辺を彷徨う貧乏人だという思い込みから脱することが出来ません。 一つには、私が提供している労働の対価としては収入が低すぎるという実感が新人の頃から続いていることがあるでしょう。 さらには10数年前の躁状態の時に無駄遣いをして私個人の貯金を半減させてしまったということもあるでしょう。 しかし根源的な理由は、自由になる時間が平日はほぼ皆...
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死んでいない

日曜日は家事の日。 平日にはできない掃除や洗濯、食料品の買い出しなどで一日が終わってしまいます。 今日もそうでした。 家事というのは厄介なもので、どこまでやっても完全ということはありません。 専業主婦(夫)というのは時間がたっぷりあって羨ましく思いますが、家事の最大の欠陥は評価されないこと。 働く夫(妻)から見れば、食わせてやっているんだからやって当たり前、という態度を取られることが多いと思います。 わが家は正規雇用同士の夫婦のため、家事は平等に行わなければなりません。 でも平日は何もできません。 朝は7時半に家を出て、残業もあるので帰宅は20時ちかくになります。 帰ってきたらもうヘトヘトで、風呂に入る気も起きず、簡単にシャワーを浴びて、冷凍食品をつまみに一杯やったら、もう眠くなってしまいます。 平日の私は、生きているというより死んでいないと言ったほうが良いかもしれません。 私自身がそんな生活に耐えながら、よく世間のサラリーマンは平気な顔で生きていられるな、なんて同病相憐れむの感慨を毎日感じています。 サラリーマンは現代の水呑百姓。 例え高い給料をもらっていたとしても、時間を切り売りし...
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上司の入院

今朝、上司が朝一番の打合せが終わってから、体調が悪いと言って早々に帰宅しました。 午後、電話があって、入院することになったため、しばらく出勤できないとのこと。 最近やけにだるそうにしているなと思っていましたが、無理をして出勤しいていたものと見えます。 大したことなければ良いですが、長引くと、仕事に支障をきたすことになります。 誰が上司の仕事をやるのか? 多分私でしょうねぇ。 今でも相当しんどいのですが、上司の分もやれと言われたら、激務になるでしょう。 その時私の精神状態がもつのか? 非常に不安です。
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働かないおじさん

そろそろ年度末が近づいてきました。 程度の差はあれ、どこの部署も猛烈に忙しくなる季節です。 かつて、どうやったら小説を書けるのか、と聞かれた作家が、「締切があるから」、と頓珍漢な返答をしているのを見たことがありますが、これ、結構正直なところじゃないでしょうか。 役人の世界で年度末が忙しいのは、平たく言えば締切が近づいているということです。 お尻に火が付かないと本気が出ないのは、作家も役人も同じものと言えます。 いや、人間の真実なのかもしれません。 そもそも人間というもの怠け者にできていて、強制的にやらせなければ働かないという。 会社でも同じことでしょうが、役人の世界には職務専念義務というのがあって、副業は禁じられています。 体を休めたり趣味を楽しんだりするのは、仕事の能率を上げるためという理屈です。 嗤うしかありません。 話が逆です。 休んだり趣味を楽しんだりするために働いているのであって、主客が逆転しています。 また、50代の私が言うのも変ですが、どこの職場にも働かないおじさんというのが存在します。 私の職場にも強烈なやつがいて、一応、それなりの立場にあるのですが、部下にすべてを押し...
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自主的休日出勤

今日は神武天皇が即位された日とされる建国記念日。 戦前は紀元節と呼ばれていました。 それが嘘か真かは分かりませんが、民族の物語として尊重したいと思います。 物語にしか、真実は存在し得ないのですから。 この良き日に、私は自主的な休日出勤。 命令されているわけではありませんので、お手当はでません。 土曜日でしかも祝祭日の今日、電話がかかってくることもなく、メールもありません。 仕事がはかどります。 癖になりそうです。 平日は部下からの相談事や質問への対応、上司らとの打ち合わせ、会議、メール対応ばかりで、実務が進みません。 残業も疲れちゃうのであんまり出来ません。 取り戻すには、休日出勤しかないのです。 元々仕事嫌いで、およそワーカホリックとは縁遠いと思っていたのですが、立場上、やむを得ず仕事人間みたいになってきてしまいました。 これも年回りゆえのこと。 こんなことをしてまで仕事に精を出さないと食っていけないなんて。 すまじきものは宮仕えとはよく言ったものです。
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