思想・学問

スポンサーリンク
思想・学問

低気圧の関係でしょうか。 なんとなくだるいですねぇ。 困ったものです。 精神障害者には、悪天候になると起き上がれないという人が多くいます。 私の場合、起き上がれないというほどのことはありませんが、なんとなくだるく、眠いのを常とします。 で、まさに今日がそういう日です。 それでもとりあえず出勤は出来ているので、だましだまし一日をやり過ごすほかありません。 それにしても精神の障害というのは難しいものです。 内臓の病気のように、血液検査などで、どこがどれだけ悪いかといったことを調べることができません。 精神科医に話をして、精神科医は話の内容、口調、表情などから、おそらくこんな病気で、これくらい重いだろう、と判断して薬を処方するわけです。 なんとなくもやもやしますね。 また、患者が正直に状態を話さなければ適切な治療ができませんから、落ち込みが激しかったり、逆に上がりすぎている場合、うまく状態を話すことが難しいでしょう。 病的な心の闇を抱えている場合、治療が必要ですが、健常者といえども、何らかの闇を心の奥深くに抱えているものです。 その闇は、人間を人間たらしめている物ともいうべきで、闇がなければ...
思想・学問

福は内、鬼も内

今日は節分。 「鬼は外、福は内」と叫びながら豆をまき、年の数だけ豆を食い、これからの健康を願い、併せて幸多い年であることを祈る行事です。 私は子供のころ、親と一緒に庭に向かって「鬼はー、そとー」と叫び、家内に向かっては「福はーうちー」と言いながら豆をまきました。 今となっては楽しい思い出です。 しかし、元来がひねくれ者の私。 高校生になると、この地球に共存する存在としての鬼は、必ずしも追い払うべき存在ではないし、寒空に追い出すのはかわいそうだと思い、「福はー、うちー、鬼もー、うちー」という掛け声のもと、家の中だけに豆をまくことにしました。 成田山新勝寺でも、「福は内」は唱えても「鬼は外」は唱えないと聞きます。 新勝寺のご本尊のありがたい慈悲により、鬼はたちどころに回心してしまうため、「鬼は外」は必要ないとのことでした。 私の流儀はそれとは異なります。 鬼であれ妖怪であれ、異形の存在といえど、地球上の生き物ですから、人間とうまくやっていくことができるに違いない、という予感を持つに至ったからです。 古来、鬼や妖怪は、大和朝廷にまつろわぬ人々の蔑称とする説が根強くあります。 それならば、虐げ...
思想・学問

宇宙意志

今、イスラム国による人質事件が起きて、イスラム教というもの、ひいては宗教というものの在り様を考えざるを得ません。 私たち日本人は、宗教に極めて寛容で、あなたは何教徒ですか、と問われれば、圧倒的多数が無宗教と答えるでしょう。 私自身も、仏教や神道、儒教や西洋哲学が混然一体となった、私一人だけの宗教のようなものを信じているとしか言いようがありません。 それはもはや宗教などというものではなく、個人的な思想信条と言うべきものなのでしょうね。 これは世界では特異な現象なのではないかと思います。 欧米では、インテリ層の多くがキリスト教を信じてはおらず、単なる慣習と捉えていると聞いたことがあります。 それでもインテリ層以外では、今もキリスト教は心の支えになっている例が多いようです。 ロシアでもソビエト崩壊後、ロシア正教が復活し、多くの信者を集めています。 イスラム圏となると、イスラム教を信じる者でなければ真なる友情を育むことは難しいと聞き及びます。 よく聖書に隣人という言葉が出てきますが、ものの本によると、隣人というのは何も隣近所に住む人という意味ではなく、同じ宗教を信じる親類縁者という意味だそうで...
思想・学問

暗黙知

なんだか軽い風邪がずうっと続いている感じで、今日も朝から微熱があります。 こうなると、ひと冬続いちゃうんですよねぇ。 困ったものです。 今日、新聞で暗黙知、という概念を知りました。 経験や勘などに基づく知識で、言葉では説明できないもの、だそうです。 例として、知人の顔を覚えるとか、自転車の運転を覚えることが挙げられていました。 たしかにどうして覚えたのか、なぜ忘れないのか、明確な言葉で説明することはできませんね。 さらに敷衍して、暗黙知を軽視するところに現代社会の病理があり、共産主義や国家社会主義などの非人間的なシステムを生み出すもとになるのも、言葉に出来る思想や科学などを重視するあまり、暗黙知の無視または軽視にその原因があるのではないか、と推論していました。 慧眼と言うべきでしょう。 なんでも科学的に言葉で説明できなければならない、とする考え方は、人間として、いやむしろ生物としての在り方に反しているような気がします。 人間はもっと摩訶不思議な力で動いており、暗黙知という概念を設定することは、それをよく表しているように思います。 気が合うとか、惚れるとかいうのも、考えてみれば言葉では説...
思想・学問

品がない

フランスの新聞がイスラムの預言者を風刺する絵を掲載し、これに怒ったイスラム過激派がテロ事件を引き起こしたことが、たいそう話題になっています。 この新聞、通常は6万部程度の発行のところ、最新刊は500万部刷ったとか。 事件が宣伝効果を引き起こし、巨大な利益を得るとは皮肉なものです。 イスラム教では偶像崇拝を禁止しており、預言者やアッラーの神を絵に描いたり像を作ったりするのはきつい御法度なんだそうで、メディアに表現の自由があることは確かだし、暴力でこれを封殺しようなどとということは許されませんが、フランスの新聞ももう少し異教の人々の心情を慮るべきだったでしょう。 かつてイスラムへの冒涜の烙印を押された「悪魔の詩」を日本語に翻訳した筑波大学だかの先生が暗殺されたことがありましたね。悪魔の詩 上サルマン・ラシュディ,五十嵐 一,Salman Rushdie新泉社悪魔の詩 下サルマン・ラシュディ,五十嵐 一,Salman Rushdie新泉社 しかし最近、もっと過激な書籍が販売されていることを知りました。 幸福の科学の大川隆法氏が著した「公開霊言ムハンマド」とかいう本です。中東で何が起こっている...
スポンサーリンク