社会・政治

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病気が怖い

新型コロナ・ウィルスを怖れるあまり、19歳の女性が自殺した、という話を聞きました。 にわかには信じがたい話です。 しかし、世の中には、病気を怖れるあまり、精神を病む、病気恐怖症というものがあるそうです。 恐怖症と言えば、高所恐怖症・閉所恐怖症・対人恐怖症などが知られています。 要するに一つのことに執着するあまり、そのことが頭から離れなくなり、ついにいは恐怖症に至る、というわけです。 病気恐怖症もそのうちの一つ。 エイズが発見されたときには、主に風俗遊びを好む人々やゲイの人が、この症状に苦しんだといわれています。 その時の流行り病を怖れることはよくあることです。 この症状の特徴は、何度も検査をして、健康だと診断されても納得できず、ドクターショッピングを重ねたりすることだそうです。  いくら恐怖を感じても自殺にまで至ることはほとんど無いでしょうね。 病気恐怖症の根本には、死への恐怖があるはずで、自殺するというのは本転倒と言うべきでしょう。  そういう意味では、自殺したとされる女性は、病気恐怖症ではなかったのかもしれません。 コロナが怖いといえば、多くの人がそうだと思います。 私も怖い。 江...
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8月9日

暑い日が続いています。 熱中症による死者も多数出ています。 こんな暑いなか、74年前の今日、長崎に原爆が落とされたのですねぇ。 私は母が長崎で被爆した被爆二世。 それだけに感慨深いものがあります。 と言っても、母も私もいたって健康で、原爆の後遺症らしきものはありません。 母親、放射能に強い質だったのでしょうか。 毎年慰霊が行われていますが、遠くない将来、被爆者は完全にいなくなるでしょう。 人間には寿命というものがありますから。 それでも、慰霊は続くでしょう。 パリ祭では、今もフランス革命を支持しない元貴族の子孫などが、喪服を着ると言いますし。 そして少しづつ、慰霊の日はお祭りの日に変わっていくのだろうと思います。 お祭りになってしまうほど人々の記憶から原爆が薄れなければ、核兵器廃絶は無いように思います。 慰霊を続けるということは世界中に原爆の恐ろしさ=強さを宣伝し続けることになります。 強い効果が期待される兵器であればこそ、世界の核保有国はこれを減らすばかりか、増やそうとするでしょうし、保有していない国は、核兵器クラブの一員になりたいと願うでしょう。 わが国もかつて、佐藤栄作首相の時に...
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劇薬

今日も雨。 梅雨とはいえ、毎日毎日よく降るものです。 時、あたかも参議院議員選挙の真っ最中。 この前の、年金では生活できず、2,000万円の貯金が必要だとの報告書、 うやむやになってしまいましたね。 報告書の中身を詳しく知りたいと思っていましたが、報道されません。 戦前、中堅どころの官僚、軍人、学者などが対米戦争の推移を詳細に予測した報告書、あとからみれば気持ち悪いくらい見事に当たっていたそうです。 緒戦の勝利、開戦2年くらいで生産力の差で逆転され、制空権、制海権を奪われ、ついには本土決戦に追い込まれる、というシナリオです。 外れていたのは本土決戦の前に降伏したことくらいでしょうか。 しかし、時の総理、東条英機は、机上の空論であって、実際の戦争とはそういうものではないと、この報告書を無視したそうです。 今回の年金の件を彷彿とさせます。 大体、受け取らない、とは何事ですか。 受け取って、中身を精査し、政策に生かせば良いではないですか。 不都合なことは隠してしまおうという態度が見られます。 それは戦前の東条内閣にもつながるものです。 私は今年の8月で50歳になります。 あと10年で引退でき...
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引きこもり

いつの頃からか、引きこもりは若者の問題とされていたのが、中高年の問題とされるようになりましたね。 考えてみれば当たり前の話で、引きこもりの人が中高年になったからと言って突然引きこもりから抜け出せるはずもなく、引きこもりがそのまま年を取った、ということでしょう。 最近、家庭内暴力を理由に引きこもりの中年男が元高級官僚の父親に刺殺されたり、引きこもり傾向がある50代の男が無差別殺人の末自殺したり、中高年の引きこもりに対する風当たりが強まっているような気がします。 しかしこれは極めて稀なレアケースと言うべきでしょうね。 私は、引きこもりとは違いますが、病気休暇を繰り返し、合計2年ほど休んでしまった経験があります。 もう10年も前の話ですが。 その時、家にいて、ほとんど引きこもりのような状態でしたが、あれはなかなかしんどいものでした。 病気ゆえのしんどさもあるのでしょうが、働いていない、という劣等感が私を苦しめました。  スーツを着たサラリーマンを見るのも嫌でしたね。 誰もが私をバカにしているように感じました。 本当は、他人は私のことなんか誰も気にしてはいなかったのに。 それでも職場復帰を果た...
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女帝も女系も

今日から令和元年がスタートしました。 先ほどテレビで即位後朝見の儀というのを見ました。 その内容はともかく、男性皇族の少なさに慄然としました。 新天皇陛下の弟、秋篠宮殿下と、叔父様にあたる常陸宮殿下の二人しかいませんでした。 悠仁親王はまだ未成年ゆえ、出てきません。 皇位継承順位は、秋篠宮殿下、悠仁親王、常陸宮殿下で、3人しかいないというありさまです。 しかも常陸宮殿下は80歳を過ぎていますから、事実上、2人しかいないと言ってよいでしょうねぇ。 皇室は危機的状態です。 これはもう、女帝も女系も認めるしかないのではないでしょうか。 女性の皇族は結構いるので、結婚する際、女性皇族が当主の宮家を創立すれば良いのです。 今どき男でなければダメだというのは時代錯誤のような気がします。 皇室は伝統を重んじるようで、変幻自在に変化してきたのもまた事実。 古くは仏教の受容、新しくは明治維新で大元帥陛下におなりあそばしたことや、洋装を取り入れたこと。 時代に合せて変化していくことこそ、皇室の伝統であり、だからこそこれまで続いてきたのだろうと思います。 もっと言えば、天皇制は廃止して、皇族方には、例えば皇...
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