社会・政治

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もう鎖国は出来ない

米国のスター・バックスが8000もの店舗を休業にして、人種差別に対する研修を行ったそうですね。 店員が人種差別的な対応をしたことが問題とされたようです。 自由の国と自称しながら、米国は人種差別が根強いのだなと、実感します。 意外に思いますが、黒人やヒスパニック、アラブ系などよりも、アジア系への差別のほうが多い、という統計もあるそうです。 小中学校でイジメに関する調査をしたところ、白人で1割程度、黒人やヒスパニック、アラブ系では3割程度の子供がイジメを経験したことがある、と答えたのに対し、アジア系では54%に跳ね上がるんだとか。 うつ病になったり自殺したりする人の割合も、アジア系が明らかに多いそうです。 アジア系は黒人やヒスパニックなどに比べると、米国に移住し始めたのが遅く、そのため米国社会で確固たる地位を占めていないのかもしれませんね。 戦前の日系移民排斥や、戦中の日系人の強制収容、近いところでは、80年代以降、日本製の車や家電が米国市場を席巻し、主に経済的理由による日本人差別が顕在化しました。 今は亡き中村勘三郎も、公演のため米国を訪れた際、米国の警官から差別的な扱いを受け、激怒した...
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92歳で首相、かと思えば104歳で安楽死 

マレーシアでマハティール氏が92歳にして首相に返り咲いたそうですね。 お元気ですねぇ。 マハティール氏と言えば、30年も前でしょうか、ルック・イースト政策を推し進めた人です。 要するに、欧米とは距離を置き、イースト、すなわち日本を手本として経済発展を成し遂げようという政策で、それはある程度成功したものと思います。 失われた20数年を経た今のわが国を手本とするのは剣呑ですが、さて、今度はどうするのでしょうね。 老害と言われなければ良いですが。 一方、104歳のオーストラリアの科学者が、安楽死が認められているスイスまで行って、安楽死を遂げたそうです。 92歳と104歳では一回りも違いますが、対照的なニュースです。 これからわが国はますます高齢化が進み、100歳超えも珍しくない時代が訪れるでしょうね。 その時、年金と退職金だけで生きていけるのか、甚だ疑問です。 私は100歳超えを目指したいと思っていますが、年老いて極貧生活に陥るのはしんどいですから、せっせと貯金しなければなりませんが、生来、お金の話が苦手で、資産運用とかは全くダメです。 もっとも、運用するほどの資産など持ち合わせてはいません...
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それを言っちゃぁ、おしまいよ

麻生副総理、行政文書の管理に関する質問で、決裁について、「全文書を全部読んでいるかと言われると自信がない」旨の答弁をし、立憲民主党の枝野代表があきれ返っていましたね。 しかし、役所の世界では、中身を見ずに決裁の印を押すのはよくあること。 特に高い役職であればあるほど決裁文書は厖大になり、一々読んでいたら仕事が滞ってしまいます。 差別用語らしいですが、俗に盲判(めくらばん)などと呼ばれます。 そうはいっても、押印した以上、責任は決裁権者にあります。 中身を読もうと読むまいと、責任を取るのは押印した決裁権者です。 それなのに、馬鹿正直に「全部は読んでいない」みたいなことを言うのは反則です。 読んでいなくても、読んだ、と言い張らなければいけません。 私のような下っ端でも、下の者から上がってきた決裁文書を穴のあくほど読むことはありません。 決裁文書の種類にもよりますが、軽微なものは斜め読みだけで押印します。 そうじゃないと書類が溜まって仕方ありません。 役所に限らず、稟議制を取っている組織では多かれ久なかれそうなんじゃないでしょうか。 でもまぁ、本当のことだからこそ、それ言っちゃおしまいよ、っ...
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ソンミ村虐殺事件

50年前、1968年の今日、ベトナム戦争中にソンミ村虐殺事件が起きました。 これは、南ベトナムの米軍基地の周辺に潜むゲリラを掃討するための作戦の一環で、ソンミ村に派遣された、24歳の中尉を隊長とする小隊が、女性や子供、僧侶などの無抵抗な村民、500人以上を虐殺したものです。 中尉は終身重労働の判決を受けますが、時の米国大統領の命令で即日釈放。 結局誰も責任を取っていません。 中尉、軍法会議では上官の命令に従っただけ、と繰り返すばかりでした。 あのナチのアイヒマンは、上官の命令を忠実に実行しただけ、と弁明しましたが、処刑されています。 南京虐殺(諸説ありますが)にしたって、ソンミ村虐殺にしたって、あるいはナチの蛮行にしたって、結局どれも同じ心性から発していると思います。 上官の命令による裏付けのもと、狂気をはらみながらも冷静に多くの人を虐殺する、という。  戦時における民間人への蛮行や虐殺は無くなることが無いようです。 ベトナム戦争では米軍はゲリラに悩まされましたから、発覚していないだけで、他にも虐殺事件はあったのではないかと邪推してしまいます。 ゲリラに最初に悩まされたのは、日中戦争に...
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北方領土の日

今日は北方領土の日、なんだそうですね。 昭和56年の1月に閣議決定されたそうです。 1855年のこの日に、日露通好条約が調印されたことにちなんでいるのだとか。 しかし一般的に言って、実効支配している国が領土を平和的に返還するということはあり得ません。 そのあり得ない奇跡が、沖縄返還でしょうね。 しかしそれは、米国軍の広大な基地という副産物を残しました。 米国にとってみれば、いざとなったら戦わずして撤退する、という選択肢も取れます。 なにしろ沖縄は米国領から外国になったのですから。 近い将来、北方領土問題が解決することは無いとは思いますが、万が一の奇跡を信じて、言い続けるしかありますまい。  かつてソ連邦の崩壊や、東西ドイツの統一など、誰も信じていませんでした。 しかし、それが成ってもう30年ちかくが経とうとしています。 この世に起こりえないことなどないと知れば、北方領土返還を言い続けるのも、必要なことなのでしょう。にほんブログ村 政治ランキング
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