社会・政治

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15年

昨日は9月11日。 9月11日といえば、米国を襲った9.11テロを思い出します。 2001年に起きたあの忌まわしいテロ攻撃から、早いもので15年が経つのですね。 おぎゃあと生まれた赤ん坊は、もう中学三年生ですか。 あの日、結婚から3年目の私は、遅い夏休みを取り、東北旅行から帰って、疲れて早寝しました。 テレビを見ていた同居人から、大変なことが起きている、とたたき起こされたのでした。 テレビでは繰り返し、2機の旅客機が、世界貿易センタービルのツインタワーに突っ込む映像が流れていました。 そのうえ、その後ツインタワーは崩落。 それを見た中東のイスラム教徒が踊りながら喜んでいる映像が印象的でした。 人は価値観の異なる人々の凄惨な死を、怪我を、喜ぶのですね。 慄然とせざるを得ませんでした。 1機目の時は、機長がおかしくなって起きた事故かな、と思いましたが、2機目が突っ込むに及び、これは人為的な攻撃だと、誰もが思い知らされることになりました。 さらに国防総省も狙われ、大規模な同時多発テロであることが判明しました。 あの晩は腰を抜かすほど驚きました。 自由の名のもとに世界を支配する巨大帝国の中枢が...
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核兵器の先制不使用

オバマ米国大統領が、核兵器の先制不使用を宣言することを検討しているというニュースが飛び込んできました。 要するに、相手が使わないかぎり、米国が先に核兵器を使うことは無い、という宣言。 たいへん結構なことのように思います。 しかし、わが国をはじめとして、英国やフランス、韓国などの米国の同盟国はこれに反対しているのだそうです。 その理由は、核兵器の抑止力を弱め、かえって紛争のリスクを高めるから、だそうです。 安倍総理もそのようにお考えだとか。 しかしこれは、口約束です。 空手形と言ってもよいかもしれません。 先に使うことはない、と言っておいて、実際は使ったってよいわけです。 おそらく、ロシアや中国、北朝鮮など、米国から核兵器を向けられている国々は、米国大統領が核兵器の先制不使用を宣言したからと言って、馬鹿正直にそれを信じることは無いでしょう。 むしろ疑心暗鬼に陥って、よりいっそう米国の行動に注意を払うのではないでしょうか。 そして争いごとと言うものは、嘘をつこうが、約束を破ろうが、勝ちさえすればいくらでも言い訳し、おのれを正当化することができます。 日ソ不可侵条約を破ってわが国領土を侵略し...
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玉音・玉体・龍顔

天皇陛下が国民に向かって重大事を直接語り掛けたのは、終戦の玉音放送でした。 このたび今上陛下が、持って回った言い方ながら、退位を望まれていると国民に語り掛けたことは、終戦の玉音放送にも匹敵する大事で、国民は重く受け止める必要がありましょう。 持って回った言い方とはいえ、今上陛下の意思は明確です。 早く退位したい、ということ。 我々サラリーマンで言えば、辞表をたたきつけたようなものです。  陛下は過去、玉体にメスを入れたことがあります。 龍顔はすっかり好々爺のそれです。 御いたわしや。 考えてみればこういうことは十分有り得ることだし、現に過去、退位して上皇や法皇に御就きあそばした例は数多く。 問題となるのは皇室典範の改正でしょう。 厳密に言えば、皇室典範を改正しないかぎり生前に退位することはできません。 大正陛下の御代に、後の昭和陛下、当時の東宮殿下が摂政宮におなりあそばし、多くの国事行為を代行された例がありますから、摂政宮をおくことも考えられますが、今上陛下はこれも明確に否定なさいました。 政府はこれを受け、今上陛下限りに適用される特別立法を考えているようです。 緊急避難的にはそれは現...
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安楽死もしくは尊厳死

○ドライないい方をすれば、老人は もはや社会的に活動もできず、何の役にも立たなくなって生きているのは、社会的罪悪であり、その報いが、孤独である、と私は思う。○障害者などの劣等遺伝による障害児の出生を防止することも怠ってはならない。○障害者も老人もいていいのかどうかは別として、こういう人がいることは事実です。しかし、できるだけ少なくするのが理想ではないでしょうか。○植物人間は、人格のある人間だとは思ってません。無用の者は社会から消えるべきなんだ。社会の幸福、文明の進歩のために努力している人と、発展に貢献できる能力を持った人だけが優先性を持っているのであって、重症障害者や恍惚の老人から〈われわれを大事にしろ〉などと言われては、たまったものではない。 上は、元国会議員で、初代安楽死教会会長を務めた産科医、太田典礼の発言です。 この発言を見ると、先日の障害者大量殺人を思い起こさずにいられません。 また、ナチによる障害者の虐殺も。 このような考え方に対しては、多くの人々が生理的嫌悪を覚えずにはいられないでしょう。  しかし、障害者や老人、植物人間などは安楽死させたほうが良いと考える人々も、一定の...
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障害者虐殺

本当にひどい事件が起きてしまいました。 やまゆり園を深夜、ナイフで武装した同園の元職員を名乗る人物が侵入し、重度の障害がある方々を次から次へと切り殺していったとか。 首をねらうという、明白な殺意が感じられるもの。 19人もの障害者が犠牲になりました。 被疑者は、日頃から、重度の障害がある者は生きていても仕方ない、などと主張していたと聞き及びます。 聞き捨てならない暴言です。 生きていても仕方がないなどと決めつけることが、どうしてできましょうや。 私もまた、大分回復したとはいえ、障害者自立支援法の適用を受けている障害者です。 障害者といえど、それぞれが出来る範囲のことをして、精一杯生きています。 その命を奪うなど、しかもそれを正当化しようなど、許しがたい悪魔の所業です。 かつてナチは、ユダヤ人のみならず、障害者や同性愛者などを次々とガス室送りにしました。 それを彷彿とさせる今回の事件。 第一報を聞いたときは、精神障害社で責任能力を問えない者の犯行なのかと思いましたが、その後の被疑者の主張や、首を狙って確実に殺害している点などに鑑みて、十分責任能力を有するものと推察します。 責任能力が問え...
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