社会・政治

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玉音・玉体・龍顔

天皇陛下が国民に向かって重大事を直接語り掛けたのは、終戦の玉音放送でした。 このたび今上陛下が、持って回った言い方ながら、退位を望まれていると国民に語り掛けたことは、終戦の玉音放送にも匹敵する大事で、国民は重く受け止める必要がありましょう。 持って回った言い方とはいえ、今上陛下の意思は明確です。 早く退位したい、ということ。 我々サラリーマンで言えば、辞表をたたきつけたようなものです。  陛下は過去、玉体にメスを入れたことがあります。 龍顔はすっかり好々爺のそれです。 御いたわしや。 考えてみればこういうことは十分有り得ることだし、現に過去、退位して上皇や法皇に御就きあそばした例は数多く。 問題となるのは皇室典範の改正でしょう。 厳密に言えば、皇室典範を改正しないかぎり生前に退位することはできません。 大正陛下の御代に、後の昭和陛下、当時の東宮殿下が摂政宮におなりあそばし、多くの国事行為を代行された例がありますから、摂政宮をおくことも考えられますが、今上陛下はこれも明確に否定なさいました。 政府はこれを受け、今上陛下限りに適用される特別立法を考えているようです。 緊急避難的にはそれは現...
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安楽死もしくは尊厳死

○ドライないい方をすれば、老人は もはや社会的に活動もできず、何の役にも立たなくなって生きているのは、社会的罪悪であり、その報いが、孤独である、と私は思う。○障害者などの劣等遺伝による障害児の出生を防止することも怠ってはならない。○障害者も老人もいていいのかどうかは別として、こういう人がいることは事実です。しかし、できるだけ少なくするのが理想ではないでしょうか。○植物人間は、人格のある人間だとは思ってません。無用の者は社会から消えるべきなんだ。社会の幸福、文明の進歩のために努力している人と、発展に貢献できる能力を持った人だけが優先性を持っているのであって、重症障害者や恍惚の老人から〈われわれを大事にしろ〉などと言われては、たまったものではない。 上は、元国会議員で、初代安楽死教会会長を務めた産科医、太田典礼の発言です。 この発言を見ると、先日の障害者大量殺人を思い起こさずにいられません。 また、ナチによる障害者の虐殺も。 このような考え方に対しては、多くの人々が生理的嫌悪を覚えずにはいられないでしょう。  しかし、障害者や老人、植物人間などは安楽死させたほうが良いと考える人々も、一定の...
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障害者虐殺

本当にひどい事件が起きてしまいました。 やまゆり園を深夜、ナイフで武装した同園の元職員を名乗る人物が侵入し、重度の障害がある方々を次から次へと切り殺していったとか。 首をねらうという、明白な殺意が感じられるもの。 19人もの障害者が犠牲になりました。 被疑者は、日頃から、重度の障害がある者は生きていても仕方ない、などと主張していたと聞き及びます。 聞き捨てならない暴言です。 生きていても仕方がないなどと決めつけることが、どうしてできましょうや。 私もまた、大分回復したとはいえ、障害者自立支援法の適用を受けている障害者です。 障害者といえど、それぞれが出来る範囲のことをして、精一杯生きています。 その命を奪うなど、しかもそれを正当化しようなど、許しがたい悪魔の所業です。 かつてナチは、ユダヤ人のみならず、障害者や同性愛者などを次々とガス室送りにしました。 それを彷彿とさせる今回の事件。 第一報を聞いたときは、精神障害社で責任能力を問えない者の犯行なのかと思いましたが、その後の被疑者の主張や、首を狙って確実に殺害している点などに鑑みて、十分責任能力を有するものと推察します。 責任能力が問え...
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上皇

今上陛下が退位したい旨の発言をされていると聞きました。 そりゃそうだろうと思います。 死ぬまで働けというのは酷というものです。 まして、過去、退位して上皇や法皇にお就きあそばされた帝はあまたいらっしゃいます。 伝統を重んじるなら、何の問題もありますまい。 皇室典範の改正とやらが必要らしいですが、なるべく早く改正して、早く上皇となっていただきたいと強く願います。 あのお年まで現役ではさぞかししんどいでしょうから。 そして退位後は、和歌や蹴鞠など、雅な遊びをして過ごされたらいかがかと思います。 京都御所にお帰りになるのも良いでしょう。 なんといっても皇族には京都が似合います。 東京にいるのがむしろ不思議なくらいです。 いっそ東京という名前も改名したらどうかと思います。 東の京なんてねぇ。 なんだ癪に障る名前です。 江戸都で結構だと思いますが。
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9条私見

俳優の石田某なる人物が、都知事選挙への立候補を検討しているのだとか。 かつて、「不倫は文化だ」という名(迷)言?を吐いた人物。 ニュースでは、先の国会で一部の人々が戦争法案と呼んだ法案に反対するデモに参加し、スピーチをする石田某の姿が映し出されていました。 そして石田某は、この国がおかしな方向に向かっている時に黙っていられるか、みたいな威勢のいい発言を、にやけた笑顔で語っていました。 戦争法案絶対反対、9条守れ、戦争したい安倍はヤメロ。 空虚なスローガンが飛び交っていました。 都知事よりも国政を目指すべきだと思いますが、それはまぁ良いでしょう。 私がかねてより不思議なのは、安倍首相や自民党が、戦争したいと思っているようなスローガン。 そんなはずありますまい。 現代の先進国の政治家は、何よりも損することを嫌います。 戦争ほど損することはありませんから、そんなことを望んでいるのだとしたら、それは狂人とさえ言えるでしょう。 また、9条守れ、というスローガン。 9条は生まれた時と現在ではまるで改憲が行われたかのごとく、解釈の変更が繰り返され、実質的に改憲は成っています。 現在の9条解釈を守れと...
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