社会・政治

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一億総活躍

安倍総理が掲げる一億総活躍社会。 正直、意味が分かりません。 活躍とは、社会貢献をすることでしょうか? 広い意味では労働も社会貢献ですから、みんな働け、という意味でしょうか。 それとも、専業主婦なんかも含めて、一人一人がおのれの価値観に従って、充実した人生を全うしてほしい、という意味でしょうか。 介護離職率を下げるとか、GDPを引き上げるとか、出生率を上げるとか言っていますが、これは国民を国力充実のための資源または道具と見なし、国力増強のために努力せよと、檄を飛ばしているようにしか聞こえません。 何をもって活躍と呼ぶのか、その定義が分かりません。 高度に民主化された自由主義国家であるわが国にとって、このようなスローガンには拒否反応を示すのが一般的かと思いますが、あまりに漠然としているためか、目立った批判は聞こえてきません。 おちょくるような批判は耳にしますが。 まぁ、お手並み拝見といったところでしょうか。
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冷たい

在日本トルコ大使館前でトルコ人とクルド人が乱闘騒ぎを起こしたそうですね。 大使館ではトルコ総選挙の在外投票が行われていたとか。 トルコ人とクルド人だとか、オセチア人と南オセチア人だとか、日本人には理解できない対立があり、しかもそれは往々にして暴力沙汰を引き起こします。 翻ってわが国とその隣国を考えてみても、あまり関係が良いとは言えません。 韓国や中国とは反日と嫌韓、嫌中などと言われます。 どうも人間、お隣が嫌いなようです。 考えてみればそれは当たり前で、遠い異国とは接点がないし、利害関係もそれほどはありません。 日米は遠い感じがしますが、広い太平洋を挟んだ隣国で、だからこそ利害が衝突し、大きな戦に発展してしまいました。 家庭においても、騒音だとか匂いだとか、あるいは単にいけ好かないだとかいうくだらない理由で隣近所と険悪になったりしますね。 隣近所どころか、親が子を殺したり子が親を殺したり、一度は好きあって一緒になったはずの夫婦が離婚沙汰に陥り、骨肉の争いを繰り広げたり。 いやになっちゃいますねぇ。 思うに、一人一人が、家族といえど配偶者といえど、基本的には自分ではない他人なのだと思い知...
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因果はめぐる

因果は巡ると言いますが、旧日本軍による慰安婦の問題を世界に喧伝している韓国、最近ベトナム戦争当時韓国軍によってベトナム人の女性が性的虐待を受けていたと訴えられているそうです。 軍隊、わけても戦時下の軍隊に慰安婦は付き物で、おそらく世界中の軍隊が性的虐待を行った過去があるのではないでしょうか。 韓国がベトナムからの抗議にどう応えているか知りませんが、韓国のネット上では、とっとと謝って日本とは違うことを示すべきだとする言い分と、ベトナム戦争に参加した国はあまたあるのに韓国だけ責められるのはおかしい、という説があるやに聞き及びます。 しかし不思議ですね。 殺し合いでしかない戦争そのものが最大の悪なのに、それに付随する性的虐待ばかりを言い立てるとは。 同じ種類の動物同士が大規模に殺しあうのは、私の知るかぎり人間だけです。 まるで殺し合いこそ人間の本能であるかのごとくです。 しかし一方、お釈迦様の昔から、戦争は悪であり、殺し合いをしてはならない、という考え方も、広く人類全般にいきわたっています。 今も平和運動は世界中で盛んです。 しかし平和を唱えるだけでは、戦争の抑止にはなりません。 そこが人間...
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マイナンバー

いよいよマイナンバー制が始まるそうですね。 国民全員に書留で送るとなると、日本郵政、儲かるは儲かるでしょうけれど、大変な作業量でしょうねぇ。 お気の毒。 かつては「国民総背番号制」とか言って、国家が国民を管理するみたいな、悪法と捉える向きが多かったですが、これだけ情報化が進むと、致し方ないのかなと思います。 リスクというデメリットと利便性というメリットを秤にかけて導入が決まったのでしょう。 しかし、これを悪用した詐欺が横行することが心配です。 数字一つであらゆる個人情報が引っ張ってこられるとなると、詐欺集団には美味しい話でしょうからねぇ。 特にお年寄りになるとなぜだか人を疑うということをしなくなる傾向にあるようです。 自分が年を取ってみないとその心境は分かりませんが、年を取るごとに用心深くしなければなりませんね。 人を見たら泥棒と思え、なんていう教育を子供たちに施すのは嫌なものですが、痛い目にあっては元も子もありません。 結局ご当人がだまされないように気を付ける以外ないのでしょうから。にほんブログ村 政治 ブログランキングへ
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安保法制ー尻尾を振る犬ー

昨日の参議院安保法制特別委員会、国会議員の先生方は無様な姿をさらしていましたね。 採決を行おうとする委員長を十重二十重に取り囲み、半ばつかみかかろうとするとは、言論の府であるべき国会も地に落ちたものです。 ことの賛否はともかく、あのような行動に出たところで、何も変わりはしません。 安保法制を戦争法案と決めつけてデモで遊んでいる人々の姿が連日映し出されています。 お暇そうで結構なことです。 今回の法案はけっこう複雑で、10本くらいの法案やら改正やらがあって、単純に戦争法案などと決めつけることは適当ではないでしょうね。 今まで認められていなかった集団的自衛権を認めることが柱のようですが、私はかねてから不思議に思っていました。 すなわち、米国と軍事同盟を結び、在日米軍基地を多数抱え、米国との共同防衛を国防の柱に掲げておきながら、集団的自衛権を認めないというのでは、現実と法解釈があまりに乖離していると感じていたのです。 わが国はわりと法律よりも現実重視のところがあって、過去、現実に合わせて解釈改憲を積み重ね、ほとんど憲法9条はあってなきがごとくです。 今さら「9条守れ」と声を張り上げるとは、私...
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