
因果はめぐる
因果は巡ると言いますが、旧日本軍による慰安婦の問題を世界に喧伝している韓国、最近ベトナム戦争当時韓国軍によってベトナム人の女性が性的虐待を受けていたと訴えられているそうです。 軍隊、わけても戦時下の軍隊に慰安婦は付き物で、おそらく世界中の軍隊が性的虐待を行った過去があるのではないでしょうか。 韓国がベトナムからの抗議にどう応えているか知りませんが、韓国のネット上では、とっとと謝って日本とは違うことを示すべきだとする言い分と、ベトナム戦争に参加した国はあまたあるのに韓国だけ責められるのはおかしい、という説があるやに聞き及びます。 しかし不思議ですね。 殺し合いでしかない戦争そのものが最大の悪なのに、それに付随する性的虐待ばかりを言い立てるとは。 同じ種類の動物同士が大規模に殺しあうのは、私の知るかぎり人間だけです。 まるで殺し合いこそ人間の本能であるかのごとくです。 しかし一方、お釈迦様の昔から、戦争は悪であり、殺し合いをしてはならない、という考え方も、広く人類全般にいきわたっています。 今も平和運動は世界中で盛んです。 しかし平和を唱えるだけでは、戦争の抑止にはなりません。 そこが人間...