社会・政治 日本的保守政治家
今朝の新聞で、枝野民主党幹事長のインタビュー記事が目に留まりました。 そこで枝野氏は、自身を日本的保守政治家と規定し、安倍総理はそうではない、と評していました。 日本的保守政治家とは聞き慣れない言葉ですが、枝野氏によれば、八百万の神々を崇め、村落共同体を中心に発展してきたわが国では、多様な価値観を認め、互いに尊重し合うという美風があり、その上に立脚した保守政治家、ということのようです。 そしてそれはヨーロッパでいうところの社会民主主義に近いとか。 一方安倍総理は、米国流のキリスト教的な価値観で生きており、多分に唯我独尊的で、自分と異なる考えの人々を基本的に認めない政治家だと述べています。 労働組合に支えられている政治家にしてはなかなかユニークな物言いだと、感心しました。 枝野氏本人が日本的価値観に支えられているかどうかはともかく、わが国の人々の精神性をよく言い表しているように思います。 日本人は唯一絶対の神様なんて馬鹿馬鹿しくて相手にしません。 まして神様との契約なんて、開いた口がふさがらないくらい、理解不能です。 ほとんど無数の神様がいて、それは山や岩や巨木に宿るのみならず、狐などの...