社会・政治

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追悼 笹井先生

STAP細胞論文の共著者だった笹井副センター長が首つり自殺するという衝撃のニュースが飛び込んできました。 36歳の若さで京都大学の教授になった秀才で、その世界では大変な権威だったようです。 きっと人から褒められることはあっても、けなされることはなかったんじゃないかと思います。 それがこのたびの騒ぎでぼこぼこにされ、極度のうつ状態に陥り、自殺にいたったものと推測します。 自殺の怖れが強い場合、医師の判断で患者の意に反してでも、強制的に入院させることができます。 ただ、自殺すればそれは分かりますが、なかなか希死念慮を医師の前で口にしない患者の場合、医師も強制入院という措置はためらうことが多いものと思われます。 これが路上で暴れて他人に危害を加えたとなれば、迷うことはないんでしょうけれど。 また、自殺未遂で生き残った場合なども。 小保方氏への遺書で、「STAPを再現させてください」と書いてあったとか。 なんともやるせない話ですねぇ。 ことここに至って、まだSTAPへの夢を捨て切れていなかったのですね。 3月に副センター長を辞任したいと申し出たそうですが、慰留されて留任。 いっそ理研そのものを...
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少女による快楽殺人

高校1年生の少女が、同級生の少女を殺害のうえ、首と手首を切断するという凄惨な事件が発生してしまいました。 犯人は「人を殺してみたかった」と供述し、過去、あまたの小動物を殺害、解剖してきたそうです。 これは明らかに快楽殺人ですねぇ。 一般に快楽殺人というと、男が行うものというイメージが強いですが、今回は少女。 ハンティングが趣味の美少女が快楽殺人に目覚めるまでを描いた妖しいまでに美的な映画、「イノセント・ガーデン」を思い出します。イノセント・ガーデン ミア・ワシコウスカ,ニコール・キッドマン,マシュー・グード20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパンイノセント・ガーデン ミア・ワシコウスカ,ニコール・キッドマン,マシュー・グード20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 女性にも、快楽殺人者が存在するのだということをあらためて思い知らされました。 快楽殺人に限らず、性犯罪というのは、繰り返す傾向にあります。 それは考えてみれば当たり前で、ノーマルな性欲を持った男が、1回性交したからといって満足するはずもなく、何回も性交しよう、それもできれば多くの女性と性交した...
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迷路

テレビのドキュメンタリー番組で、夫と2人老後の生活を送る奥様が、「出世とか、お金とかじゃなく、愛する家族と他愛も無い話をしながらご飯を食べられるのが幸せだ」、と言っていました。 おっしゃるとおりだと思います。 ただし、この老夫婦、住まいやお召し物から察するに、相当裕福であるとお見受けしました。 社会学の考え方に、幸福のパラドックスというのがあるそうですね。 貧しい社会では、可処分所得が増えると幸福感が右肩上がりに上がっていくの対し、豊かな社会では、可処分所得の上昇が幸福感に結びつきにくい、ということのようです。 貧しい社会は豊かな社会を夢見て努力し、その間の幸福感は高いけれど、豊かな社会を達成してしまうと幸福感の上昇がみられなくなるとは、なんとも皮肉な現象です。 食えないほど貧しくては幸福感を感じられるはずもありませんが、食えれば、幸福感というのが主観的なものである以上、さほど裕福でなくても幸せということでしょうか。 あるいは、頑張ればもっと裕福になれる、という発展途上の段階のほうが、やる気が涌いて、そのやる気が幸福感につながるのかもしれませんね。 そうだとすると、明日を夢見ている間が...
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マレーシア航空機、撃墜!

ウクライナ東部でマレーシア航空の旅客機が撃墜された、とのニュースが飛び込んできました。 テロリストの仕業かと思いましたが、高度1万メートルで飛ぶ旅客機を撃ち落とすほどの能力をテロリストが持っているとは考えられません。 ウクライナ軍だかロシア軍だか知りませんが、正規の軍隊もしくは正規の軍隊から支援を受ける勢力が撃墜したと考えるのが自然でしょう。 しかし、何のために? 領空侵犯だと言うなら、堂々とウクライナ政府が声明を発表するでしょう。 かつてソビエトが大韓航空機を撃墜した時のように。 乗客乗員295名は全員死亡の模様です。 以前行方不明になったマレーシア航空機、未だに発見されません。 あんな巨体が無くなっちゃうなんてこと、あるんでしょうかねぇ。 長く語り伝えられる怪事件となるでしょうねぇ。 このたびの撃墜事件、対空ミサイルで行われたと聞きましたが、そのような重火器で、丸腰の旅客機を狙うとはあんまりではないですか。 295通りの喜びや悲しみに満ちた人生が強制終了となったことは、憤激に耐えません。 亡くなった方々のご冥福をお祈りするとともに、事の真相を究明してほしいと切に願います。 もうこん...
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夫婦別姓

知りませんでした。 明治初期、姓を持たなかった庶民に姓を名乗らせるために布告された明治9年の太政官指令では、妻も夫も姓を得た後は、生家の姓を名乗ることが義務付けられていたんだそうですね。 つまり、強制的夫婦別姓。 同じ姓の者同士が婚姻すれば異なるでしょうが。 ところが、明治31年制定の民法では、一転して夫婦は夫か妻の姓を名乗ることとされ、強制的夫婦同姓が始まり、今日にいたります。 明治以前はかなり好い加減で、特に定めはなかったようです。 ただ、武家は夫婦同姓が多かったようですが。 長い間選択的夫婦別姓を認めよ、という運動が続き、最近では例外的夫婦別姓でも良い、と妥協しつつありますが、自民党の一部に根強い反対論があるようです。 ことは選択的なのだから、どっちだって良いような気がします。 夫婦同姓でも別姓でも、二人の意志で決められるわけですから。 そしておそらく、選択的夫婦別姓が認められても、横並び意識が強いわが国の男女の多くが、夫婦同姓を選択するものと推測します。 世間体とか、変な奴と思われることを怖れて。 名は体を表す、と申します。 私は夫婦別姓どころか、成人後は、理由のいかんを問わす...
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