社会・政治 記憶にございません
1970年代、政界を揺るがし、元総理の田中角栄が逮捕された衝撃のロッキード事件の際、国会に証人喚問された関係者が、「記憶にございません」としらばっくれる発言を連発していたことを思い出しました。 というのも、都議会で追及される猪瀬都知事の返答を見てのことです。 選挙で選ばれるほどの人は、常人には考えられない驚異的な記憶力をお持ちのはずなのに、不思議ですねぇ。 そんなに次々記憶を失っては、判断材料が無いまま重要な判断を下すことになってしまうではありませんか。 都合よく記憶を失くすのも政治家の特質であるようです。 私は、元々作家でしかない人が行政のトップに立つのは無理があると思います。 猪瀬都知事は小説家というよりノンフィクションや評論を良くする人、というイメージがあります。 それでも何の責任も無い、言いたい放題の立場で生きてきたことに変りはないでしょう。 誰でしたか、小説家は小さな説を述べる人で、天下国家のような大きな問題を論じるのは不可能だ、と言っていたことを思い出します。 石原前都知事も小説家でしたね。 小説家が大説を唱え出すと、どこか美的感覚や浪漫的感覚にとらわれて、冷静な判断ができ...