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文学

寒い春

今日はなんだか肌寒い一日でした。 もう4月も下旬だというのに。 山深み 春とも知らぬ 松の戸に 絶え絶えかかる 雪の玉水 「新古今和歌集」にみられる式子内親王の和歌です。 山奥では春の訪れにも気付かぬまま、小屋の戸に雪解け水が玉となって流れている、と言ったほどの意味でしょうか。 そう言ってしまうと、身も蓋もない感じがしてしまいますが、この和歌が与える印象は鮮烈です。 詩歌の言葉というものは、そもそも解説や解釈を拒絶しているようなところがあり、古いだけで我々が操っている日本語なのですから、現代語訳などということ、無意味などころか有害だとさえ言えるでしょう。 しかるに、中学や高校の古文の授業というのは、古典を味読するのではなく、後付けの無理目な文法を教え、それを元に現代語訳させるという、誠に愚かな方法を採っています。 これでは古典嫌いを増やすために教えているようなもので、ただちに改善すべきでしょうね。 日本語であればこそ、日本語のネイティブである私たちは、100遍も200遍も音読すれば、分からなかった古人の思いが素直に腹に落ちるというものです。 それだけ読み込んで分からなければ、たぶんどう...
仕事

残業

なんだか慌ただしく一日が過ぎてしまいました。 今、20時。 気が付いたら残業になってしまいました。 本当は今日、内科に行って持病のコレステロールを下げる薬をもらう予定だったのですが、もう間に合いません。 仕方ありません。 私は家族性の高コレステロールで、体重が22キロ落ちてなお、薬を飲まないと正常値を保てません。 主治医いわく、片親だけだったから良かったものの、両親ともに高コレステロールだったら20歳まで生きられなかっただろう、ということです。 20歳くらいでは、血液検査を受けることはありませんものね。 幸い、新人の時の血液検査で引っ掛かって、以来、20年以上薬を飲んでいます。 一生飲み続けなければいけないようです。 まぁ、薬を飲むのは簡単ですから、医者が言うままにじゃんじゃん飲めば良いかなと思っています。 心配なのは月曜日から残業なんかして、一週間もつかという、体力の問題です。 体力には自信がありませんからねぇ。 しかし、金曜日には会議があり、議長が木曜日出張なため、水曜日にはきれいに資料原案をそろえて夕方議長を交えてシナリオを作らなければなりません。 そう思うと、火水はどうしても休...
思想・学問

大学ランキング

世界の大学ランキングというのが毎年発表されます。 ここで30位以内に入るのはわが国では東京大学だけ。 それも27位。 寂しいかぎりです。 それでも、アジアの大学では1位となっています。 いかに高等教育が欧米中心となっているかが分かります。 残念なのは、東京大学は論文の引用数では世界トップレベルにあるのに、総合評価では27位にしかならないことです。 留学生の受入れ数など、研究よりも教育分野で低い評価を受けています。 これは長いことわが国の大学教員が研究を重んじ、教育を軽く見てきた証拠でしょうねぇ。 しかし近頃、高等教育機関は広報や外部資金の獲得に熱心になってきています。 少子高齢化が進み、大学が淘汰される時代が近付いたためだと思われます。 平たく言えば、金を引っ張ってこられる教員と、学生に人気がある教員が生き残るということになりましょうか。 時代の流れとはいえ、地道に基礎的な研究をしている学者にはしんどいことになりました。 特に文学・哲学などの分野においては、いかに高名な学者といえども、外部資金を獲得するのは困難でしょう。 どうしても医学・薬学・工学など、利益に結びつく分野が有利です。 ...
文学

春の雨

今日は4月下旬になろうというのに、冷たい雨が降っていました。 日曜日だというのに、家に閉じ込められて、なんとなく憂鬱です。 日曜日の夕方の憂鬱からは、サラリーマンを続けているかぎり逃れられない宿命であるかのごとくです。 でも考えてみれば、幼稚園に通っている頃から、日曜日の夕方はなんとなく気が沈みました。 次の休みまで一番遠い頃合いですから、致し方ありません。 もっとも大学生の四年間だけは、そういうことは無かったですねぇ。 自由になる時間がたっぷりあり、あまり大学には行かずにふらふらしていましたから。 私の今の心境からは程遠い、敬愛する与謝蕪村の句でも拾ってみました。  春の夕(ゆふべ) 絶えなむとする 香(かう)をつぐ  夕闇が迫ってきた、清涼殿では、女房たちが、絶えようとする香をついでいる。何とも優艶な風情である、といったほどの意かと思われます。 ここには春の濃厚な憂愁の気配は感じられません。 こんな風に優雅に春の夕べを過ごすことができたらどんなに良いでしょうね。 春雨や ものがたりゆく 簑と傘 こちらも与謝蕪村の句です。 こちらはほのぼのとした感じが漂いますね。 春雨の中を何を語り...
社会・政治

ボストンマラソンのテロ

ボストンマラソンでの爆発テロ事件、容疑者が捕まったそうですね。 なんでもチェチェン出身のキリスト教徒で、国籍は米国の、26歳と19歳の兄弟だとか。 26歳の兄はすでに死亡、19歳の弟が生きて逮捕されました。 兄のほうは優秀なレーサーであったところ、挫折を経験し、以来、米国社会に馴染めないとかで、イスラム過激思想に傾倒していったようです。 米国は成功すれば居心地が良いらしいですが、落伍者には冷たいんでしょうかねぇ。  嫌な国です。 19歳の弟は学業成績が優秀で、多額の奨学金を得て大学に進んだばかりだったとか。 弟も米国社会に違和感を感じ、イスラム過激派にシンパシーを感じていたようです。 もともとチェンチェンはイスラム圏ですが、あえて米国籍を取得したということは、言論の自由を求め、ロシアからの迫害を嫌ってのことだと想像しますが、行き着く先が爆弾テロということに鑑みるに、イスラム教という教え、よほど因果なものであるように思えます。 裏でイスラム過激派の組織が関与していたのかどうかは不明ですが、事件の顛末が稚拙であることから、その可能性は低いように思います。 若い兄弟が若さゆえに魔術的思考に陥...
映画

ヘッドハント

4月下旬になろうというのにやけに寒い土曜日の午後、DVD鑑賞を楽しみました。 観たのは、密室シチュエーション・スリラーの趣きを呈しながら、後半、アクション・ホラーへと加速していく「ヘッドハント」です。  とあるオフィス。 目が覚めると6人の男女が車椅子に座り、パソコンを前に鎖で繋がれています。 そこに現われる痩身の紳士、レッド。 彼は社長を名乗り、6人を雇ったと宣言します。 ミスをしたり仕事が遅かったりすると警告として、額に縦の切り傷を付けられます。 5回警告を受けるとクビ=死が待っています。 しだいに6人の共通点が明らかになります。 連続首切断事件に関わった者たちです。 刑事あり、弁護士あり、証人あり。 そして犯人として捕らえられ、終身刑の判決を受け、精神病院で外科的手術を受けたのが、社長のレッドマン。 彼は無罪を主張し、6人に真犯人を探せと命じます。 後にレッドマンは本当に無罪であることが判明。 6人の中に真犯人がいたのです。 しかし外科的手術によって怪物に変貌したレッドマンは、この時真の殺人犯になってしまうというわけです。 訳が分からないシチュエーションで始り、少しずつ状況が判明...
仕事

理事会

今日の午前中、マンションの管理組合の理事会が開かれました。 今年度は9月から12月まで大規模修繕工事を予定しているため、大半はその契約の中身を審議することに充てられました。 マンションの管理業務を委託している住友不動産と契約を結び、見積競争の結果工事業者も決まりました。 前回、住友不動産が工事請負代金の13%を管理費として要求しましたが、私は10%を主張して譲らず、会社に持ち帰って検討いただいた結果、9.8%でやってもらうことになり、金額面はすぐに決着しました。 問題は契約の中身、第三者に損害を与えた場合の賠償責任は管理組合にあるという条項が引っかかりました。 どの工事でもこういう条項でやっている、というので、それなら民法なりに根拠となる条文があると思うのでそれを示してほしいと言ったらしばし沈黙。 次回までの宿題にさせてくれ、とのことでした。 また、前回示された仕様書では、工事時間は8:30~17:30までとなっていたのが、今回、8:00から18:00に伸びていたため、その説明を求めると、これが職人の世界では当たり前の時間です、との答え。 説明になっていません。 工程表はもちろん、契約...
仕事

会議は長い

民主主義社会において、最大の欠陥は意思決定に時間がかかることでしょうねぇ。 独裁国家なら独裁者がこうと決めればそれで終わりですが、あっちの部署、こっちの部署、会議の前に根回しをしておいても、席上、思わぬ方角から矢が飛んできて、慌てることがままあります。 もちろん、事前のシナリオどおりに行くこともあり、そういう時は1時間くらいで終わる会議が、今日はあっちからもこっちからも矢が飛んできて、4時間もかかってしまいました。 疲れた。 シナリオを描いた張本人として、不明を恥じているところです。 そういえば、ある外部委員が半数を占める会議で、5時間を過ぎた頃、外部委員の一人の早稲田大学の某教授が、早稲田の教授会は6時間くらい普通ですが、みなさんお疲れではないですか、などと涼しい顔で言いだして、なんだこの野郎、と思ったことがあります。 それでも必要なことが決まれば良いですが、それぞれが言いたい放題言いまくって、議長が困惑の末、「では次回に継続審議で」と言った時にはずっこけました。 多分わが国のみならず、多くの民主主義国家で似たようなことが起きているんでしょうねぇ。 馬鹿馬鹿しいといえば馬鹿馬鹿しいで...
その他

節酒

昨日はじつに久しぶりに休肝日でした。 体調を崩した以外の理由で酒を飲まなかったのは一年以上なかったことです。 一つには、体重が落ちると同時に血中脂肪や糖だけでなく、肝臓の数値も正常値に納まってしまい、言い気になって毎晩飲んでいたら、肝臓の数値だけが悪化してきたことがあげられます。 体は正直ですねぇ。 酒を飲まずに寝たら翌朝さわやかなのかと思ったら大間違い。 かえって体が重く感じられました。 慣れないことは止めたほうが良いということでしょうか。 それでも節酒を続けて長生きしたいものです。 私の目標は120歳ですから。にほんブログ村 人気ブログランキングへ
仕事

事故

同居人が勤務時間中、近隣の機関に行かなければならないことになり、タクシーチケットを貰ってタクシーに乗り込んだそうです。 ところが、交差点でタクシーが右折しようとして、左折する車と衝突。 同居人から携帯に電話が入ったのが、ちょうどお昼頃。 タクシー会社が別のタクシーを呼んでくれるというので、それで用務先に向かおうかと思う、とのこと。 馬鹿なことを言ってはいけません。 どこも痛いところがなくても、2~3日後に首などが痛み出すことはよくあること。 もし今日検査のためだけでも病院に行かなければ、交通事故についてはえげつない手に出るタクシー会社は、きっと事故との因果関係が立証できないとか言って、診療費の支払いを拒否するのは目に見えています。 すぐに病院に行くように、それもできればその手の事故に慣れている救急施設のある病院に行くよう指示し、私も午後から年休を取って病院に向かいました。 百戦錬磨のタクシー会社を相手に、世間知に欠ける同居人では心許ないと思ったからです。 で、行ってみると、タクシー会社は私が想像していたのとは全く違った手を打っていました。 事故の相手は初老のご婦人。 ご婦人を言いくるめ...
その他

色仕掛け

今朝出勤前に新聞を読んでいたら、79歳の老人が77歳の老婆に色仕掛けでだまされ、130回以上に渡って金を無心され、合計4億円も老婆に渡し、今になって返還を求めて訴訟を起こした、という珍妙な事件の記事を見つけました。 驚いちゃいますねぇ。 79歳の老人が女に色仕掛けで騙される、という話はありがちですが、色仕掛けを仕掛けたのが77歳の老婆であったというのが驚きです。 通常は若い女が使う手ですよねぇ。 新聞によると、一緒に風呂に入るなどして親密になっていったとか。 老人はマンションを経営する資産家で、そのマンションに店子として入居したのが老婆だったそうです。 老婆はなんやかやと理由をつけ、100万単位の金を何度も無心し、積もり積もって4億円になったようです。 老婆はその金で賃貸マンションを出て高級マンションを購入したり、高級外車を乗り回したり、派手に楽しんでいたようです。 老人はその金を用立てるために、保有する土地を売ったり親戚に借金までしていたようです。 よほどの熟女好きだったんでしょうか。 その昔、世界一の長寿を誇った泉重千代さんが、たしか112歳の時、好みの女性を聞かれて、「年上の女性...
その他

今日、4月から職場全体の予算管理を担うことになった若い男性職員が、なぜだか私の部署にやってきて、私一人に「よろしくお願いします」と挨拶していきました。 私はとりあえず「よろしく」と応えましたが、しばし唖然。 私の部署で予算執行を担当しているのは私だけではないし、私は部署の責任者でもありません。 その後喫煙所で、その理由が判明。 彼の前任の男が、私の部署の予算執行については私に相談するように、と言ったらしいのです。 しかも、それを聞いた後任はびびりまくっていたとか。 確かに職場での私は不愛想だしお世辞にも人あたりが良いとは言えません。 しかし、ひとたび一緒に仕事をすれば、それは見た目だけのことで、実際は単純なやつだということくらい、すぐに分かります。 この前任者、お人が悪い。 しかも、「とびおさんがスーツを着てタバコを吸っていると、ヤクザにしか見えない」と失礼なことをほざきました。 笑ってやり過ごしましたが、ひどい物言いです。 私は35歳くらいまでは、5つくらい若く見られる童顔が悩みでした。 それが精神障害発症とともにぶくぶくと太り、一気に年より上に見られるくらい貫禄がついてしまいました...
仕事

今日も今日とて何をやっているんだかわからないうちに午前中が終了しました。 今、昼休み。 コンビニで買った冷やしたぬきうどんを食いながら、この記事を打っています。 もう1年以上、平日の昼飯はコンビニの麺類がほとんどです。 日替わりの仕出し弁当を頼めば、400円でボリュームのある弁当を届けてくれるのですが、揚げ物が多かったりして、手が出ません。 以前は毎日をそれを食っていたのですが。 職場の多くの人がその弁当を食しています。 朝十時までに警備センターにある注文票に名前を書いておけば、警備員が頼んでくれて、お昼になったら警備センターに取りに行く、というシステムです。 弁当屋はもう一つ入っていて、こちらは500円。 素人くさいおかずが魅力ですが、なんだかご飯が柔らかくていまいちなんですよねぇ。 ご飯は硬めに炊いたほうがうまいですから。 冷たいうどんを食い終わったら、しばし昼寝でもして、仕事を忘れるといたしましょう。にほんブログ村 人気ブログランキングへ
思想・学問

ボストンマラソンと道徳律

ボストンマラソンの最中、爆発事件が起きました。 それも2回続けて。 死者3人、負傷者は130人にも達するそうです 怖ろしいですねぇ。 ランナーも観衆も生きた心地がしなかっただろうと思います。 米国政府はテロ事件と見ているようです。 テロというのは昔からあり、それが大規模になれば革命となり、革命が成功すればテロはテロとして裁かれることはなく、むしろ英雄的行為として賞賛されます。 よく、一人殺せば殺人犯だが、100万人殺せば英雄だ、などという言説を耳にします。 人間の歴史をみれば、悲しいかな、それは事実。 正義というものも時と場所によって大きく変わります。 現代、わが国を含む先進諸国では、自由と民主主義が普遍的価値とされています。 しかし、未来永劫続く普遍的価値など人の世に存在し得ようはずもなく、それがじつは嘘であることは疑いの余地がありません。 ただ、現世を上手に生きていくためには、自由と民主主義を信奉しているふりをするほうが得策です。 戦時中、多くの人が天皇が神だなどとは思っていないのに、時代の要請に従って、やむを得ず天皇陛下万歳を唱えて戦いました。 自由と民主主義を擁護するのもそれと...
その他

不思議

不思議ですねぇ。 普段私のブログには一日につき訪問者が320IPくらい、閲覧者が2,000PVくらいなのですが、昨日は671IP、2,438PVで、gooブログ1,857,630中、671位のアクセス数でした。 三國連太郎関連の検索が多かったのかと思ってアクセス解析を見たら、1件だけ。 他にも目立って多い検索語はありませんでした。 なぜいつもの倍以上の訪問者があったのか、不思議です。 以前、NHKのクローズアップ現代で優しい虐待についての放送があり、その感想の記事を書いた時、一気に訪問者が1,500IPを超え、100位以内に入ってびっくりしたことがありますが、その時は圧倒的多数の人が、優しい虐待という検索語で私のブログにたどり着いたので、理由はわかりましたが、今回は理由がわかりません。 まぁ、多くの人に読んでもらえるのは嬉しいことではありますが。 ブログを始めたばかりの頃は、一日せいぜい20IPくらいの訪問者でした。 続けていると自然と読んでもらえるようになるのだなぁと、感慨無量です。にほんブログ村 人気ブログランキングへ
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