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散歩・旅行

詣で納め

今日は晴れて気温もわりあい高かったようです。 世間ではお正月に初詣と称して神社仏閣にお参りするのが慣例となっていますね。 私も数年前まではお正月にお伊勢様の東京分社、東京大神宮に詣でるのを慣例としていました。 ところが昨今のパワー・スポットブームと、縁結びの神様ということで婚活中らしき女性グループが大挙して押し寄せるようになったため、混雑を嫌って初詣を断念していました。 しかし、大晦日なら空いているのではないかと思い立ち、ガラガラの首都高を飛ばして東京大神宮にお参りに行きました。 案の定空いてはいましたが、深夜に行われる初払えの儀式に出るためにやってきた人々がお昼前から並んでおり、驚きました。 彼らは境内には入らず、駐車場のあたりでじっとその時を待っていました。 気の長い人々です。 じつは平成10年、私は浮世の義理に従って、この神社で私の親戚と同居人の親戚を集めてくだらぬ儀式を執り行いました。 縁のある神社というわけです。 それかあらぬか、隣接するマツヤ・サロンという宴会場で、親戚に加えて友人や同僚・上司まで招いて宴会を開きました。 馬鹿馬鹿しい話です。  マツヤ・サロンのロビーに飾ら...
文学

平成24年

いよいよ平成24年も大晦日を迎えました。 今年もとてつもなく長い日々でした。 世に10大ニュースなるものがもてはやされる日でもあります。 政権交代とか山中教授のノーベル賞受賞とか中国との尖閣問題とかが取り沙汰されていますが、私はおのれ一人の心中を安らかならしめる力さえ持たない愚か者ゆえ、世の中の出来事に対し、あえて大晦日にコメントする資格を持たないのです。 せめては個人的な出来事を少しばかり振り返ってみるとしますか。 今年、私にとって最も大きな出来事は、それはあまりに大きすぎて今も冷静に語ることが不可能なのですが、3月5日の父の死でしょうね。 一年前、73キロあった体重は、今朝量ったら51.4キロにまで落ちてしまいました。 風呂あがりなど、裸でビールをごくごく飲んでいると、同居人は私の裸体を見つめ、「ガンの人みたい」と嘆くのです。 やたらと寒がりになり、硬いベンチなどに座ると尾骶骨が直接あたる感じで痛みを覚えます。 このようなことが起ころうとは、父が亡くなった日には全く予想していませんでした。 しかし人間はどんな出来事でも忘れるようにできているはず。 父の存在やその死を完全に忘れる日が...
映画

曲がれ!スプーン

年末くらいは笑って過ごそうかと思い、私にしては珍しくコメディ映画を借りてきました。 「曲がれ!スプーン」です。曲がれ!スプーン 長澤まさみ,三宅弘城,諏訪雅,中川晴樹,辻修ポニーキャニオン 幼い頃からUFOを目撃したりして、不思議な現象に興味津々の少女。 長じて、テレビ局に就職し、超常現象番組のADになります。 しかし、インチキばかり。 ディレクターに命じられ、本物の超能力者や超常現象を求めて全国を飛び回ります。 これを長澤まさみが演じていますが、もう一つとぼけた味が出ていません。 ここはとぼけた味の綾瀬はるかか、芸達者の石原さとみを使って欲しかったですねぇ。 クリスマス・イブ、カフェ・ド・念力という喫茶店では、本物の超能力者が集まって互いの力を見せ合うエスパー・パーティーが催されています。 強力な念力でスプーン曲げどころかシャンパンのビンを割ってしまったり、人をふっ飛ばしてしまったりできる物騒な念力男。 透視能力で美女と見るや裸を透視する男。 手を握ると相手の思念を読み取ってしまう男。 5秒間だけ時間を止められる男。 電気製品を遠方操作する男。 しかし彼らは、日頃その能力ゆえに差別さ...
社会・政治

日露エネルギー会戦

ロシアに程近いリトアニアの寒村。 ここにはソビエト連邦時代にチェルノブイリ型原発が建設され、ただの寒村だったのが、多くの労働者、技術者、またそれらを相手に商売する飲食店や商店が進出し、たいそう栄えたそうです。 しかし、原発稼動から3年後、チェルノブイリ原発事故が発生、リトアニアも稼動停止に追い込まれ、みるみる街は衰退していったそうです。 電気料金は6倍にも跳ね上がり、冬場の暖房にも困るほど。 ジリ貧を続ける村は、最新鋭の安全な原発を新設するしかないと、このほど日立製作所の最新鋭の原発新設に大きく舵を切りました。 リトアニアでは地震が起きたためしがなく、福島のような心配が無い以上、日本製の原発が最も信頼できる、という判断が働いたようです。 これに待ったをかけたのが隣の大国、ロシア。 リトアニアで使用する電力の8割はロシアからの輸入でまかなわれており、これが自力で供給できるとなると、ロシアにとって痛手ということのようです。 そこでリトアニアでは、まさに今、日露の間でエネルギー会戦が行われている、とさかんに報じられているようです。 わが国では原発をめぐっては議論百出。 再稼動への道は遠く、そ...
精神障害

診察

今日は今年最後の診察でした。 父の死とそれに伴う20キロもの体重減、研究教育職員を巻き込んでの担当替え騒動、トップを拒否しての永年勤続表彰、NHK番組への出演と、今年も色々ありました。 そんな中、精神の平衡を保ち、よくここまで乗り切りましたと、主治医は褒めてくれました。 精神科医のなかには、上から目線の命令口調で診察をする人もいるそうですから、私の主治医は人情のわかる名医だと思います。 診察の頻度も隔週から三週間おきに減りました。 快方に向かっているというより、ほぼ寛解したと言ってよいでしょう。 もちろん、薬を服用したうえでのことですが。 血圧の高い人が一生降圧剤を飲むように、腎臓が悪い人が一生透析を受けるように、私は一生精神病薬を飲み続ければよいと思っています。 そのほうがずっと楽に生きられます。 世の中には、明らかに精神に変調をきたしているのに、頑なに精神科にかかることを拒む人がいます。 精神障害者自らが精神障害者を差別しているんでしょうね。 悲しいことです。 また、精神科に受診したはいいけれど、服薬に罪悪感を持つ人もいます。 これも自分で自分を差別している例でしょう。 ちょっと調...
社会・政治

祝 ゾマホン駐日大使就任

一時期テレビのバラエティー番組で活躍していた西アフリカの小さな国、ベナン共和国出身のゾマホン氏が駐日ベナン大使に任命されたそうです。 日本でのテレビ出演や著書での収入を、ことごとく故国の小学校建設にあて、自身は極貧生活に甘んじている姿が評価されたようです。 子どもの頃、ゾマホン氏は日本という国を、今でもちょんまげに刀を差した侍が闊歩しながら、しかもこれといって資源もないのに驚異的な経済発展を遂げた変な国、と思っていたそうです。 日本への興味を強く持ちながら、当時ベナン共和国には日本大使館もなく、日本に留学するルートもなかったことから、まずは中国へ留学したそうです。 中国で日本人留学生を何人も知り、同じような顔をしていながら、中国人とは全く異なる日本人の精神性に打たれ、日本留学を決意したそうです。 日本人は、友人がどう感じるかを何よりも慮り、中国人は友人が自分にどんな利益をもたらすかを考えるのだとか。 駄目もとで友人の日本人留学生に頼み込み、その親に保証人になってもらって日本留学をはたしたそうです。 この時も、見ず知らずの自分の保証人になってくれたことに驚愕したとか。 日本は何しろ物価が...
仕事

6連休

明日から1月3日まで6連休。  嬉しいですねぇ。 1月4日は金曜日とあって、多くの人が年休をとっています 1月4日に年休を入れると9連休という大型連休になるのですよねぇ。 私はあんまり休んじゃって、初日が月曜日だと出勤するのが死ぬほど辛くなるのが目に見えているので、あえて1月4日(金)は休まず、リハビリ出勤の日とする予定です。 それにその日は、ハワイ大学から来ている研究者の研究発表がありますし。 でも、ガラガラでしょうねぇ。 なんだか申し訳ないような。 しかし1月7日に帰国予定なので、いた仕方ないというわけです。 年末年始の休みというのは何となく間が抜けていますね。 掃除をしたり、新年会があったり、けっこう忙しいですから。 しかし喪中の私は、何をするでもなく、静かに日を暮らしたいと思っています。にほんブログ村 人気ブログランキングへ
文学

楽にならざり

お昼休みになりました。 今日は13時から会議。 数年前までは、仕事納めの日に会議や行事を入れることなど考えられませんでしたが、隔世の感があります。 昨日のうちに資料をそろえ、のんびり午前中を過ごすつもりが、議長から急きょ3本も議題を追加すると言われ、資料の修正・追加に追われました。 なかなか楽になりませんねぇ。 ちょっと意味は違いますが、 働けど働けど我が暮らし楽にならざり、じっと手を見る という石川啄木の歌を思い出さずにはいられません。 私は安月給ですが、同居人も正規で働いていますし、たいして金のかかる道楽もないため、経済的に暮らしに困ることはありません。 しかし、双極性障害という爆弾を抱えているため、いつ長期病気休暇に入るかわからない、という不安があります。 長期病気休暇に入ると、三カ月までは満額給料をもらえますが、四ヶ月目に入ると6割くらいに減額されます。 それより何より、精神的にきついことが持病がある私の不安の種。 我が暮らし楽にならざり、という文句は、私にとって金銭面のことではなく、精神的な余裕を実感できないことを表す言葉です。  やることがないのが一番つらい、という人をみか...
仕事

仕事納め

平成24年も今日で仕事納め。 平成16年から私の業界は役所から独立行政法人になり、仕事納めという言葉に変りました。 それまでは、御用納めと呼んでいましたね。 しかも、昼から各課の打合せテーブルなどで宴会を開き、各部長や局長、職場のトップなどが各課をまわってしばし歓談する、という風習がありました。 1月4日の御用始めも同様でした。 しかし、時代はそんなのどかな風習を許さず、勤務時間中に飲酒とは何事か、ということで、仕事始めと仕事納めは管理職が短い挨拶をするだけで、普段と変わらず働く日になりました。 当たり前といえば当たり前ですが。 昼から始めて17時過ぎまでやるので、あんまり長くて苦痛でしたねぇ。 御用始めの時など、途中、抜け出して近所の神社にお参りにいったりもしていました。 地方公務員や霞が関の中央官僚は今どうしているのでしょうね。 大手家電メーカーに勤める知人は、やはり10年ほど前までは仕事始め・仕事納めの日は挨拶回りだけで、しかも必ず酒がふるまわれ、閉口したと言っていました。 官民問わず、世知辛い世の中になったものです。 かと言って、勤務時間中に宴会を始める習慣に戻るのは絶対に嫌で...
文学

ささきふさ

先般、縁あってささきふさという女流作家の「おばあさん」という小説を読む機会に恵まれました。 浅学非才の身であれば、モガ(モダン・ガール)と呼ばれ、戦前から戦後の風俗を写実的に活写したこの小説家の存在をこれまで知らなかったことは、いたしかたない仕儀と言うべきでしょう。 「おばあさん」という小説は、都内で長男夫妻と同居する93歳の母親を、伊東に住む末娘夫妻が引き取る話です。 引き取るとは言っても、表向きは一週間程度伊東で温泉につかったり、おいしい海の幸を食したりして保養するために末娘宅へ旅行する、ということになっています。 しかしそれは、実は折り合いの悪かった長男夫妻のもとから、末娘夫妻のもとへ死にに行く、死の準備だったのです。 おばあさんが長男の元を離れなかったのは、大酒のみで独身の次男の存在がありました。 次男はおばあさんと一緒に長男の家の離れに住んで、庭に畑を作って新鮮な野菜を母親にふるまう孝行息子の側面もありました。 小説の一節に、 おばあさんの隱居所は長男の邸内の片隅に在るのだが、本家で百姓につくらす野菜は枯れがれなのに、隱居所の縁先はいつも青あをと、心丈夫な眺めだつた。 とあり...
文学

生卵28個

チュニジアの20歳の青年が、生卵28個を飲んで死亡した、とのニュースを見かけました。 もちろん、自殺のために飲んだのではありません。 仲間内で生卵を飲む賭けを行い、賭けには勝ったが命は落としたそうです。 しかし生卵を28個飲むなんて、どういう罰ゲームでしょうね。 日本人は世界の中では破格に生食好き。 刺身や鮨だけでなく、生卵をご飯にかけて食したりすることを好みますね。 それにしても28個は異常です。 不思議なのは、死因が不明なこと。 日本で流通している生卵を28個飲んでも、死ぬことはないんじゃないでしょうか。 せいぜい気持ち悪くなってゲロ吐いちゃうくらいでしょう。 ということは、おそらく古い卵だったか、何らかの菌に侵された卵だったとしか思えません。 人の死にあたって笑っちゃいけませんが、失笑せずにはいられません。 豆腐の角に頭をぶつけて死んじゃった、みたいな話のような気がします。 せめてその青年が、大の生卵好きであったことを祈ります。 にほんブログ村 人気ブログランキングへ
仕事

だるい

なんだか今日は朝から体調がよくないようです。 体が重いし、腰のあたりに鈍痛があり、お腹を下しています。 しかし今日、明日出勤すれば年末年始のお休み。 明日は13時から会議が入っており、今日はその準備のため休むという選択肢はありませんでした。 もちろん、会議当日の明日も。 サラリーマンですら、スケジュールによって休めない日というものがあります。 これが開業医や理髪師となれば、なかなか休めないでしょうねぇ。 患者やお客は、定休日以外当然開いていると思っているでしょうから。 サラリーマンはチームで仕事をしますが、開業医や理髪師は本人だけですから、プレッシャーは大きいと思います。 精神障害発症時、私は自分がやらねば誰がやる、という誤った考えのもと、無理に出勤を続けて症状を悪化させ、長期の病気休暇を余儀なくされました。 今は真逆です。 自分一人休んだってどうってことはない、組織は何の支障もなくまわっていく、と思うようになりました。 同じ部署の数人がしんどい思いをするだけです。 そう考えると、ずいぶん気楽になりました。 よく組織の歯車なんて言いますが、私は歯車なんて立派なものではありません。 私は...
社会・政治

第2次安倍内閣

安倍自民党総裁が本日第96代総理大臣に任命されましたね。 第2次安倍内閣の発足です。 党の枢要な職に女性を複数登用したり、総裁選を戦った石原議員を総務大臣に起用したり、工夫の跡がうかがえます。 なにしろこの内閣に重厚感を与えているのが、元総理の麻生太郎議員を副総理兼財務大臣で起用したことと、前自民党総裁の谷垣議員を法務大臣に迎えたこと。 初大臣もおり、バランスが取れています。 ライバル、石破幹事長の続投を決めたことも、安倍内閣が自民党一丸となって民主党政権下の3年3カ月でぼろぼろになってしまったわが国の国政を立て直そうという強い意志を感じます。 韓国や中国はわが国が急激に右傾化していると騒ぎたてていますが、右傾化というのは明らかに間違いで、やっと真ん中よりになってきただけのことでしょう。 第1次安倍内閣では、わずか一年の間に憲法改正に必要な手続きである国民投票法を通し、教育基本法を改正し、さらには防衛庁長年の悲願であった省昇格を成し遂げました。 一年でこれだけのことをやるというのは大変なことだと思います。 是非長期安定政権を作り上げ、安倍総理が昔から口にする戦後レジームからの脱却を図っ...
文学

冬至も過ぎて

冬至が過ぎて4日経ちました。 銀杏の葉は散ってしまい、紅葉を楽しむこともできない、真冬ですね。 しかし少しずつ日が伸びていくと思うと心躍るものがあります。 17時を過ぎると真っ暗。 定時で職場を出ても真っ暗なのは嫌な気分です。 神な月 風に紅葉の 散る時は そこはかとなく 物ぞ悲しき 「新古今和歌集」に見られる藤原高光の和歌です。 今となっては、葉は完全に散ってしまい、散る葉にもの悲しさを感じることもできません。 首都圏ではそうでもありませんが、北国の人々にとってはまさに死の季節かもしれませんねぇ。  冬枯の 森の朽葉の 霜のうへに 落ちたる月の 影のさむけさ 同じく「新古今和歌集」の藤原清輔朝臣の和歌です。 こちらはまた震え上がるような寒さを感じさせますねぇ。 しかし、その寒さが、凛とした空気を招いて、冬らしい清浄な感じを醸し出してもいます。  私は冬の凍えるような空気に清浄を感じ、わりとこの季節を好んでいたのですが、年のせいか、体重が落ちたせいか、今年は冬の寒さがこたえます。 布団から出るのが一苦労です。 昔思ふ 庭にうき木を つみおきて 見し世にも似ぬ 年の暮かな またまた「新古...
文学

けんか大岡

今日は大岡昇平の忌日なんですよねぇ。 私が大学生の、1988年の今日でした。 「野火」や「レイテ戦記」などの戦争を扱った作品を、冷静な筆致で描き出し、夢中で読んだことを思い出します。 この人、けんか大岡と呼ばれるほど、論争好きで有名でしたね。 有名どころでは、井上靖との間で繰り広げられた、「蒼き狼」論争があります。 大岡昇平と言う人は嘘八百を並べるのが仕事のはずなのに、奇妙に実証にこだわる面がありました。 で、井上靖が独特の浪漫的美学を盾に、モンゴルの英雄を狼に見立てて史実を捻じ曲げたと怒りだしたわけです。 他にも、井上靖の自伝的三部作「しろばんば」・「夏草冬濤」・「北の海」を、自伝とは言えない、と文句を付けました。 そして「少年」という自伝的作品を書いてこれらへの批判としたそうです。 私は少年時代、井上靖の自伝的小説を耽読しました。 大正時代を舞台とした青春小説で、少年から青年へと成長していく姿が、若い男特有の滑稽さとともにユーモラスにつづられていました。 嘘八百を並べるという小説家の宿命を考えれば、私は大岡昇平の言いがかりに与することはできません。 井上靖の大らかな文学世界を良しと...
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