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文学

師走

早いもので、昨日から師走になりました。 かつて支払いのツケは大晦日までに精算することとされており、このままでは年が越せない、という言い様は、庶民感覚に合っていたものと思われます。 金策に走る寒い月だったのですねぇ。 冬ごもり 小ぜにをかりて 笑はるる 正岡子規の句です。 どこかユーモラスな感じを受けますが、精算すべき日の近くに小銭を借りるというのはよほどのことだったんじゃないでしょうか。 いそがしく 時計の動く 師走哉 こちらも同じ俳人の句です。 こちらは世間一般の慌しい師走というイメージに合っていますね。 現代では、借金をしていてもその返済期限は様ざまで、年末だからと特別慌てる必要はありません。 それはきっと人々の生活にとって良いことなのでしょうが、年内に厄介ごとは片付けて、清浄な気持ちで新年を迎えようと言うわが国古来の風習が廃れるのは寂しいような気もします。 もっとも、私が返済に窮するような借金を負ったり、ツケを持ったりしたことがないから言えることなのかもしれません。 我々サラリーマンにとっては、師走はボーナスが支給される嬉しい月でもあります。 ここ数年ボーナスは減少傾向ですが、そ...
社会・政治

米国上院決議

先般、米国議会上院が、尖閣諸島に対する攻撃が行われた場合、米軍は日米安保条約に基づいてこれに軍事的に対応する、との異例の決議を行いましたね。 中国の太平洋進出に対する強い牽制の意味が込められているものと思われます。 日本国民としては、たいへん心強い決議です。 現在の彼我の戦力差に鑑みると、中国が尖閣諸島に武力で侵攻してくる可能性は極めて低いでしょう。 中国は大陸国家の常で、陸軍は強大ですが海軍はそれほどでもありません。 逆にわが国は島国の常で、海軍力は世界有数です。 海で戦うことは中国の嫌うところでしょう。 まして米軍をも相手にしなければならないとなれば、中国は短期的には武力行使に打って出ることはないと思われます。 しかし、先のことはわかりません。 五年、十年と経つうちに、中国は海軍力を強め、日米同盟恐るるに足らずと思えば、躊躇なく侵略行動に出るでしょう。 ちょうど今、南シナ海でフィリピンなどがいいようにやられているように。 フィリピンには海軍とは名ばかりのオンボロ船が数隻あるだけですから。 今のところ中国は米上院の決議にとくだんの抗議をしていません。 これもひとえに、米軍を恐れてのこ...
映画

REC/レック3 ジェネシス

スペイン製POVゾンビ感染物の名作「REC/レック」シリーズの最新作「REC/レック3 ジェネシス 」を鑑賞しました。 前2作は都市部のアパート内部で起き、周囲を軍や警察に封鎖されているため、すぐそこに助けが来ているのに惨劇が繰り広げられる、というもどかしさとPOVならではの緊迫感がありました。 最新作は前2作と同じ時期に別の場所でゾンビ感染が起こるという筋立てになっています。 その場所とは、森の中のお城。 そこで盛大に結婚披露宴が行われ、その最中に新郎の叔父さんがゾンビ化するのです。 一応、披露宴の前に犬に噛まれて病院で手当てを受けたと言っていたので、それが原因なのでしょう。 最新作ではもうPOVの手法は止め、むしろコメディタッチのホラー・アクションに仕上がっています。 友人や親戚などの招待客が次々とゾンビ化する中、新婦は純白のドレスを引きちぎり、物置にあったチェーンソーを武器に怪物じみた戦いぶりを見せます。 チェーンソーで友人の首をちょん切ったり、頭から縦に体を割いちゃったり。 そうかと思うと後ろから襲ってきたゾンビを回し蹴りにし、ハイヒールで目玉を突き刺して蹴り一発で倒したり。 ...
映画

セルビアン・フィルム

今日から師走ですね。 師走らしい寒い日を迎えています。 そんな中、不快度満点の「セルビアン・フィルム」を観ました。 ミロシュはセルビアの元ポルノ・スター。 精力絶倫を売りに、数々のポルノで活躍してきました。 今は結婚して子供もでき、ポルノの仕事をしていません。 しかし、お金は欲しい。 そんな中、かつて共演したポルノ女優から、高額の報酬を示され、製作者と会います。 製作者はもともと心理学者ですが、何やら怪しい闇組織に属し、海外の市場向けに彼曰く芸術的ポルノ映画を作って売っています。 その芸術的ポルノ映画にミロシュを誘うのです。 ただし、台本も与えられず、あらあらの内容さえ聞かされず、ただ自然体でポルノ男優としての仕事、すなわち、見せるセックスをすれば良い、と言うのです。 奇妙だと思いながら高額の報酬に釣られて引き受けるミロシュ。 仕事が始まると、これでもか、というほどのセックスと暴力描写の連続になります。 平たく言えば極端なSMですね。 女優が死んじゃうほどです。 ミロシュはもともとノーマルなポルノ男優なのですが、性欲増進剤を打たれ、まさに獣のごとく性交を求めます。 嫌な感じがする不快な...
社会・政治

パレスチナ国家

先般、国連でパレスチナがオブザーバー組織からオブザーバー国家へ昇格することが承認されました。 反対が9票。 イスラエル・米国・カナダなどです。 棄権が41票。 英国などです。 賛成が138票。 圧倒的多数ですね。 私はわが国も米国に同調して反対にまわるのではないか、反対しないまでも棄権するのではないかと危惧していましたが、フランスなどともに賛成票を投じました。 国連では、よく米国は4票持っている、などとからかわれます。 いつも米国に追随するカナダ・日本・英国の3票が米国票に加わるからです。 しかしこのたびは、わが国は賛成、英国は棄権と、米国に追随しませんでした。 ことほどさように中東問題は複雑ということでしょうか。 過去においても、オイル・ショックの時など、わが国は油の確保に奔走し、米国とは違った外交を展開、中東諸国の元からの親日感情もあって、油の確保に成功しました。 もちろん、米国は嫌な顔をしましたが、わが国も独立国である以上、なんでもかんでも米国追随というわけにはいかないでしょう。 パレスチナの民はお祭り騒ぎで喜んでいますが、イスラエルの報道官が言うように、朝になれば何も状況に変化...
社会・政治

未来は無理

前原前衆議院議員が、日本未来の党の政策を、絶対無理、と言ったそうです。 嗤えますねぇ。 3年前に無理なことを吹きまくって政権をとり、実際に無理だったのはどなたでしたか。 それとも3年前の反省に立っての御忠告でしょうか。 ご親切なことです。 そんなご親切を言っている閑があったら、少しは現実的な政策を勉強なさったらいかがでしょう。 まさかわが国民、3年前と同じように甘言にだまされて、絶対無理な党に多数の議席を与えたりしないでしょうねぇ。 3年前も今回も、党は替わりましたが、バックに小沢一郎前衆議院議員がいることが不気味です。 自民党時代は小泉元総理なみの新自由主義的な発言をしていたのに、いつの間にやらバラマキ専門になってしまいました。 要するに票が欲しいだけで信念なんてものはないんでしょうねぇ。 この20年ばかり、つねに政治の中心にいた人が、ただの票取り屋だったとは情けないことです。 もう小沢一郎前衆議院議員の顔は見たくないですねぇ。政治 ブログランキングへ にほんブログ村
その他

本葬

昨日、亡父の本葬が盛大に執り行われました。 大導師に池上本門寺の貫主猊下をお迎えし、導師に2名の高僧を迎え、その他6名の坊主により行われ、それは華やかなものでした。 列席の100名もの坊主も貫主猊下の読経に合わせて声を張り上げ、我々坊主業界以外の道に進んだ親族は、なんだかいたたまれないような感じでした。 13時から始まった法要は弔辞、兄による謝辞も含め、90分にも及びました。 その後バスやハイヤーを大量に仕立てて赤坂のホテル・ニューオータニに移動。 父と母が結婚披露宴を行ったという因縁の宴会場で、追悼会とあいなりました。 献杯まで次から次へと日蓮宗の高僧があいさつを述べ、酒にありつけるまで1時間以上を要しました。 参っちゃいましたね。 その後会食。 でも会食が始まった頃には、なんだか疲れてしまいました。 酒を喰らっては料理を平らげる坊さんたちの旺盛な生命力は、時折私を疲れさせます。 私にもそんな生命力が欲しいものです。 久しぶりに会う親戚たちは私の痩せぶりに目を見張り、病気じゃないかと心配してくれましたが、私にしてみれば若い頃の体重に戻っただけのこと。 別にどうということはありまえせん...
その他

後世

今日は休暇をとりました。 以前から何度も書いているとおり、亡父の本葬のためです。 しかし亡くなったのが3月5日で、密葬と称する盛大な葬儀を出しておきながら、今頃本葬というのは、一般的にはあり得ないでしょうねぇ。 実家ながら坊さんの世界の習慣はよくわかりません。 実家での葬儀が13時からで、赤坂のホテル・ニューオータニでの追悼の宴会が16時半から。 実家には12時半頃着けばよいかなと思っていましたが、着付けのおねぇさんを呼んでいるとかで、親類は実家で着付けをするようです。 同居人もそうしたいとかで、かなり早く行かなければなりませんねぇ。 11時前には到着したいところです。 いよいよ亡父の遺骨も冷たい石の下へと入れられ、個人史は終わり、寺の歴史となるのですねぇ。 亡父は開山上人から数えて45世。 開山上人はもとは天台宗の坊さんでしたが、日蓮上人の話を聞き、日蓮宗へと転じて浅草に寺を開山したと伝えられます。 その後寺は現在の江戸川区に移転。 江戸へ農作物を供給する農村の寺として、地域とともに発展してきました。 亡父も保護司やらPTA会長やら、柄にも無く地域の仕事を引き受けていましたっけ。 寺...
社会・政治

日本未来の党

嘉田滋賀県知事が日本未来の党なる新党を立ち上げましたね。 維新やみんなに隠れて埋没気味だった国民の生活が第一の小沢代表がこれに飛びつきました。 他にもみどりの風などが合併もしくは連携を模索しているとか。 国会議員の数では国民の生活が第一が圧倒。 小沢の党になり下がる怖れなしとしません。 しかし原発0以外に、これと言って政策が見当たりません。 これだけ目玉政策が無いと、逆に他の党はくっつきやすいでしょうね。 原発0と言っていさえすれば、くっつく大義名分は立つわけですから。 そうは言っても原発0だけでは、山積する国政の課題に対応できるはずもありません。 失政を繰り返した民主党以上の惨状をさらけ出すことは目に見えています。 それにしても嘉田滋賀県知事というおばちゃん、なんだか表情が不気味ですねぇ。 イッちゃってるというか、自己陶酔というか。 今回の衆議院選挙ほど、あっちとくっついたりこっちとくっついたり、野合と言われても仕方ないような動きが頻繁に起こるというのは珍しいですねぇ。 見ている分にはこれほど面白いことはありませんが、実際に国政を任せられる党となると、自民万年堂しかないような気がしま...
その他

飲み過ぎ

昨夜は少々飲みすぎました。 夜、立食パーティー形式で永年勤続の祝賀会があり、それが終わったらとっと帰ればよかったのですが、二次会に行ってしまったのがまずかったようです。 時間的には22時には終わったのですが、最近は軽く晩酌するだけで、外で飲むということがなかったので、ペースが狂ったようです。 今朝、目が覚めたら7時半。 いつも7時50分には家を出るので、20分しかありません。 遅刻してもいいやと言う感じでのんびり朝飯を食い、8時過ぎに家を出ました。 5分ほどの遅刻です。 誤差の範囲かなと、自分に言い訳しています。 明日は亡父の本葬。 13時から実家の寺で葬儀と納骨。 その後バスを仕立てて都内某一流ホテルへ移動し、追悼会と称する宴会です。 人が死ぬということ、大変なことです。 今さら何の感慨も浮かばないような気もするし、納骨の時には悲しみがこみ上げるような気もします。 まぁ、なるようにしかなりません。にほんブログ村人気ブログランキングへ
その他

止まった

3月5日に父が亡くなってから、最初の一か月で5キロ、その後は毎月2~3キロのペースで体重が落ち続けていましたが、今月は体重が落ちることなく、52キロ台で推移しています。 どうやら私の体重減少も止まったようです。 おそらく、52キロくらいが私の限界なのでしょうね。 マックス74キロまでいってしまいましたが、52キロということで、22キロ落ち、20歳の頃の体重より1キロ軽い程度で済みました。 まずは良かったと思います。 昔買ったスーツを捨てずに持っていたので、今はそれを着ています。 人間何が起こるか分からないですから、太ったからとか痩せたからとか言って、合わなくなった服を棄てるのは考えものですね。 いつまた太ったり痩せたりするかわかりませんから。 でももう太りたくないですねぇ。 太っている時は腹が邪魔で靴下を履くにも難儀しました。 もともと太っている人はそれが当たり前で何とも思わないのでしょうが、私の場合は急激に太ったので、やけに暑がりになったり、体の変化に戸惑いました。 血液検査の結果もどんどん悪くなりましたし。 それが今では、血液検査の結果はオールAです。 痩せるということはすさまじい...
仕事

賞状

午後、永年勤続表彰を受けました。 馬鹿馬鹿しいほど巨大で上質な紙でしたねぇ。 ああいうのを無駄遣いと言うんじゃないでしょうか。 今日はこれから館内の会議室で祝賀会だとか。 これから定年まで17年もあるのに、20年働いたからと言って、何の感慨も湧きませんねぇ。 ていうか、湧くはずありませんよね。 でもあぁ、精神障害で3度も半年以上の病気休暇を取ったこの私に、病気休暇の期間をもカウントして永年勤続を認めてもらえてことは、素直に喜ぶべきなんでしょう。 とりあえず、職場に感謝。人気ブログランキングへにほんブログ村
映画

王様ゲーム

昨夜は学園ホラー「王様ゲーム」を鑑賞しました。 突如クラスの全員に送られてきた携帯メール。 王様を自称する者が、誰それは好きな女子に告白しなければならない、なんて他愛もない内容です。 しかし、今度は誰それと誰それはキスしなければならない、だとか、果ては性交しなければならない、などとエスカレートしていきます。 それを守らなかった場合、その生徒は存在を消されてしまいます。 殺されるのではなく、最初からこの世に存在しなかったことになってしまうのです。 家族も教師も、消された生徒の記憶を失い、初めからいなかったものとして扱われます。 ただし、クラス・メイトだけは覚えていて、王様からのメールに戦々恐々とします。 また、王様ゲームへの参加を拒んだ者も、存在を抹消されます。 王様からのメールを着信拒否に登録しただけで、消されてしまうのです。 いったい王様とは何者か。 その目的は何か。 分けも分からないまま、物語は進んでいきます。 そして、あっと驚くラスト。 王様ゲームは何十年も前から続けられ、今後も続くのです。 残酷シーンは皆無で、心理的恐怖が中心になります。 まずまずの出来ですが、ラストのオチに少...
仕事

永年勤続表彰

明日、永年勤続表彰を受けることになりました。 20年間勤めると自動的に21年目の勤労感謝の日前後に表彰されるもので、私がとくに成績優秀だからというわけではありません。 私の他にもう2人対象者がいて、今年は3人。 私以外の2人は職場のトップから表彰を受けますが、まだパワー・ハラスメントを受けた傷が癒えない私は我儘を言って部長から表彰してもらうことになりました。 幹部職員はみな私とトップとの事件を知っていますが、表彰を受ける2人は噂は聞いたことがあるかもしれませんが、詳しくは知らないはず。 奇妙に思うでしょうねぇ。 記念写真も2人はトップと並んで撮りますが、私は事務局幹部職員と撮影。 特別扱いですねぇ。 なんだか申し訳ないような。 しかし精神障害の再発を怖れる幹部連中は快く私の申し出に応じてくれました。 ありがたいことです。 永年勤続とはいっても、まだ後定年まで17年もあると思うと、特別な感慨は湧きませんねぇ。 私は就職して早々、職場に着いたら心にシャッターを下ろす技術を身につけるように心がけてきました。 仕事をしている間はとびおという個人ではなく、○○課職員であって、私ではない、と思い込...
文学

憂国忌

昨日、11月25日は三島由紀夫の忌日、憂国忌でした。 45歳、小説家としてまだまだこれからという時期になんであんな死に方を選んだのでしょうね。 一説には、一緒に自決した弟子の森田必勝との情死であったとも言われています。 嘘か真か、三島由紀夫の遺体を解剖したら、直腸から森田必勝の精子が出てきたとか。 彼が同性愛者であったことは公然の秘密ですが、結婚して子どももいたことを考えると、バイセクシャルだったと考えるのが自然でしょうね。 憂国忌の元になった小説「憂国」は国を憂える物語というより、憂国の情を持つ将校がひたすら情交を繰り広げるという、官能小説に仕上がっています。 そしてまた、市ヶ谷駐屯地に向かう直前に書きあげた「豊饒の海」の最終作「天人五衰」のラストの、なんと乾いてシニカルであることでしょう。 とてもこれから市ヶ谷駐屯地に出かけて自衛官にクーデター決起の檄を飛ばし、夢破れて自決する人の文章とは思えません。 激情に駆られた風がなく、極めて冷静なのです。 もともと三島由紀夫の小説は人工美の極北にあるもので、熱い感情とは無縁でシニカルなものです。 想像するに、彼は何も天皇を中心とする国家主義...
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