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思想・学問

特別な瞬間

人生とは不思議なもので、偶然とも縁ともつかない、不思議な瞬間があるものです。 その最たる例は恋愛沙汰、とくに一目ぼれでしょうね。 ある異性(時には同性)を見た瞬間、これは特別な瞬間だと感じ、それまでの生きてきた歩みが一瞬にして再構成され、その異性との未来を明瞭に思い浮かべてしまうわけです。 もちろん、これが片恋であればストーカーに化してしまう可能性がありますが、奇跡的に両思いになれば、その偶然は決して偶然などではなく、縁という必然であると確信するに至るでしょう。 私は残念なことに一目ぼれという経験はありません。 しかしまずは友人になって、飲み仲間になって、少しずつその異性に惹かれていく過程のある一瞬に、一目ぼれと同じような、過去の再構成と未来への展望が同時に開ける特別な瞬間を持ったことは数少ないですが、経験しています。 過去は良いことも悪いことも含めてこの人と出会うためにあったのだという強い確信と、現在のよしなしごとを吹き飛ばしてしまう強い力で、二人が歩むであろう明るい未来への展望を信じてしまいます。 恋は病とかいう、傍から見たらじつに小っ恥ずかしい瞬間でもあります。  それはひとつ恋...
社会・政治

民主党分裂

小沢一郎衆議院議員が、自らの一派衆議院議員38人、参議院議員12人の50人の離党届をとりまとめ、輿石東民主党幹事長に提出した、との一報が飛び込んできました。 やっちゃいましたねぇ。 思えばこの人、自民党を飛び出してから、おかしくなっちゃったような気がします。 自民党時代は政策通の剛腕と言われていたのが、今では権力欲でしか行動しない人になってしまった感があります。 1969年から1993年までの24年間は自民党、その後派閥抗争に敗れて自民党を飛び出し、1993年から1994年までは新生党、その後旧民社党や公明などを広く集めて1994年からは新進党、しかし結局空中分解を起こして1998年に解党、1998年からは自由党、2000年から自公との連立をめぐって自由党と保守党に分裂、細々と自由党でやっていましたが、2003年、民主党に合併される形で民主党員となり、代表まで務めながら、2012年離党、近々新しい党を立ち上げるとか。 これだけめまぐるしく党を作っては壊した政治家を他に知りません。 しかも、渡部恒三・藤井裕久・扇千影・小池百合子など、そうそうたる大政治家が、かつて小沢議員の魅力に吸い寄せ...
その他

真ん中

今日は一年でちょうど真ん中の日にあたりますね。 今年は閏年のため1日多く184日目で、あと182日。  来し方をふりかえる余裕もありません。 私がこの真ん中の日で強烈な印象が残っているのは、サッカー・ワールドカップでオウンゴールしたコロンビアの主将が、自国民に殺害されてしまった事件です。 たしか1994年、米国開催の大会でした。 前年、日本が勝てばワールドカップ初出場という試合でイラクに引き分けてワールドカップに出られなかった、ドーハの悲劇の後の大会です。 しかし悲劇というなら、コロンビアのほうが悲劇的です。 オウンゴールと言ったって、何も自国のゴールを狙って蹴ったわけではなく、防戦のために繰り出した足にボールが当たってオウンゴールになってしまっただけのこと。 それを殺害するとは何事ですか。 コロンビアは熱狂的で野蛮な国と見なされてしまっても仕方ありません。 しかも犯人、当初は懲役43年の重い刑を科されたものの、模範囚ということで減刑になり、わずか11年で釈放されたやに聞き及びます。 サッカーをめぐっては、勝ち負けの遺恨が原因となって、南米のホンジュラスとエルサルバドルが戦争を始めたり...
映画

マッド・ホステル

昨夜は英国のホラー「マッド・ホステル」を鑑賞しました。 ロンドンの美大生、男女四人は、家賃なしで暮らせる廃屋を求めて、車でロンドンの町を走りまわります。 そして見つけた理想的な廃屋。 古いながらもお城のように広い家です。 ドアを破壊して侵入した四人は、壁に絵を描いたり、美大生らしいセンスで廃屋を快適な我が家に変え、夜は乱痴気騒ぎを繰り広げます。 疲れ果てて床でごろ寝する四人。 目覚めて、異変に気が付きます。 ドアは鍵をかけられた上頑丈に釘でとめられ、窓という窓には鉄の板が張られているのです。 つまり、四人は何者かによってその廃屋に完全に閉じ込められてしまったのです。 なんとかして外に出ようと試みる四人。 しかもなぜか、全員の携帯がなくなっており、助けを呼ぶこともできません。 廃屋にいるはずの何者かに怯えながら、必死に脱出を試みます。 やがて明らかになる廃屋の元からの住人。 それは頭のおかしい老外科医。 四人は一人また一人と、老外科医の狂気の手術台に載せられ、血祭りにあげられていきます。 そして、驚愕のラスト。 時間が80分と短く、テンポも良いのですが、なんとなく中途半端な感じがします。...
映画

POV

今朝は早朝から美少女学園ホラー「POV」を鑑賞しました。 志田未来と川口春奈が主演の心霊ホラーです。 2人とも本人役で登場するところが、本物っぽさをかもし出すのに一役買っています。 ちなみに「POV」はPoint of View Shotの略で、出演者の視点から取られた映像ということです。 フェイク・ドキュメンタリーとよく似ていますが、フェイク・ドキュメンタリーは出演者が撮影したビデオ映像のみを写すのにたいして、「POV」はカメラを撮っていない出演者の視点からも描かれ、より多角的な映像を楽しめます。 志田未来は、所属事務所の後輩、川口春奈とともに携帯電話向けの番組の収録をしています。 『志田未来のそれだけは見ラいで!』は毎回、全国の視聴者から投稿された動画を紹介する番組。 その日は本物の心霊現象が映った動画「真霊動画特集」の収録を進めていました。 すると投稿映像に異変が起き始め、モニターには予定のない映像が流れ出し・・・ それは春奈が通っていた中学の映像だったのです。 「その中学に行って浄霊をしなければならない」との霊能者の言葉を受け、ディレクターの橘、マネージャーの桑田らとともに、未...
精神障害

診察

今日の夕方、精神科の診察がありました。 職場復帰して2年2ヶ月、とくに精神症状が出ていないため、二週間に一度だった診察が、三週間に一度に変更することになりました。  また、以前、抗うつ薬のジェイゾロフトを少しずつ減らし、一年で完全に切ってからもうずいぶんになるので、さらなる減薬にチャレンジすることになりました。 抗うつ薬のドグマチールを現在朝夕一錠ずつ飲んでいるのですが、朝一錠だけに減らすことになりました。 多分大丈夫なんじゃないかと思っています。 これで薬は、抗躁剤のリーマスが朝夕2錠づつ、抗うつ薬のリフレックスが夜2錠、同じく抗うつ薬のドグマチールが朝1錠、睡眠薬のサイレースが寝る前1錠、抗不安薬のワイパックスが頓服で一日2錠まで、となりました。 症状がきつい時はこれに加えて抗うつ薬のジェイゾロフト、メジャー・トランキライザーのPZC、レボトミン、セロクエルを飲んでいたのですから、ずいぶんすっきりしたと思います。 できればリーマスとワイパックスだけになればいいなと思います。
散歩・旅行

歩人館

今まで履いていた散歩用の靴がぼろぼろになったため、散歩用の歩きやすい靴を求めて、千葉駅そばのアシックス直営の歩人館という靴屋を訪れました。 噂には聞いていましたが、ここで靴を買うのは一苦労です。 まずは専用の機械に素足を突っ込み、足の大きさ、形状、歩き方の癖などを調べます。 続いて店員が合った靴を次から次へと持ってきて、それを履いてみて、店内を歩き回ってみます。 少しでも違和感があれば、それを店員に伝え、再度計測し、次の靴を探します。 そんなことを小一時間も繰り返し、ようやっと、合う靴にめぐり合えました。 金額は一万五千円と、そう高くはありません。 でその靴を履いてみると、まるで足袋でもはいているようなフィット感と、履いているんだか分からないような軽さが心地よく、早速靴を新しい物に履き替えて、二時間ばかりも千葉周辺を歩き回りました。 実に久しぶりに、2万歩を超えました。 システムが億劫で手を出さなかった歩人館ですが、こんなことならもっと早くここの靴を買うんでした。 しかも靴底が減ったら、2000円程度で張り替えてくれるそうです。 長く履けそうです。 昨日支給のボーナスで購入しました。 ...
思想・学問

亡霊

3月5日に父が亡くなってからもうすぐ4ヶ月。 食事制限も運動もしていないのに11キロも落ちてしまいました。 それは良いでしょう。 内科医に褒められていますから。 しかし亡父の蔵書に接するほど、私の心は千々に乱れます。 マルクス全集があったかと思えば茶の本があり、ウェーバーの著作が揃っていたかと思うと漢詩全集や「日本の詩歌」があったりします。 私は父を、思想的には朝日新聞みたいな人で、しかし坊主だから仏教を始めとする東洋思想に強い人と、決めて掛かっていました。 父の膨大な蔵書の山を前にして、私は父が何者であったのか分からなくなりました。 浅草の高給寿司店からバーへと、差しで6時間も語り合ったとき、亡父は私の話を聞こうとして、多くを語りませんでした。 うつ病で長期休暇を取っているとき、奈良や京都に連れ出してくれましたが、やはり亡父は、多くを語りませんでした。 語りつくせぬまま、逝ってしまいました。 私は今、亡父を叱っています。 なぜもっとおのれをさらけだしてくれなかったのか、なぜもっと自分の思いを語らなかったのか、と。 亡父は私の著作やブログを読んで、私の才を愛でてくれていたようです。 ま...
仕事

ボーナス

出ました。 ボーナス。 しかし、昨年の夏より大幅に減りました。 9%の減額。 期末勤勉率100%、成績率良好の私が、9%の減。 泣けますねぇ。 これは民主党政権が人事院の意向を無視して国家公務員給与の大幅減を断行したことによるものです。 労働三権が認められていない国家公務員の待遇・身分を担保するために人事院は存在しているはず。 そのために人事院は会計検査院と並んで内閣から独立した行政機関とされています。 その人事院の意向を無視するとは、暴挙としか言いようがありません。 民間企業では、ボーナスが出ない年もあると聞き及びます。 一方、業績が良かった年には、どーんと大盤振る舞いする場合もあるとか。 営利を目的としない国や公共団体は、大儲けするはずがありません。 したがってどーんと貰えることはあり得ません。 それでもモチベーションを維持するのは、真面目にこつこつ働いていれば、少しずつ給料が上がっていくと思えばこそ。 木っ端役人にとっては辛い時代を迎えました。 住宅ローンのボーナス払いが重くのしかかります。 うれしいはずのボーナス支給日が、物悲しい日に変ってしまいました。 平成4年に就職した私は...
思想・学問

魔の系譜

数日かけて、亡父の蔵書の中の一冊、谷川健一の「魔の系譜」を読みました。 著者は民俗学者ということですが、内容はエッセイ風の読み物でした。  ここ数日の間にアップした「犬神憑き」・「東北」・「隠れキリシタン」は「魔の系譜」を読み進めるうちに触発されて書いたものです。  亡父はこの世ならぬものへの理解がなく、憑きものだとか魔だとかいうものを毛嫌いしている風でしたので、こういう書物が出てきたことに驚いています。 むしろ私がそういう物への傾斜を深める姿を危惧しているように感じていましたから。 「魔の系譜」は、わが国の怨霊や物の怪、古代の信仰や呪術などを多角的な視点から描きだした興味深い書物です。 でも多分、学者の間では評判が悪いんじゃないかなと思いました。 論文ではないし、当然論理構成は破綻しており、著者の思い入ればかりが鼻につきました。 どこかセンチメンタルな感じが、若書き、を思い起こさせました。 でも書かれた当時の年齢をみてみると、40代後半で、けっこうおっさんなのですね。 後に谷川健一は、この系統の論文を多く物すことになります。 私のような民俗学の素人には、気楽に読める興味深い書物でした...
精神障害

雨が降り始めました。 明日は一日雨だとか。 梅雨になると、うつ病発症者が激増するそうですね。 日照時間が少ないのと、湿気が高くてだるいのと、低気圧の影響で体にガタが来るようです。 幸い私は、あまり雨によってふさぎ込むということはありません。 しかしそれでも、雨の日はだるいですねぇ。 あぁ、いやだ。
思想・学問

犬神憑き

犬神憑き、という言葉を時折耳にします。 他にも狐だとか蛇だとかが憑いている家系があると、主に四国を中心に広く信じられ、現在でもなお差別の対象になっているとか。 犬の魔力で怨む人や家に祟りをなさんとしたした人物が、犬を捕えて首だけを出して土中に埋め、犬が腹を減らしたと見るや生肉などを目の前におき、すると犬の眼は吊りあがって最も魔力を得た瞬間に犬の首を切り落とし、その犬の魔力を自在に操った者に犬神が憑き、代々犬神憑きの血筋となると言います。 現在もなお、犬神憑きと称せられる家ではそうではない家との婚姻が叶わず、葬式にも入れてもらえない、とか。 村八分よりひどい、村十分ですね。 そのため、犬神憑きと称せられる家同士が徒党を組んで行動するため、かえって不気味がられてより差別はひどくなる、というわけです。 でも不思議ですね。 差別するということは犬神の魔力を多少は信じているのでしょうから、差別なんかして、それを怖れたりはしないのでしょうか。 昔、「狗神」という映画がありました。 そこで狗神憑きの者たちが集団自殺するシーンがあって、たいへん怖ろしく感じましたね。狗神 特別版 天海祐希,渡部篤郎,山...
精神障害

新型うつ病

私の職場の先輩が、うつ病で休み始めました。 そろそろ一か月になります。 この人は十五年以上前に発症し、以来、長期病気休暇を繰り返しています。 奥様と子どもを養うためには辞めるわけにもいかず、あんなに再発を繰り返したらさぞかし辛いだろうと思います。 同病相哀れむというやつですかねぇ。 ここ二年ばかりは元気に通っていたのですが、再発してしまいました。 他人事とは思えません。 そういえば最近、新型うつ病という病名を耳にするようになりました。 普通のうつ病患者は何もできない、何もする気が起きない、気分が沈む、頭が働かない、動作が緩慢になる、すぐに涙をこぼす、希死念慮が強い、といった症状が特徴です。 しかし新型うつ病は、職場や学校などに行くと急激に不安になり、気分が落ち込むが、家では元気で、病気休暇中もうつ病患者とは思えないほど休暇を満喫する、という特徴を持っているそうです。 新型うつ病への偏見はうつ病へのそれに倍するものでしょうね。 詐病に見えてしまう危険性が高いですから。 新型うつ病、2005年くらいから急増しているそうです。 派遣の大幅な自由化が行われた翌年です。 つまり、正社員で入社すれ...
思想・学問

東北

北朝鮮では多くの民が飢え、場合によっては飢え死にする者も少なくないと聞き及びます。 飽食のわが国からは考えれらないことです。 しかし、過去、わが国にも飢饉が襲い、多くの人々が飢え死にしました。 とくに東北地方において、昔は米の育ちが悪かったせいか、飢饉は頻発しました。 宝暦8年には、八戸藩2万石のうち、18,573石の損害があったと言いますから、ほぼ全滅ですね。 「耳目凶歳録」には、三歳の幼児だも髑髏をもって蹴鞠を学び、とありますから、その惨状は目に余るものであったでしょう。 幼児が髑髏で蹴鞠をするなど、まるでホラー映画です。 「飢歳凌鑑」には、 さる人いわく、大工の曲尺立てみれば上はまがり下直なり。 工に用いるときには高くひくくせまく丸く四角、なにになるにしても自由自在いかさま御上は曲尺を立てたるがごとし。 曲たる中に直あり。 このたびの御吟味直過ならば大分下の迷惑もあるべきに、けんもんのかすみにて眼力も曇り、吟味の先が見分らざるこそ直なり。 これ何事も非理法権転の御政事地獄の沙汰もかね次第、南無阿弥陀仏、助け給え。 という記述が見られます。 これは役人に賄賂をにぎらせてどぶろく造り...
社会・政治

造反

今日、衆議院で消費税増税法案とそれに関連する法案が賛成多数で成立しました。 これで平成26年4月から消費税は8%に、平成27年10月からは10%に増税することが決まりました。 現在の厳しい財政状況に鑑みて、やむを得ない措置であることは理解できます。 しかし三年前、民主党が高々と掲げたマニフェストには、増税のぞの字もありませんでした。 当時国土交通大臣だった前原氏は強硬に八ツ場ダム建設中止を訴えましたが、今、工事は着々と進んでいます。 仕分けで霞ヶ関埋蔵金が10兆円も出てくるような話でしたが、そんなものは存在していませんでした。 都市伝説だったのですね。 夢と現の区別がつかない友愛総理が外交・国防を滅茶苦茶にし、市民ゲリラ総理が原発事故対応を誤ってエネルギー政策を迷走させました。 そしてどじょうはマニフェストなんて初めから存在しなかったかのように、増税に突き進みました。 この三年間で、国民が得た教訓は、民主党のような基本政策が存在しないか、存在してもバラバラの党に政権を託してはいけない、ということです。 国民はそれを学ぶために、手ひどい仕打ちを受けました。 で、打っ壊し屋の出番というわけ...
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