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映画

少女たちの羅針盤

青春ドラマのようなサスペンスのような、どちらにしても映像が美しい作品、「少女たちの羅針盤」を鑑賞しました。 高校の演劇部を飛び出し、女子高生だけで劇団羅針盤を立ち上げた4人。 ストリートで短い芝居を繰り広げ、やがて市の演劇コンクールで絶賛を浴びるまでに成長します。 ここまでは、広島の美しい自然を背景に瑞々しい少女たちが繰り広げる青春劇。 わずかながら同性愛をほのめかす場面があったり、貧乏な家の少女がバイトで苦しんだり、リストカットを繰り返す少女がいたり、些細な、しかし少女たちにとっては重大な事件が起きますが、牧歌的なものです。 しかし後半にいたって、貧乏な家の母親がお金持ちと再婚することになったり、羅針盤の一人が映画に主演することになったりと、急激に物語が展開します。 その上映画に主演することになった少女がレイプされた後、亡くなってしまいます。 死因は自殺とも事故ともつきません。 羅針盤の中の一人が犯人なのか、それとも本当に自殺か。 映画は4年前の羅針盤の活躍と、Vシネマ を撮影中の元羅針盤メンバーの現在を交互に描きますが、Vシネマに主演する女優が誰なのか、最後まで伏せられています。 ...
社会・政治

台湾総統

台湾の総統選挙、国民党の馬英九総統が再選されましたね。 新聞報道によると、中国政府は大陸との経済関係を密にしたい馬英九総統を再選させるべく、様々な方法で選挙に関与したそうです。 いずれにしろ、台湾民衆は台湾独立よりも現状維持を望んだということでしょう。 中国も最近台湾との統一を表立って主張することがなくなりました。 しばらくは互いに現状維持のまま経済関係を進めるほうが得策と見たようです。 いずれ大陸は政治的な動きをみせ、統一という名の台湾併合を目論むでしょう。 その時わが国や米国がどうするか、難しい問題ですねぇ。にほんブログ村 ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
美術

能面と能装束

今日は久しぶりに美術館に出かけました。 日本橋の三井記念美術館です。 お目当ては、三井家所蔵の「能面と能装束」展です。 能の衣装や面は、おそらく世界に例のない、最も美しいファッションであろうと思います。 衣装や面だけでなく、笛や鼓にまで様々な意匠が凝らされ、面をしまう箱にまで、美しい装飾が施されていることを知りました。 まったくわが民族の美意識の独自性と高度さは、驚嘆すべきレベルです。 なかでも、有名な秀吉愛蔵の花の小面(こおもて)は、少女らしいふっくらとした頬と生き生きした生気が漲っており、素晴らしい面でした。 花の小面です。 一方もう少しお姉さんの面で有名な孫次郎は、気品漂うものでした。 孫次郎です。 この2つの面を実物で、間近で観られることは生涯あるまいと思っていたので、たいへん幸せです。 日本に生まれて良かったぁ。 その他般若や蛇、小野小町が老いてしまった後の老女など、有名な室町時代の面をたっぷりと観ることができました。 あんまりじっくり観たせいで、目がつかれてしまいました。 帰りは日本橋三越を冷やかし、ぶらぶらと日本橋人形町へ出て、甘酒横丁などを散策し、都営新宿線の浜町駅から...
映画

クロエ

昨夜はエロティック・サスペンス「クロエ」を鑑賞しました。 先日観た「赤ずきん」で主演を演じた今絶好調のアマンダ・セイフライドが美人娼婦を演じた悲劇です。 女医の妻と大学教授の夫。 夫の携帯を盗み見た妻は、夫が女子大生と浮気しているのではないかと疑います。 夫を試すため、ひょんなことから知り合った若くて美しい娼婦、クロエに夫を誘惑するよう依頼します。 クロエは依頼されたとおりに大学教授を誘惑。 数回のデートの後、夫はついにクロエと関係を持ちます。 その様子を子細に妻に語って聞かせます。 深く傷つく妻。 しかしすべては自分が依頼したこと。 妻は夫を詰問しますが、夫は浮気などしたことはない、の一点張り。 途方に暮れる妻。 そんな妻を、クロエは誘惑します。 禁断の快楽に耽る妻。 その後妻はクロエに契約打ち切りを宣言します。 ここにいたってクロエは、妻に執着していたことが明らかになります。 女医に捨てられたクロエは、その美貌を利用して夫婦の一人息子の高校生を誘惑します。 そして悲劇的な結末を迎えるのです。 妻のミスは、娼婦を一個の人間と考えず、金でどうにでもなる道具と思い込んだこと。 職業に貴賎...
社会・政治

野田改造内閣

第二次野田内閣が本日発足の運びとなりました。 一川防衛大臣・山岡国家公安委員長への問責決議案可決が直接の引き金になりましたが、岡田克也氏を副総理で迎えるなど、野田総理も自分の意思を通したように思われます。 一川・山岡両氏以外で交代させられたのは平岡秀夫法務大臣・中川正春文部科学大臣・蓮舫内閣府特命担当大臣(行政刷新、「新しい公共」、少子化対策、男女共同参画)、公務員制度改革担当兼務の三人でした。 平岡法務大臣は死刑執行を行わず、職務怠慢でしたね。 蓮舫内閣府特命担当大臣は仕分けで人気を得ながら、同じ仕分けで失速しました。 中川文部科学大臣はなんだかよくわかりません。 防衛大臣は田中直紀だとか。 この人、政治家としての力量はしりませんが、角栄の娘婿と言われ続け、角さん亡き後は真紀子の旦那と言われ続けていますが、防衛大臣としてはどんなもんでしょうねぇ。 報道によると今次野田内閣は明白な増税シフトなんだとか。 野田総理、増税に関しては本気のようです。 いずれ消費税を上げなければならないことは自明の理ですが、この不景気下で増税とは、危ないですねぇ。 米や塩などの必需品は例外にする、という案を聞...
社会・政治

凍死

人間が死のうとする時、それには必ず苦痛が伴うものと思われます。 突然死とは言っても、倒れてから亡くなるまでの数分は地獄の苦しみでしょう。 まして餓死なんて、じわじわ弱っていくわけで、これほど苦しい死に様もないでしょう。  北海道釧路市の共同住宅で、80歳代の夫と70歳代の妻が室内で亡くなっているのが発見されたそうです。 二人はストーブのそばで亡くなっており、ストーブの灯油は空、買い置きのタンクも空だったそうです。 警察は凍死の可能性があるとみて調べているとか。 二人は手をつないで散歩するなど仲が良いことで評判だったそうです。 部屋にはある程度の現金が残されていたとのことで、灯油を買う金が無かったとは思えません。  凍死という死に方がどれほど苦しいのかわかりませんが、布団をかぶるなり、寒さをしのぐ術はなかったのでしょうか。 いくら寒いといっても、室内で布団に入っていれば、死ぬことはなかったのではないか、と邪推したくもなります。 しかしこれが、心中だったら? 方法としてはずいぶん消極的ですが、老夫婦にとっては最も安易な方法に思えたのかもしれません。 長い人生を共にし、十分に生きた、という充...
映画

13日の金曜日

ふとカレンダーを見たら、今日は13日の金曜日なんですねぇ。 欧米を始めとするキリスト教圏では、13日の金曜日は忌み日とされているようです。 イエスが13日の金曜日に磔になったからだとか、そもそもアダムとイヴがりんごを食べたのが13日の金曜日だからだとか、様々な俗説がありますが、なぜ13日の金曜日が忌み日となったのか、確かなところはわかりません。 第3芸術で最も有名なダーク・ヒーロー、ジェイソンが大活躍する13金シリーズで、世界中が13日の金曜日を忌む習慣に倣うようになりました。 鶏と卵ではありませんが、この日を忌むべき日と思いこむあまり、自殺や精神障害者の病状悪化が多く見られることでも知られています。 一方凶悪犯罪や事故などは逆に減るそうで、注意して安全運転を心掛けているからではないか、という識者もいます。 しかし13日の金曜日はけっこう頻繁にあって、今年に限っても1月・4月・7月と三回あります。 年に三回もあれば、それほど特殊な日であろうはずもありません。 過去、13日の金曜日に起きた明らかに不幸な出来事といえば、1970年4月13日(金)のアポロ13号の酸素タンク爆発事故があります...
映画

ロシアン・ルーレット

昨夜はいやぁな感じの映画を観ました。 「ロシアン・ルーレット」です。 片田舎の森の中に古城のようなお屋敷があります。 そこに、借金で首が回らなくなった者、精神を病んだ者、親の病気でどうしても金がいる者など、いずれ劣らぬくせ者が集まって、ロシアン・ルーレットを繰り広げるのです。 ロシアン・ルーレットとは、6連装のリヴォルバーに弾を1発なり2なり込め、弾装を何回も回して最初の引き金で弾が出るかどうかわからない形式にして、引き金をひく命がけのギャンブルです。 この映画では、20名近くのプレーヤーが円形に並び、右隣りの男を狙い、左隣の男から狙われ、合図で一斉に引き金を引きます。 これで何人か死にます。 次は残ったプレーヤーが同じことを繰り返し、最後に残った二人が互いを撃ち合い、生き残った1人だけが、大金を手に出来るのです。 ゲームを楽しむのはギャンブル好きのお金持ち達。  プレーヤーは大きく番号が付いたTシャツを着ており、何番が生き残るかを賭けるのです。  掛け金は最低300,000ドル。 日本円にして24,000,000円という高額です。 日本円で億単位の金が飛び交う殺人ギャンブルというわけ...
社会・政治

米・イスラエルが爆弾テロ?

イランの核科学者が爆弾テロで殺害されましたね。 イランは、米国とイスラエルによるテロと断定、両国を激しく責めています。 一方米国はいかなる地域、いかなる手段によるテロにも関与していないと疑惑を否定しています。 仮に米国が関与していたって認めるわけはないですから、本当のところはわかりません。 でも米国とイスラエルによるテロだとしたら、なんだか映画のようですねぇ。 世界は謀略渦巻く地獄絵図というわけです。 折しも米国・EUがイランからの石油輸入を禁止したことから、イランは対抗措置としてホルムズ海峡封鎖をちらつかせ、米国・EUはホルムズ海峡を封鎖しようとすれば武力でこれを阻止する可能性を否定しません。 イランの核開発に対する国連の経済制裁は確実にイラン経済を混乱させているようです。 この混乱が、新たな中東での火種になっています。 やっとイラクからの米軍撤退が始まったばかりだというのに、今度はイランですか。 困ったものですねぇ。 米国大統領選挙は共和党の候補者指名選挙の真っ最中。 国防に関しては中東重視から対アジア=対中国へと戦力を大幅に動かすことが予定されています。 そのような中での謎の爆弾...
その他

行司転落

昨日大相撲初場所で、大関把瑠都対小結若荒雄戦において、把瑠都に送り倒された若荒雄に行司の木村庄三郎がぶつかり、後ろ向きで土俵下に転落するという事故があったそうですね。 力士の動きを見逃さず、常に安全場所で土俵を仕切るのが行司の役目ですが、こんなこともあるんですねぇ。 幸い木村庄三郎の意識ははっきりしていて、とくに問題はないようです。  サッカーの審判にしても野球の審判にしても、かなり激しい練習をして体を鍛えているようですが、大相撲の行司はどうなんでしょうねぇ。 私は何回か国技館の升席で、一回は砂かぶりで大相撲観戦をしていますが、小さな体の行司はちょこまかと動き回り、けっこう鍛錬ができているように思いましたが。 普段はテレビ桟敷で観戦しており、テレビだと行司の動きはあまり目に入りません。 1928年に大相撲のラジオ中継が始まり、1953年にはテレビ中継が始まりました。 ラジオ中継開始から85年になろうとしています。 圧倒的多数の国民は、物心ついた頃にはラジオで相撲の勝敗を知ることができる環境にあったわけで、そういう意味ではテレビ桟敷、ラジオ桟敷こそが、大相撲を支えている屋台骨だとも言えま...
社会・政治

おっさんの銃乱射

ドイツ南部の裁判所で、判決を読みあげている最中に被告の54歳男性が銃を乱射、31歳の検察官が死亡するという事件が起きたと知りました。 驚きましたねぇ。 どうやって被告は銃を裁判所内に持ち込むことができたんですかねぇ。 で、犯罪がまたみみっちいのですよ。 約430万円の社会保険料を支払わなかったという罪で、禁錮1年の刑。 禁錮1年の刑を言い渡した後、理由を読みあげている最中の犯行だったそうです。 これで禁錮1年が、終身刑くらいになっちゃう可能性があります。 あるいは心神喪失で無罪になるかもしれません。 銃の乱射というと、精神的に未熟な青少年が犯す犯罪というイメージを持っていましたが、54歳で、しかも会社を経営しているという社会的にも地位のあるおっさんが凶行に及ぶなんて、何をとち狂っちゃったんでしょうねぇ。 無差別殺人の中でもとくに有名な、ワグナー事件というのがあります。 1913年、ドイツのある村で教師をしていた40歳のワグナーは、早朝、妻と4人の子を殺害した後、村人を無差別に襲い、9人を殺害、12人に重軽傷を負わせました。 その動機というのがまたぶっ飛んだものです。 ワグナーがある晩、...
文学

誰のために若菜を?

さっきから冷たい雨に雪が混じり始めました。 寒そうですねぇ。  冬は夏よりも酒の旨さが三割増しくらいに感じられます。 酒が体を温めてくれるからでしょうか。 このブログで何度か紹介しましたが、私のお気に入りは、栗焼酎のダバダ火振りです。 ほんのり甘い、ブランデーのような香りがし、口当たりが良くて飲みやすいのです。 私はこれをロックでやります。 高いのでそうしょっちゅうは飲めませんが。 最高の焼酎だと思います。ダバダ火振(栗焼酎)900mlダバダ火振ダバダ火振ダバダ火振(栗焼酎)1800ml無手無冠無手無冠 冬の酒が旨いのは、逆にいえば冬が寒々しく、侘しい季節だからでしょう。 里人の 裾野の雪を 踏み分けて ただ我がためと 若菜つむらん 後鳥羽上皇の和歌です。 上皇は承久の乱に敗れて隠岐に流され、寂しい晩年を過ごしました。 上の和歌は、光孝天皇の、 君がため 春の野にいでて若菜つむ 我が衣手に 雪はふりつつ という御製を念頭に置いているものと思われます。 御製では君がために若菜をつむのに、上皇は、ただ我がために若菜をつむんですからねぇ。 まして雪を踏み分けてなんて、涙なしには詠めません。 ...
社会・政治

無罪

平成17年に起きたJR福知山線の脱線事故、山崎前社長に一審で無罪判決が出ましたね。 公共交通機関で起きた事故に関し、現場ではなく会社のトップが起訴されるのは異例だと聞きました。 異例の事故で異例の起訴が行われたのはむしろ当然ですが、判決は異例というわけにはいかなかったようです。 わが国においては多くの組織がボトム・アップで意思決定することから、責任の所在が曖昧になりがちだという指摘は多くなされるところです。 もちろん最終的な責任者は決定権を持つトップであるべきですが、企画立案した者が責任を感じたり、中間管理職やトップが我関せずとばかり逃げ回る醜い姿を見たりすることは何度もありました。 福知山線脱線事故での争点は事故の予見可能性の有無にあったようですが、予見できなければ責任が無いということにはなりますまい。 検察側の、自動列車停止装置(ATS)整備を怠ったとして、JR西日本の山崎前社長に業務上過失致死傷罪を適用しようとした判断は正しいものと思います。 死人に口なしとはいうものの、死亡してしまった運転士だけに責任をおっ被せるのでは、事故で亡くなった人々も浮かばれないというものです。 まだ一...
映画

アンノウン

昨夜はサスペンス風の出だしから格闘あり、カー・チェイスありのノン・ストップ・アクションへと変貌を遂げる娯楽作「アンノウン」を鑑賞しました。  米国からベルリンへ学会発表のためにやってきた博士。 しかし空港とホテルの間で交通事故にあい、4日間昏睡状態に。 で、やっと目覚めてみると、妻は自分のことを知らないと言い、しかも自分と同じ名前、職業の夫までいるのです。 昏睡している間に、自分の人生を他人に乗っ取られた格好です。 もしかして自分がおかしいのかも、と思い始めた矢先、博士の命を狙う殺し屋に襲われ、理由は分からないながら自分を消し、赤の他人に自分を名乗らせる陰謀が進行中だと気付きます。 一緒に事故にあった不法移民の女運転手を頼り、自分の人生を取り戻そうとする博士。 看護師の知り合いで元東独秘密警察のスパイだった探偵に調査を依頼。 このおじいちゃん探偵が良い味を出しています。 昔とった杵柄で、わずかな証拠から真相に迫りますが、殺し屋に狙われて、情報を与える前に青酸カリで服毒自殺を遂げます。 おじいちゃん探偵の口癖は、なんだってすぐに無くなってしまう、忘れられてしまう、ベルリンの壁のように、と...
美術

着物

正月2日に実家で新年会を開いた折、母親から冬の着物一式をプレゼントされました。 着物なんて着ていく所もないのですが、時折能見物や歌舞伎見物に出かけますので、その際着ようかと思っています。 まだ一度も手をとおしておらず、どんなものかなとは思いますが、私は外人離れした顔をしていますので、似合うんじゃないかと思います。 それにしても、女性の晴れ着というのは、派手なような渋いような、世界で最も美しいファッションでしょうねぇ。 着物はファッションでありながらそれを芸術にまで高めた、幻想美を身にまとう強力な衣装です。 このようなファッションは世界に例がありません。 でも古い着物を着た少女というのはなんとなく不気味ですね。 顔を隠していると、よけい不気味です。 しかし幻想美とは本来不気味なもの。 時として、着物を身にまとった美しい女性がこの世ならぬ妖しい存在に見えてしまうのは、着物が持つ凶暴なまでの美しさを考えれば、当然かもしれません。にほんブログ村 ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
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