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映画

キャビン・フィーバー

朝っぱらから豪華な味付けのホラー「キャビン・フィーバー」を鑑賞しました。 休暇を楽しむために森の中の小屋に滞在に来た大学生男女5人。 セックスやドラッグを楽しみます。 このシチュエーション、「13日の金曜日」にそっくりですね。 そこで皮膚が腐る伝染病に感染。 誰が感染しているのかで疑心暗鬼になる若者たち。 これは「遊星からの物体X」からのパクリ。 獰猛な犬に襲われるのはスティーブン・キングの「クジョー」。 感染を怖れたオツムの弱い村人たちから襲われるのは、「テキサス・チェーンソー・マサカー 悪魔のいけにえ」を彷彿とさせます。 しかもそれをうまい具合に仕上げています。 監督と製作者のホラー映画への愛が感じられる一作です。 ラスト、感染源となった水で作ったレモネードを村人たちが知らずに飲み、その水を名水として運ぶ大型トレーラーが映し出されるのは、「28日後」などの感染パニック映画の序章のようで、私をうならせました。キャビン・フィーバー イーライ・ロスパラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン13日の金曜日 -FRIDAY THE 13TH- スペシャル・コレクターズ・エディション ...
精神障害

雑談

今日は三週間ぶりの診察でした。 診察とは言っても、最近は15分程度雑談をするだけ。 そしていつもと同じ薬が処方されます。 診察なしで薬だけ、というのを許す精神科医も多いなか、私の主治医は絶対にそれを認めません。 表情を見、話し方を聞かなければ、いつもと同じ薬を処方することもできないとか。 薬事法などでそうなっているのでしょうねぇ。 真面目な先生です。 診察前、クリニック近くの紳士服店で長袖のカジュアルシャツを買いました。 スコッチハウスというメーカーの物で、カジュアルはここと決めています。 ちなみにスーツはブルックス・ブラザース。 どちらも安くはありませんが、着心地が悪いと結局着なくなってしまうので、仕方ありません。 もうずいぶん長いこと服を買っていませんでしたから。 これを着て、秋の散歩に出かけようと思います。 にほんブログ村 ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
映画

百夜行

昨夜は東野圭吾のベストセラー小説を映画化した「百夜行」を観ました。 ある廃屋で背中を刺されて死んでいるのが発見された質屋の店主。 店主と愛人関係にあったと思われる女が自殺の疑いが濃い事故で死ぬと、この女を犯人として事件の捜査は終ります。 しかし、何か腑に落ちない刑事。 この刑事を、船越英一郎が抑えた芝居で演じて見事です。 名優だったのですね。 そして、お金持ちの家の養女となった犯人の娘と、中学在学中に家出した被害者の息子。 この二人には、不思議な接点がありました。 その絆を生きがいにする被害者の息子と、貧乏暮らしに戻ることを怖れるあまり、冷酷なまでに上昇志向を強め、着実に出世していく犯人の娘。 20年にも及ぶ物語りが、淡々とつづられます。 刑事が定年退職して後、初めて、ある有力な証言を得、事件の意外な真相を知ることになります。 そこには、少年少女時代に築いた被害者の息子と加害者の娘の絆が、深く影響していたのです。 あまりに長い物語りを、よく二時間半にまとめたものだと思います。 堀北真希の冷たい演技よりも、船越英一郎の滋味深い演技が心に残ります。 当代一流のストーリーテラーの手になる上質...
思想・学問

世に「渡る世間は鬼ばかり」なるテレビ・ドラマがあって、たいそうな人気だそうですね。 私は一度も見たことがありませんが、バラエティーなどでパロディや宣伝をやっており、何となくどんなドラマか知っています。 同じように、「北の国から」も一度も見なかったわりに、なんとなく内容を知っています。 それだけの人気を誇ったということでしょうか。 米国では、2歳の孫を高さ6階のショッピングモールから投げ落として殺害した老女が逮捕されました。 それを聞いたとき、心神喪失かな、と思ったのですが、あにはからんや、違っていました。  警察の見立てだと、未婚の娘を孕ませた義理の息子への復讐だった、ということです。 「渡る世間は鬼ばかり」なんてものじゃないですねぇ。 まさに悪鬼。 テレビ・ドラマでは親類縁者がどろどろの愛憎劇を繰り返しているようですが、殺人事件までは起こしていません。 鬼はフィクションの世界ではなく、この現世にいるようです。渡る世間は鬼ばかり パート1 DVD-BOX 1橋田壽賀子ビクターエンタテインメント渡る世間は鬼ばかり パート1 DVD-BOX 2橋田壽賀子ビクターエンタテインメント渡る世間は...
社会・政治

裁判

昨日から小沢一郎被告の裁判が始まりましたね。 小沢被告は頑として罪を認めません。 師匠であった田中角栄元総理はロッキード事件で、尊敬する先輩であった竹下登元総理はリクルート事件で、後見人であった金丸元副総裁は佐川急便事件で、いずれも晩節を汚しました。竹下元総理です。金丸元副総裁です。 今また、小沢被告。 因果はめぐると言いますが、田中角栄直系の政治家は、どうしてこうも誰もかれもが汚職疑惑に見舞われるのでしょうねぇ。 かつては金の話は秘書に一切を任せ、政治理念を語るのが政治家の役割とされていたのが、田中角栄は大物政治家なのに自ら集金、配分をやって、それでボロがでたら切るべきトカゲのしっぽがなく、自ら逮捕される羽目になった、と聞いたことがあります。田中軍団です。 政治にダーティーな面があるのは否めません。 そういう面は、そういうことが得意な黒子にすべて任せ、いざとなったら黒子を切ればよいのです。 秘書3人に有罪判決が下り、にわかに小沢離れが加速し始めました。 いくら選挙に強いとか、集金力があるとかいっても、彼は政界をただくっつけたり打っ壊したりして楽しく泳いできただけで、例えば郵政民営化と...
映画

デッドクリフ

昨夜は山岳ホラー「デッドクリフ」を鑑賞しました。 クロアチアに山登りにやってきた男女5人。 登山口まで来ると通行止めになっていました。 まともな山男ならここで引き返すところ、腕に自信のある一人の男がいきなりロッククライミングで登り始めます。 男はするすると岩を登り、ロープをたらして残り4人を登らせます。 とりあえずは登山道に入ったらしく、あとは元気よく登り続けますが、名物の細い橋を順番に渡るうち、最後の一人のときにワイヤーが切れてしまいます。 ロープをつたってどうにか渡り切りますが、5人の間に不穏な空気が漂います。 と、ここまではあくまで山の恐怖を描いた映画。 ここから先、どういうわけか謎の殺人鬼が登場し、男女を殺しまくっていきます。 どういう事情でか、山で人間を狩って暮らしているらしいのです。 結局5人中4人が殺され、犯人も殺され、一人が行方不明という残念な結果に終わります。 殺人鬼を山の上のほうに持ってくるのは無理があると思います。 滅多に人は来ないし、だからこそ殺せませんよね。 山の恐怖に特化したほうが良かったのではないかと思います。デッドクリフ ファニー・ヴァレット,ジョアン・...
文学

「エーゲ海に捧ぐ」と「僕って何」

古い話で恐縮ですが、文芸春秋が売上100万部を超えたのは、「エーゲ海に捧ぐ」と「僕って何」が芥川賞を同時受賞したときと、「昭和天皇独白録」を掲載したとき、村上龍の『限りなく透明に近いブルー』が掲載されたとき、金原ひとみの『蛇にピアス』と綿矢りさの『蹴りたい背中』が掲載された時の、わずか4回だそうです。 「エーゲ海に捧ぐ」と「僕って何」の組み合わせ、絶妙であったとみえます。 前者はきんきらきんに光り輝く、神話的な性愛の世界を描く耽美的なもの。 後者は学生運動に身を投じてなれないヘルメットに角材で武装して、街頭活動をやってみるものの、すぐに逃げ出して、僕って何者なんだ、と自問自答するという地味でありがちな湿っぽい青春文学。 両者は正反対のようでいて、意外にも共通点を持っているように思います。 「僕って何」の作者、三田誠広は、高校時代、学生小説コンクールでグランプリをとっています。 それがまた、くらぁい小説なのですよ。 「Mの世界」というのですが、おそらく著者自らのイニシァルからとったと思われるMなるやつがぐじぐじぐじぐじ思い悩んで、最後は自殺を図るという、わが国近代文学のつまらないエキスば...
社会・政治

53歳夫VS36歳妻

夫婦喧嘩は犬も食わないとか申します。 それはじゃれあいに近い、一種の愛情表現だからでしょう。 しかしことが、殴るは蹴るは、包丁を持ち出すはとなると、犬も裸足で逃げだすでしょう。 このたび、36歳妻がみまったボディ・ブローが致命傷となって、53歳の夫が死亡するという事件が起きました。 夫が包丁を取り出して暴れたため、応戦したとか。 最も小さな社会的単位である夫婦間においては、しばしば争いごとが生じます。 最小単位であればこそ、とりなす者もおらず、おのれの欲望を互いにぶつけあう、醜い争いになることは必然。 だから私は、大前提が一致しないことは話し合っても無駄なので、棚上げすることにしています。 無益な争いで、精神的に消耗するのは御免ですから。 激しい夫婦喧嘩はあまたあれど、傷害致死にまで至るのは珍しいでしょうねぇ。 近所では評判のおしどり夫婦だったというから驚きです。 夫婦喧嘩とは違いますが、昔古谷三敏の漫画に「ダメおやじ」というのがありました。 妻にも娘にも暴力をふるわれる情けない中年オヤジを描いた漫画です。 あれなど今日的に言えば間違いなくドメスティック・バイオレンスですが、当時は大ら...
社会・政治

朝霞国家公務員宿舎

野田総理、財務大臣時代には建築を進めるとしていた朝霞公務員宿舎の工事を5年間凍結する方針に転換したとか。 凍結とは、つまり塩漬けにして放っておくということ。 朝霞のごとき交通至便な土地を塩漬けにするなど、それこそ最大の無駄。 5年たったら、もう5年塩漬けにしようとか言い出すんじゃないでしょうね。 地元民はたまったものではありません。 公務員宿舎は格安で入居できる、いわば国家公務員の特権の一つです。 しかも都心部にも存在し、垂涎の的になっています。 ただ、民間企業にも社宅というのがあり、概ねこちらも格安で良い場所に建っていますね。 中小零細企業にはそんなものはない、と言う人がいますが、中小零細は全国転勤もないんじゃないでしょうか。 朝霞のような土地に、ノン・キャリアの国家公務員が家を買うことは事実上不可能です。 そんな高給はもらっていません。 しかし国会対応で連日深夜に及ぶ残業を余儀なくされるとあれば、せめて朝霞くらいの立地に寝床がないと、心身に不調を来すでしょう。 要は常識の問題ですね。 麹町やら一番町やら新宿駅前に国家公務員宿舎を建てて格安の家賃では、土地は公共財という観点から問題が...
社会・政治

人事院

わが国には、行政機関でありながら、内閣の指揮監督下にはない、独立した機関が二つあります。 すなわち、会計検査院と人事院です。 会計検査院は政府機関の不正経理を正す立場から、人事院は労働権が制限されている国家公務員の労働者としての権利を担保する観点から、それぞれ高い独立性が認められています。 人事院は、先般、国家公務員の給与を0.23%引き下げるよう勧告しました。 ここ数年人事院勧告は毎年給与引き下げを勧告しており、国を支える国家公務員の暮らしは少しずつ悪化して、一回の下げ幅は少ないとはいえ、毎年となるとボディブローのように効いて来ます。 まして公務員の給料といえば、安月給の代名詞。 しかるにこのたび、国会に国家公務員の給与を7~8%引き下げるという法案が提出され、可決される見通しです。 手続きに法的な瑕疵はありませんが、常識として、人事院の同意を得るべきでした。 このようなことを繰り返せば、人事院の存在意義はなくなり、国家公務員にスト権などの労働権を民間並みに付与しなければ、著しく正義に反するものといえましょう。 日本の公務員は大人しいですが、欧米でこのような法案が提出されれば、公共の...
文学

秋雨

雨、ですね。 けっこうしっかり降っています。 秋の長雨にならなければ良いのですが。 秋の田の 穂の上を照らす稲妻の 光の間にも 我や忘るる  よみ人しらず 稲妻が光る一瞬にもあなたを忘れない、という「古今和歌集」に見られる和歌です。 秋雨を読んだ歌は非常に少なく、「古今和歌集」「新古今和歌集」をざっと見返しても、数えるほどしかありませんでした。 一方、秋風を詠んだ歌は数多くありました。 古の人々は、秋雨にあまり趣を感じなかったものと見えます。 近代歌人はどうかというと、若山牧水には次の一首が見えるばかりです。 秋雨の 葛城(かつらぎ)越えて白雲の ただよふもとの 紀の国を見る やはり歌よみという人種は、秋雨にあまりそそられないようです。 まあ、考えてみれば当たり前で、秋は夕暮れ時や月夜が真髄。 どちらも晴れいなければ話になりません。 そういう私にしてからが、せっかくの休暇、この雨で損した気分です。新版 古今和歌集 現代語訳付き (角川ソフィア文庫)高田 祐彦角川学芸出版新古今和歌集〈上〉 (角川ソフィア文庫)久保田 淳角川学芸出版新古今和歌集〈下〉 (角川ソフィア文庫)久保田 淳角川学...
映画

サスペリア・テルザ 最後の魔女

今日は雨の休暇。 朝一番で散髪に行き、レンタル店に寄りました。 今日観たのは、「サスペリア・テルザ 最後の魔女」。 「サスペリア」・「インフェルノ」に続く魔女三部作の完結編と銘打たれていました。  教会の墓地での発掘の最中、魔女の遺品入れが出てきて、それを空けたことにより最強の魔女、涙の母が復活し、ローマ中を恐怖と混乱に落としいれ、遺品入れを空けた博物館学芸員で霊能者でもある女が涙の母を倒す、というじつに単純な物語りです。 前2作に観られた悪魔的な美しさは皆無で、俗っぽいオカルト・アクションという感じでした。 もう少し演出を抑えないと、恐怖は生まれませんよ。サスペリア・テルザ 最後の魔女 アーシア・アルジェント,ダリア・ニコロディ,ウド・キアー,モラン・アティアス,イチカワ・ジュンABSORD MUSIC JAPAN(K)(D)サスペリア ダリオ・アルジェントハピネット・ピクチャーズインフェルノ リー・マクロスキー,アイリーン・ミラクル,アリダ・ヴァリ,エレオノーラ・ジョルジ,サシャ・ピトエフ20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパンにほんブログ村 ↓の評価ボタンを押して...
社会・政治

休暇

今日も忙しかったですねぇ。 残業は避けましたけど。 なんとか一段落して、明日は凪の日なので、急きょ休暇を取ることにしました。  忙中閑あり。  心が疲れたら、すぐ休む、これによって、病気を悪化させることなく、したがって長期に休むことを防止できるというわけです。 昔は休暇を取ることが罪悪のように思えたものです。 不思議ですねぇ。 今ではまったくそういう意識はありません。 過労死という言葉は、KAROSHIとして世界語になってしまったそうですね。 不名誉なことです。 死ぬほど働くなんて言いますが、本当に死んでしまってはたまったものではありません。 私が推測するに、荷重な労働を行うについては、それをこなさなければ自分に価値がないと思われたくない、あいつは組織によく貢献していると思われたい、という他者からの自己肯定の欲望を抱いているのではないでしょうか。 私は発病していく過程では、それがあったと思います。 困難な組織改革のある一部を任されて、さらっと、涼しい顔で成し遂げて見せる、と思っていたのが、始まってみたら青息吐息、ノック・アウトされてしまいました。 ノック・アウトされて、家族も医者も休め...
文学

日本浪漫派の命日

今日は日本浪漫派の重鎮、保田與重郎の忌日です。 保田與重郎といえば、戦前戦中を通じて太平洋戦争を賛美する論陣を張り、一躍時の人となりましたが、戦後、そのために公職追放となり、1960年代に入るまで不遇の時代を過ごします。 しかし彼の本質は、日本の古典を基調にし、仏教の諦念のスパイスを効かせた、純日本的な美的感覚を身に付けた評論家であって、いわゆる軍国主義とか共産主義とか、政治的な主義主張とは関係のない人です。 靖国神社を始めとする国家神道を、日本古来の神道とは全く異なるものとしてうけつけず、軍が特攻を始めるにいたって、日本軍との蜜月は終わります。 大東亜共栄圏のために使われた国家神道は、彼が考えるもっと自然な祭政一致とあまりに異なり、結局彼は祖国が大きな戦を始めてしまった以上、勝利を信じて国家に協力することだけが、日本の美を守る道であると考えたようです。 戦後、いわゆる戦後民主主義者の平和主義とは一線を画す、「絶対平和論」を書いています。 それはわが国を始めとする東洋文明の豊饒な精神性が熟成するとき、そのときこそ絶対平和が生まれるという、社会党左派以上にイカレタ思想でした。 しかし、諦...
映画

エクソシスト 祓魔師

昨夜は和製悪魔祓いの映画「エクソシスト祓魔師」を観ました。 安っぽい映像とへたくそな演技が恐怖を盛り上げましたねぇ。 ある女性を彼女にしたくて、メフィストと契約した大学生。 しかしその後、メフィストは彼女に取りついてしまいます。 精神病院を転々としながらも、症状は悪化。 母親は日本キリスト教団に頼ります。 しかし、司祭はメフィストの魔力に敗れて死亡。 司祭の遺言によって、今はもう司祭を辞めているある男に頼ります。 この男がなかなか素晴らしい。 いくらメフィストが憑いているとはいえ、二十歳の女性を殴るは、縛るは、暴行としか思えません。 じつは彼には無敵である秘密がありました。 メフィストを倒すために、サタンこと堕天使ルシファーと契約を結んでいたのです。 メフィストはゲーテの「ファウスト」によって有名になった悪魔ですね。 意味は異臭を好む者、だとか。 ファウストはメフィストと契約にしたことで、魔道に落ちていきます。 それにしてもメフィストを倒すためにルシファーと契約するとは、日本人ならではの、糞味噌いっしょみたいなアイディアですね。 日本神話でいえば、素戔嗚尊を倒すために天照大神と契約する...
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