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映画

ゴシカ

「チョコレート」で大ブレイクしたハル・ベリーの熱演が光る心理サスペンス「ゴシカ」を観ました。 「チョコレート」は保守的なアメリカ南部で黒人女性と白人刑務官が恋に落ちる、切なくも社会的な問題作でした。 「ゴシカ」では謎と恐怖により狂気に陥ろうとする女性精神科医を演じています。 女子刑務所の精神科病棟で働く女性精神科医、ミランダ。 彼女は常に冷静沈着、理性的に患者の治療にあたっています。 ある晩、土砂降りの中を車で帰宅途中、ずぶ濡れ、傷だらけで道に突っ立っている少女を避けて車は大破。 気付くと自分の職場である女子刑務所、精神科病棟の個室に隔離されています。 事故後の記憶を失い、妄想や悪夢に悩まされ、暴れて手がつけられないので隔離した、という同僚の医師の説明に、我を失います。 それまで医師として診てきた精神病患者。 自分が精神障害者として扱われることに怒りを覚えながら、精神科医の行動原理を熟知しているだけに、どうにもなりません。 しかも上司でもある夫を殺害した容疑までかけられていると知り、まさに狂気そのものとしか思えない行動に出ます。 サイコ・サスペンスに心霊ホラーのスパイスを加味し、少々あ...
思想・学問

通訳

明治初期の英語通訳というと、なんとなく西洋かぶれしたイメージがありますね。 しかし、ある日本人の青年通訳は、英語を習得しながらもキリスト教をはじめとする西洋文化に馴染もうとせず、英国婦人を相手に「東洋思想に比べれば西洋思想など2,3日前に生まれた赤子のようなものだ」、と傲慢に言い放ちます。 その通訳は明治初期に東京を出発して北海道まで旅したイザベラ・バードの従者でした。 イザベラ・バードは従者の非礼を責めましたが、従者は「今後気を付けます。しかし私は牧師の礼儀作法を真似したにすぎません」と言って恥じなかったと言います。 下関事件の講和会議時の高杉晋作は、英国公使パークスの通訳、アーネスト・サトウから「魔王の如く傲然として見えた」と評されています。 負けた側なのに。 明治初期の日本人は傲慢なほどに堂々としていたんですねぇ。 江戸末期の侍の写真なんか、判で押したように険しい顔をしています。 一方、明治10年に両国花火大会に屋形船で繰り出した大森貝塚発見者のモースは、西洋だったら怒声が飛び交うような混雑のなか、「アリガトウ」と「ゴメンナサイ」しか聞こえず、みな笑顔だったことに驚き、日本人が西...
社会・政治

利害

ここ数日ロシアと中国が領空侵犯すれすれのことをやって、民主党政権が震災への支援をもらっていることに配慮したのか、抗議していないことを問題視する論調がみられます。 いやですねぇ。 まるで私たちの社会は毎分毎秒が利害の対立とその調整で成り立っているかのごとくです。 しかし私個人のことを考えれば、私以外の他人はすべて私に危害を加える可能性があり、当然、、私自身が私以外の他人に暴力をふるったり暴言を吐いたりする可能性があります。 最も信頼がおけるはずの親や子どもであっても、無理心中を図ったり、あるいは家庭内暴力をふるったりしますね。 すると究極のところ、私以外の人間は誰も信用できないということになります。 さらに考えると、リストカットなどの自傷行為や自殺など、私が私を傷つける可能性も否定できません。 他者のみならず、おのれとも、毎分毎秒折り合いをつけていかなければならない、厄介で因果な生き物が人間でしょうか。  そのせいか、人間は宗教や道徳観念を発達させてきました。 しかしこれらが実際の危機に役だったことはほとんどありません。 むしろ価値観の違いのせいで争いの種になったりします。 今大方の人が...
映画

ROOM33

昨夜、DVDで「ROOM33」を観ました。  ローラースケートの試合会場に向かう途中、道に迷ったらしく、奇妙な廃墟にたどり着いた男女8人。 ガソリンが無くなりかけて、仕方なくその廃墟で夜明かしすることに。 しかしどうも奇妙な気配が漂い、残っていた書類から元精神病院であったことが知れます。 そこへ突如現れる少女。 そして殺人鬼とも幽霊ともつかない男による両目をえぐるという残忍な方法での殺人。 サイコ・ホラーなのか心霊ホラーなのか、最後まで観てもよくわかりません。 わかるのは、少女が精神病患者らしいこと、殺人に関係しているらしいこと。 雰囲気は良いのですが、なんとも中途半端な作りになっています。 消化不良な感じです。ROOM 33-THIRTY THREE- チャド・コリンズビデオメーカー ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
社会・政治

敵に塩を送らない

中国で塩に含まれる成分が放射能汚染を防ぐという噂が広がり、塩の買い占めが起きたそうですね。 甚だしきにいたっては、6.5トン、もの食塩を買い占め、トラック三台で自宅に運び、豪邸の半分が塩の入った袋で埋まっているとか。 その後中国政府が中国が放射能で汚染される可能性はなく、塩の買い占めをやめるよう呼び掛けたところ、塩の価格が暴落。 5.6トンの塩を転売することもままならず、困り果てているとか。 日本でも水やガソリンの買い占めが起こりましたが、中国もドタバタを演じているようですね。 古く、上杉謙信公が塩不足に悩んだ宿敵、武田信玄公に塩を贈ったという故事がありました。 日本は中国の敵ではありませんが、塩を贈ろうという発想はなかったようです。 贈られても困っちゃいますけどね。 中国は毎年1,000人以上もの死刑を執行する命の軽い国。 もちろん執行数は世界一で、2位のイランの4倍にも達するとか。 天安門事件では一体何人殺されたのか、今もって分かりません。 麻薬も死刑、ポルノも死刑。 麻薬はともかく、ポルノが死刑だったら自由主義国の成人は大抵死刑でしょうねぇ。 一度や二度、アダルトビデオを見たこと...
美術

人形愛

世の中には、生身の女性を愛することができず、もっぱら人形や下着に興味を持つ人がいます。 私はかつて四谷シモンの人形に魅せられて、写真集を購入したことがあります。 私が人形に対して抱くイメージは、純粋に芸術作品に対するものとは違っているように思います。 もっと隠微な、暗い欲望が潜んだ、それでいて無機質で清潔な、不思議な感動を与えられる、そんなイメージです。 最近ではいわゆる芸術の分野に区分される人形作家の作品だけでなく、リアルラブドールと言われるダッチワイフにも、精緻で職人芸的な芸術性があるように思います。 四谷シモンの作品2点です。 この不気味な妖しさをたたえた造形美は、何と呼んだらよいのでしょうか。 井桁裕子の作品2点です。 このリアルさと大胆なデフォルメ。 赤ん坊の体に大人の顔、勃起した陰茎。 私はただ、圧倒されるばかりです。 ホリヒロシの作品2点です。 美女にも鬼女にも見えるその美しさは戦慄を覚えます。  ちなみに一体60万円くらいするそうです。 人形作家には、愛くるしくてユーモアあふれる作品を作る人もたくさんいますが、どういうわけか私は妖しいほうへ妖しいほうへと興味が向いてしま...
社会・政治

トモダチ作戦

米軍の震災復興支援、トモダチ作戦と名付けられたそうですね。 なんだか善意の押し売りみたいで気持ちの悪い名称です。 「20世紀少年」シリーズを彷彿とさせますね。 報道によると、米軍は当初被災地に入っても様子見を決め込んでいたようですが、自衛隊が放射能も恐れず、それこそ粉骨砕身、命がけで作業を行う様子を見て、意気に感じたのでしょうか、本気で震災からの復興に取り組もうという意思を固めたようです。 山本五十六元帥も有名な言葉を残していますね。 やってみせ、いって聞かせて、させてみて、 褒めてやらねば人は動かじ。 自衛隊は一番最初のやってみせ、を実地で行い、軍人同士の無言のメッセージを米軍に送り、米軍はそれに応えたということだと思います。 このたびの震災では、自衛官、米軍の働きはめざましいものがあります。 市民運動家くずれや反自衛隊、革マル派の支援をうけていたおばちゃんなど、およそ国防や防災に興味を示さなかった現政権の人々が自衛隊や米軍におんぶにだっことは、情けない話です。 先の事業仕分けで、麻生政権が計上した防災予算を、いつ起こるか分からない災害のために予算をつけるのは無駄だとぬかして廃止にし...
美術

シュール・レアリスム展

六本木の国立新美術館に「シュールレアリスム展」を観にいきました。 関東の国立博物館・美術館が震災の影響で軒並み休館しているなか、根性の営業です。 客の入りもまずまず、といったところでしょうか。 シュールレアリスムというと、アンドレ・ブルトンの「シュールレアリスム宣言」が有名ですが、彼の小説は面白くありません。 自動筆記や、多数の作家が一単語か二単語ずつ書き綴っていくとか、実験的な手法を試みましたが、どれも成功したとは言いがたいように思います。 甘美な死は、新しい、ワインを、飲む。 というのがその一例です。 それに比べて、後にシュールレアリスムから離れていくことになるダリやピカソの絵は、永遠の命を得たと言っても過言ではないと思います。 シュールレアリスム運動から離れていった多くの芸術家が、アンドレ・ブルトンとの不仲によるものだった、と言われていますが、偉大な理論家は平凡な実作者に過ぎず、さらには無能な鑑賞者であったのだろうと推測します。 観るものを挑発するような不可思議な抽象絵画ばかりを集めた展覧会。 インパクトは十分でしたが、こちらの精神的エネルギーを害されたようで、少々疲れました。 ...
精神障害

2週間

今日は2週間に一度の診察でした。 人事異動については、医師もやってみないとわからない、と言っていました。 それ以外、言い様がないですね。 もやもや感は晴れませんが、実際に異動して、仕事を始めれば、そうも言っていられなくなるでしょう。 あまり心配はしていません。
映画

レストストップ・デッド・アヘッド

強風吹きすさび、部屋に閉じ込められ、DVD鑑賞をしました。 「レストストップ・デッド・アヘッド」です。 一般道にある休憩所。 といっても、駐車場とトイレがあるだけです。 トイレがおそろしく汚い。 そこで一組のカップルが黄色いトラックに襲われる、というストーリーで、きわめて単純なお話です。 「テキサス・チェーンソー」を彷彿とさせますが、それほど迫力もないし、そもそもなんで襲うのかもわかりません。 現実味に欠けるところが現実的といえるかもしれませんご、残念な作品に堕しています。レストストップ デッドアヘッド ジェイミー・アレクサンダー,ジョーイ・メンディシーノ,ジョーイ・ローレンス,ニック・オレフィスワーナー・ホーム・ビデオテキサス・チェーンソー ジェシカ・ビール,エリック・バルフォー,ジョナサン・タッカーポニーキャニオン↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
社会・政治

統一地方選挙

あまり報道されませんが、統一地方選挙の選挙戦が始まりましたね。 震災の影響から延期を求める声もありました。 心情的にはわかりますが、法や規則にしたがって、被災地以外は予定どおり選挙を実施するのが正しいのでしょう。 なかでも都知事選は多士済々。 石原都知事をはじめ、東国原前宮崎県知事、ワタミの渡辺氏、共産党の小池元議員、そしてお馴染み、ドクター中松。 石原知事は三期12年を勤め上げ、御年78歳。 その言動はピントがずれ、もはや老害といっていいでしょう。 石原知事は引退するはずだったのが、倅をはじめとする自民党に口説かれて前言を翻しての出馬。 後継者として出馬宣言をしていた松沢神奈川県知事が立候補をとりやめるというドタバタぶりです。 東京都を離れてもう20年ちかくになりますので、正直言って私には誰が当選してもあまり興味はありません。 ただ、千葉・埼玉・神奈川の隣県を脅かすような政策はとってほしくないですねぇ。 ただでさえ人も物も東京に集中しているのに、横浜のベイ・エリアや千葉の幕張新都心をまねて、さらに規模の大きな有明だの豊洲だのお台場だのの臨海地区を整備したり、埼玉が名乗りを上げていた新...
散歩・旅行

ベイ・エリア

おそらく今回の震災で最も都心部に近い被害地は、東京ディズニー・リゾートで有名な千葉県浦安市ではないでしょうか。 液状化でマンホールから泥水があふれ、家や電柱が傾いた様は、直接津波を受けなくても埋立地はこんなになってしまうのか、と驚きでした。 浦安には私の友人・知人が多く住んでいます。 彼らは東北の被災地を思えばたいしたことではない、と強がっていますが、上下水道がストップし、風呂にも入れず洗濯もできない状況だと聞きました。 被害状況がそれほどひどくないため、かえって支援の輪が広がらない、とも。 マンホールが飛び出した浦安市の写真です。 浦安に限らず、幕張とかお台場とか大丈夫なんでしょうかねぇ。 ほとんど報道されないのでわかりません。 浦安ほど埋め立てが新しくはないので、少しはマシなんでしょうか。 昔からお金持ちは高台に、庶民は下町に住むというのは、こういうことが大きな要因なんでしょうね。 今、頑張ろうの大合唱で、それは結構なのですが、こういう時、世の無常を感じ、何もかもがつまらなく、悲しく思うのも、故なしとしません。 つきつめて なにが悲しといふならず 身のめぐりみな われにふるるな 若...
仕事

人事異動

午前中、人事異動の内示を受けました。 同じ研究協力課の図書係から研究教育係へ。 職階は変わりません。 なんとなく、もやもやした感じです。 というのも、異動先の研究教育係が定員増ということで、私が配属されるからです。 所を代えて、リハビリはまだ続くみたいです。 精神障害で長く休んだ者が信頼を回復するのはとても難しいことのようです。  多分仕事は大したことないでしょう。 今の図書係と大差はないでしょう。 ここは暖かい職場の配慮と考えて、焦らずのんびり、その日その日をこなしましょう。 それ以外に、私にできることはありません。↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
社会・政治

放射能

放射能に汚染されているという野菜、ずいぶん増えましたね。 牛乳も。 牛乳は子牛が飲むもので、人間が飲む物ではないと思っており、私は中学校の給食で飲んで以来、25年以上一滴も飲んでいません。 今後飲むつもりはありません。 私のふるさと、東京都江戸川区の特産品、小松菜からも放射能が検出されたとか。 23区の水をまかなう金町浄水場の水もやらているそうです。  テレビで毎日一年間小松菜を食べ続けても健康に害がでない、なんて言っていますが、人は小松菜だけを食べて生きるに非ず。 ホウレンソウやらなにやらかにやら、多くの放射性物質を浴びた野菜を食べて生きています。 塵も積もれば山となる。 一つ一つは大した量ではなくても、合わせ技で多量の放射能を摂取する可能性は否定できません。 しかし私は、あえて放射能に汚染された野菜を食べようと思います。 放射能といえど、自然界に存在する自然物。 その自然物を食って死ぬなら、現代社会を生きる資格はないということでしょう。 でも、良い子のみなさんは真似しちゃいけませんよ。 ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
映画

ミッドナイト・ミート・トレイン

「ドレッド」に続き、クライブ・バーカー原作のホラーを観ました。 「ミッドナイト・ミート・トレイン」です。 原作の異様な世界観をある程度表現できており、なかなかの佳品です。 街の心臓を撮りたいと言って深夜のニューヨークを這いずり回る若きカメラマン。 彼がチンピラにからまれたあるモデルを助けたことから、真夜中の地下鉄で怖ろしい惨劇が起きていることに気づきます。 100年前の新聞に、同様の事件をみつけ、驚愕するカメラマン。 模倣犯なのか、それとも・・・。 しっかりした物語設定と適度な残虐さ、それに神話的な雰囲気もあって、お勧めできる一品に仕上がっています。ミッドナイト・ミート・トレイン アンレイテッド・エディション ブラッドリー・クーパー,レスリー・ビブ,ブルック・シールズ,ヴィニー・ジョーンズ角川映画ミッドナイト・ミートトレイン 真夜中の人肉列車 血の本(1) (血の本) (集英社文庫)宮脇 孝雄集英社 ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
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