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映画

ドレッド

現代最高のホラー作家、クライブ・バ-カーの「血の本」をもとにした映画を昨夜鑑賞しました。 「ドレッド」です。 幼いころ両親を目の前で惨殺され、犯人が未だ捕まらないことから、恐怖の本質に迫りたい、と考える大学生。 この学生は毎夜殺人鬼に追い掛け回される悪夢にうなされているのです。 他の二人の学生と組んで、さまざまな恐怖体験を持つ人々にインタヴューを行い、撮影していきます。 それを哲学の課題として提出したところで終了、となるはずでした。 ところが、大学生は研究を進める、と称して、子どものころ三年間耳が聞こえなかった、という学生の鼓膜を破り、恐怖を再現しようとします。 鼓膜を破られた学生は精神を病んでしまいました。 実験仲間であった女子大生は、父親が食肉加工工場に勤めていたため、血と脂の匂いが恐怖の対象で、肉の匂いをかいだだけで吐いてしまいます。 彼女を狭い部屋に閉じ込め、良く焼けたステーキと水のみを与えます。 彼女は生きるために腐敗が始まっている肉を食うのでしょうか。 大学生は恐怖の本質は未知であることに気づきますが、少々想像力が足りないようです。 心理サスペンスというにはグロすぎ、ホラー...
その他

安全ピンを探してる サンタラ

最近病状が良くなったせいか、クラシック以外の、歌詞がついている曲を聴けるようになりました。 病状が重かったときは、人の歌声がとてつもない騒音に聞こえたのですが。 最近のお気に入りは、男女二人組のサンタラ。 2004年に「バニラ」でメジャーデヴューしたときは、とんでもないのが現れた、と思いました。 宇多田ヒカルのデヴューよりも、私には衝撃的でした。 その割には宇多田ヒカルのようには売れませんでしたね。 でも仕事が嫌いそうなお二人ですから、ちょうどよろしんじゃないでしょうか。バニラ  ドライなようでウェット。 ブルージーで気だるげ。 呪いの文句にも聞こえますが、曲調が軽いので疲れません。 何より、愛だの恋だの会いたいだのやりたいだの、どうぞご勝手に、というようなことを一切歌わないのが良いですね。 上の動画、「安全ピンを探してる」の歌い出しは、 あたしの可愛いあの人が、二人のベッドに火を放った、です。 私がとくに気に入っている「money」の歌い出しは、 愛の言葉は安くなって、ダイアモンドのほうがずっと素敵、です。 「money」は残念ながらユーチューブに見当たりませんでした。 多分サンタラ...
文学

花冷え

今、私の職場に咲く桜は、3分咲きか4分咲きといったところでしょうか。 花は咲いても昨日・今日と寒いですね。 職場は3月下旬から暖房を停止するので、仕事机に向かっていても凍える心地です。 こういうの、花冷えって言うんでしょうねぇ。 どうせ花冷えなら、暖めの酒でも片手に、花の下で酔いたいものです。 そうはいっても宮仕えの身。 全身全霊で職務に精励しなければなりません。 み吉野の 山辺に咲ける桜花 雪かとのみぞ あやまたれける          「古今和歌集」にみられる紀友則の歌です。 桜を雪と見まがうなんて、よっぽど寒かったんでしょうねぇ。 吉野の山は都よりも寒くて、田舎らしい寒々した感じがあったんでしょうね。 でも春の寒さは一睡の夢。 信じられないほどのぽかぽか陽気がちかく訪れるでしょう。古今和歌集 (岩波文庫)佐伯 梅友岩波書店 ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
社会・政治

アエラ

アエラという雑誌、私は好んでよく読みますが、3月19日発売の写真はいただけません。 週刊ポストと比べると一目瞭然。 無駄に不安を煽っているとしか思えません。 防毒マスクの写真に、放射能がくる、というセンセーショナルな見出し。 週刊ポストは、日本を信じよう。 対照的ですね。 マスコミというのは結局は営利企業に過ぎず、金儲けが第一です。 だから売れそうな誌面を作るのは当然のことですが、不安を煽るような表紙を作れば売れると考える出版社の浅はかさが腹立たしいですね。 インテリを自称する出版人や言論人、新聞記者は国民がよほど賢いことを知るべきでしょう。 それは政治家や高級官僚も一緒。 国民を馬鹿にして、バラマキ政策をやれば支持されるなんて、有権者をなめていますね。 アエラを発行する朝日新聞社は戦前から戦中にかけては戦意高揚に励み、戦後は革新勢力を応援して日本の共産化まで視野に入れていた前科者。  朝日新聞は不偏不党をうたっていますが、時々の状況に応じて鵺のように論調が変わる変節漢でもあります。  アエラはオピニオン誌たらんと欲するなら、もう少し冷静な誌面作りが必要ではないでしょうか。 ↓の評価ボ...
社会・政治

フクシマ50

欧米のメディアでは、福島原発で冷却などにあたる東京電力他の社員をフクシマ50と呼んで讃えているそうですね。 中国では50勇士と呼んでいるとか。 その他、被災者の冷静な態度が賞賛されています。 それに比較し、民主党政権の無為無策ぶりが叩かれているそうです。 私の知り合いは某大学病院に勤めていますが、医師や看護師、事務職員が交代で被災地に向かい、医療行為を行ったり、不足している医薬品などを届けて回っています。 また、大学病院内に震災対策本部を設け、逐次被災地の情報を収集し、何が足りないのか、どんな人員が必要かを把握して届けています。 これは千葉県知事からの要請によるもので、通行止めの高速道路を通るための巨大な許可証をトラックに目立つように貼り付け、がらがらの高速道路をすっ飛ばして、被災地と総合病院を何度も往復しているそうです。 そこの医師が言っていたのは、様々な省庁や、政府にいくつもある対策本部からばらばらに指示がくるため、結局どこの指示にも従わず、病院独自の判断で活動しているそうです。 それではまるで頭脳が死んで手足が勝手に良かれと思う動きをしているようなもの。 救援活動の効果も半減する...
思想・学問

アカシック・レコード

世に、アカシック・レコードなるものの存在を主張する人がいます。 つまり、この世のありとあらゆるものが予めシナリオのように記録されており、それがアカシック・レコードだというのです。 エドガー・ケイシ―などの霊能者が、このアカシック・レコードにアクセスし、記録の一部を読みとったと主張しています。 元は、神智学協会のマダム・ブラヴァッキーや、後に神智学協会を離れて人智学協会を設立したルドルフ・シュタイナーなどが、この世の出来事は記録されている、つまり過去の出来事がアカシック・レコードによってありありと眼前に見ることができる、と主張したもので、未来のことにまでは言及していません。 シュタイナーは「アカシャ年代記より」で、驚くべき知見を表明しています。 例えば、当時月は宇宙の塵が集まってできた、と考えられていましたが、シュタイナーは地球の一部が欠けて飛び出て月ができた、と示しました。 そして現在、地球に巨大隕石が衝突して地球の一部が飛び出して月ができたという考えが、天文学者の間では有力になっています。 しかし問題は、アカシック・レコードにアクセスできる、と称して詐欺まがいの商売をしている人が存在...
社会・政治

被災者のみなさん、無理しないで

最近の震災報道で、ニュースキャスターや著名人が、被災者のみなさん、頑張って下さい、というメッセージを発しているのを見かけます。 あれはよろしくありません。 避難生活を送っているだけで、精神的、肉体的に過重な負荷がかかっていることは間違いありません。 もう十分頑張りましたし、いやというほど苦労しました。 うつ状態に陥っている人、ショック状態で不安な人、たくさんいるでしょう。 そういう人に頑張ってください、は禁物です。 これ以上何を頑張れと言うのだ、とますます落ち込んでしまいます。 ですから震災報道の番組では、あなた方は十分頑張りました、良くやった、もう無理しないでください、というメッセージを発するべきです。 ある程度物資が流通し、交通網が復旧したなら、精神科医やカウンセラーの出番です。 家を流され、家族を失った人々の精神的ケアは死活的に重要になってくるでしょう。 せっかく助かったのに将来を悲観して自殺する人もでかねません。 抗うつ薬・抗不安薬・精神安定剤・睡眠導入剤などの精神病薬が大量に必要になるでしょう。 とにかく、無理しないでください。避難所での生活が、そもそも無理を強いているのです...
映画

ソウ・ザ・ファイナル

今映画界を席捲するソリッド・スリラーの先駆的シリーズ「ソウ」の第7作にして最終話を観ました。 レンタル店でも大人気で、30本近くが最新作のコーナーに並んでいましたが、4日間毎日レンタル店を覗いてやっと今日1本だけ返却されていて、観ることができました。 苦痛と死の恐怖を体験して初めて生命の尊さがわかる、という屁理屈とも深遠な哲学ともとれるジクソウによって行われる殺人ゲーム。 ゲーム参加者はいずれも自分の命も含め、生命を尊重してこなかった人々。 第1作はあまりに衝撃的で斬新なアイディアに圧倒されました。 2・3と1作目の路線を踏襲していましたが、4作目からジクソウの後継者ということがクローズアップされ、ストーリーが複雑になり、破綻気味になりました。 「ソウ・ザ・ファイナル」はジクソウ亡き後、妻とジクソウの協力者だった刑事が対立。 この映画のストーリーの核になります。 その他、刑事を追い詰める若い同僚の奮闘が描かれ、もう一つの核としてジクソウのゲームから生還したと嘘をつき、著書や講演で荒稼ぎする男が刑事によって殺人ゲームに参加させられます。 4作目以降、回を追うごとにモチベーションが落ちてき...
社会・政治

どうする、カダフィ大佐

久しぶりに震災関連以外の大きなニュースが飛び込んできました。  英米仏などの国々によるリビア空爆。 リビア体制側は対空砲などを失い、制空権を事実上保てなくなったようです。 米国はこの作戦に及び腰だったようですが、植民地経営をしていた関係からか、フランスが強硬だったようですね。 大統領選に向けて勇ましいことをやり、支持率を上げておきたかったのでは、という識者の意見を耳にしました。 この空爆は安保理決議に基づくものであり、手続き上の瑕疵はありません。 だからといって正しいわけではないでしょうけれど。 これで近いうちにカダフィ大佐の政府が滅ぶのは避けられないでしょう。 40年も独裁を続けたタフガイであり、世界を相手にテロを続けたかと思ったら大量破壊兵器の開発を断念することで米英と友好関係を築いたタヌキ親父でもあります。 このまま勝ち目のない戦を続けて国際法廷に引きずり出され、処刑だか終身刑だかを食らうとも思えません。 あっと驚く奇手に出るか、米英仏の靴を舐めるような真似をして命乞いをするか、しかるべき友好国へと亡命を図るか。 当分リビア情勢から目が離せません。 どうする、カダフィ大佐。 ↓の...
映画

ひきこさん

虐待、いじめを受けたことがきっかけで殺人鬼と化してしまったひきこさんの都市伝説にからめた「ひきこさん」を鑑賞しました。 ホラー映画という観点から観ると、この作品は駄作です。 しかし人間心理を描いた心理サスペンスとして観ると、高いレベルの作品であると思います。 あるホラー好きの女子高生が、ひきこさんの都市伝説に惹かれ、自身のホームページにひきこさんの情報を日々アップしています。 そしてある日、小学生の惨殺遺体が発見され、女子高生はこれをひきこさんの仕業と信じ込みます。 ホームページにそのことをアップして間もなく、犯人が捕まり、トラックドライバーがひき殺したものと判明します。 するとホームページにはアクセスが殺到、大量の管理人を非難するコメントが寄せられ、炎上してしまいます。 女子高生はこのことがきっかけで学校でいじめにあうようになりますが、このいじめがじつにひどい。 よくもここまで、という手口を次々に繰り出します。 女子高生は家庭で父親から虐待を受けており、母親は見て見ぬふり。 精神的に追い詰められていき、やがてひきこさんと自身とを重ね合わせていきます。 この映画の優れた点は、ひきこさん...
社会・政治

副総理

菅総理が谷垣自民党総裁に電話で震災復興担当兼任の副総理での入閣を要請し、同総裁がこれを断ったそうですね。 非常に不思議な感じがします。 私の職場では、偉い人同士が会談する場合、下々の者が根回しをして落としどころを探り、合意してから会談をセッティングし、しゃんしゃんで終わるようにするのが常套手段とされています。 よほど難しい問題を、高度な判断で行う場合でないかぎり、どこの組織も似たようなものなのではないかと想像します。 しかし今回の一件は、唐突に菅総理が電話をかけ、谷垣総裁が断ると、「会って話をすることもできないんですか」と逆切れした模様。 久しぶりにイラ菅の本領発揮ですねぇ。 やり方が稚拙に過ぎます。 震災復興のため、という言葉が錦の御旗か葵の御紋と勘違いしているようです。 昔から、朝敵とか、大東亜共栄圏とか、反核平和とか、大多数の人々の思考を停止させる怖ろしい呪文がわが国を襲ってきました。 今、震災復興という言葉が人々を思考停止に陥れようとしています。 しかし現実の震災復興は、どこにどの程度の予算をつけ、どの程度人員を配置するか、リスクはどの程度か、被災者の反発を招かないか、被災者間...
映画

アイズ

「アイズ」をDVDで鑑賞しました。 5歳のとき失明した女性バイオリニストが、20歳で角膜移植手術を受け、光を取り戻します。 しかしそれと同時に、火の中を逃げ回る幻像や、飛び降り自殺を繰り返す男の子の霊、死神らしき影など、見えないはずのものが見えるようになります。 バイオリニストはドナーがどんな人物だったかを探り始めるのですが・・・。 おどろどろしく始まる映像ですが、見ていくうちに、ホラーというよりホラー・ファンタジーの要素が多いことに気づきます。 悪いやつは一人も出てきません。 変な話ですが、後味の良いホラーです。 コアなホラー・ファンの私には甘すぎたようです。アイズ セバスチャン・グティエレスポニーキャニオン ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
精神障害

落ち気味

今朝、9時過ぎに職場から緊急連絡が入りました。 他課の課長補佐が亡くなったというのです。 50代前半だったと思います。 ショックです。 昨日まで元気に働いていたのに。  死因はなんだかわかりません。 突然死というと、脳梗塞とか心筋梗塞など血がつまる病気でしょうか。 それと、いつも土曜日の朝Yシャツ を出しに行くクリーニング屋のシャッターが下りていました。 営業時間は9時からで、私が行ったのは9時20分。 臨時休業の張り紙もありませんでした。 何かおかしなことが起きている予感がします。 震災で連日悲惨なニュースが繰り返されて、この国を悪い気配が被い始めたように思います。 私は精神障害者となってから、何度か不思議な経験をし、それはこのブログでも書いたところです。 悪い気には敏感です。 そのせいかこの一週間、落ち気味です。 軽いうつ状態のようです。 被災された方々は、秩序だった良識ある行動で世界の賞賛を浴びましたが、生き残って、これからのことを考え始めると、物資の不足やトイレ、風呂、衣服、暖房など、数々の不満が鬱積し、爆発しかねません。 被災地に戒厳令でも敷いて、自衛官や警官ばかりでなく、国...
思想・学問

FGM(Female Genital Mutilation)

FGM(女性器切除または女子割礼)という習慣がアフリカにあることは知っていましたが、現代のアフリカ諸国はもちろん、欧米に移住したアフリカ系の人々の間でも行われていると知り、驚きました。 しかも平均して毎日約5,500人の幼女や少女に施術されているとか。 欧米はこれを女性差別として非難、アフリカ諸国は当初文化儀式であり習慣の違いとして取り上げませんでしたが、近年、差別撤廃の観点から法律で禁止するようになってきたそうです。 しかし実態は、以前と変わらず行われているとか。 具体的には、クリトリスのみを切除するタイプ、クリトリスと小陰唇を切除するタイプ、さらにはクリトリスと小陰唇を切除のうえ、排尿用のわずかな隙間を残して膣を縫合してしまうタイプがあるそうです。 これには、結婚まで処女を保つためとか、女性の性感を弱めて不義密通を防止するとか、そもそも女性器は悪の象徴と信じられているためとか、いろいろな理由が複雑にからんでいるそうです。 膣を縫合してしまうタイプでは、新婚初夜、夫が無理やりにこれを裂き、ことに及ぶため、新婦は激痛に苦しむか、逃げ帰るしかないそうです。 しかし無事に済ませられなかった...
社会・政治

ひきこもりから被災者

不幸中の幸いというのはあるものですねぇ。 33歳から15年間自室に引きこもっていた48歳の男性が、津波警報に接して母親から避難するよう促されても、「億劫だから」という理由で避難を拒否。 母親一人が逃げた後、自室にいたところ津波が押し寄せて家屋が倒壊。 柱につかまったり屋根に登ったりしてどうにか生き延び、無事避難所にたどり着いたとか。 津波をまともにくらって避難しようともしないというのも大した根性ですが、生き残ってしまうというのはそれ以上の運の持ち主。 15年ぶりに出かけた外出先が震災直後の避難所だったとは、泣くに泣けない話です。  大勢の被災者と会話を交わしたり、少ない物資を分けあったり、彼にとっては対人ストレスによる精神的苦痛は甚大でしょうね。 しかし戦争や大災害が起こると、神経症などの軽微な精神障害が激減すると聞きました。 生きるのに必死でそれどころじゃなくなっちゃうんでしょうねぇ。 被災者のなかには身体障害、精神障害、知的障害の人も大勢いたでしょう。 当然、ひきこもりの人もいたでしょう。 ただでさえ生きていくのが困難な彼ら。 自分に置き換えて考えると、精神病薬が手に入らなくなるの...
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