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映画

セッション9

昨夜はサイコ・サスペンス、「セッション9」を鑑賞しました。  廃墟と化した巨大精神病院。 文化財に指定されたため、売却も取り壊しもできず、リフォームして市庁舎にすることになり、アスベスト処理業者5人が建物と悪戦苦闘します。 かつて精神病院で行われた人権を無視した治療に苦しめられた患者たちの気配が濃厚に漂います。 病院で作業をするうち、ある者は多重人格の患者を診察した様子を録音したテープを聞くことにのめりこみ、さぼってばかりいます。 壁の裏から大量のコインを見つけ、仲間にみつからないよう夜中にとりにくる男。 妻を殴ったため、家に入れてもらえずにモーテル暮らしを続けるリーダー。 リーダーの相棒でありながら、情緒不安定なリーダーを排除しようとするサブリーダー。 リーダーの甥でアルバイトの少年は暗所恐怖症です。 心霊ホラーっぽい映像が続きますが、この映画に超自然的な要素はありません。 壊れやすい人間精神の危うさがスリリングに描かれ、見事です。 あまり期待しないで観たのですが、なかなかの佳作です。 タイトルは多重人格の患者と精神科医との診察=セッションのテープが9本存在することから付けられていま...
精神障害

9カ月

復職して今日でちょうど9カ月が過ぎました。 薬の量は復職当初と変わっていませんが、とりあえず出勤できているので良しとします。 減薬に挑戦して体調を崩しては元も子もありません。  先日のリワークOB会で、復職したのはいいけれど、仕事をほとんど任せてもらえず、かえって調子を崩しそうだ、という人が何人もいました。 贅沢な悩みですが、気持ちは分かります。  だいたい他人に仕事を押しつけて自分だけ楽しようなんていうタイプの人は、そもそも精神を病むなんてことはほとんどないでしょう。  真面目さゆえの悩みなんでしょうね。 私の仕事も軽いものですが、私はとにかく職場に決められた時間居ることができればそれで良いと思うようにしています。 長いリハビリ期間はまだ続きそうです。 でもリハビリでもなんでも続けられればありがたいことです。 9カ月といえば休んでいた期間と同じ長さ。 これから少しずつ春めいて来れば、気持ちも上向くでしょう。↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
思想・学問

農業と鍛錬

日々の新聞で、文化という文字を目にしない日はありませんね。 日ごろ何気なく使っている文化という言葉。 でも実際のところ、文化という言葉の定義は曖昧で、使われ方も曖昧です。 例えば日本文化とかアイヌ文化と言えば、民族や地域の特性を表わしますし、平安文化とか室町文化といえば、特定の時代の文化を表わすでしょう。 ほかにもヲタク文化とか、ポップ・カルチャーとか、様々な場面で使われる文化。  元の意味はなんだべな、と思って辞書をひくと、ラテン語で農業・牧畜と精神や肉体の鍛錬を意味する言葉だったそうです。 それがフランス語に伝わり、英語に伝わり、やっと18世紀になって現在のような意味で用いられるようになり、明治の日本でcultureの訳語として文化なる言葉が使われ出したとか。 農業・牧畜と精神的・肉体的鍛錬。 今使っている文化という語感からはほど遠いものですね。 今、文化というと、狭義には学問・芸術などの精神活動、広義には人間の生活様式や風俗・習慣、といったところでしょうか。 どちらにしても、生活必需品ではなく、遊びの要素が濃い印象を受けます。 しかし元々は農業や牧畜といった、最も必要な、食うため...
その他

閉店

近所の洋食屋が、閉店しました。 昨日の散歩の途中、シャッターにあった張り紙でそれを知りました。 閉店したのは、一週間前。 私がそれを知った昨日まで、洋食屋は私のなかで営業していたのでした。 認識はいつも現実を後から追いかけるようです。 なぜ閉店したのかはわかりません。 わからないけど、閉店したことは事実。 その理由を推測することは可能ですが、本当のところはわかりません。 考えてみると、人は大抵自分の物差しでしか考えることができません。 閉店したのは資金繰りの悪化か、店主の病気か、そんなことしか考えられません。 よく相手の立場にたって考えよう、とか言います。 これはかなり難しいことです。 相手は自分とは違う思考回路を持っている可能性が高いからです。 例えば私は、もう三年も前に上司から暴言を受け、精神病を劇的に悪化させました。 しかし上司は、私に直接謝罪することはありませんでした。これなどは、私にとっては理解不能な行動ですが、上司にとっては合理的な理由があったのでしょう。 相手の立場に立って考えるのが良いことなら、私は上司の理不尽な発言を理解すべきなのでしょうか。 到底不可能です。 すると...
社会・政治

エジプト

エジプトでずいぶん激しいデモが起きているようですね。 ムバラク大統領は権力奪取から30年も独裁を続けているとか。 このたび内閣は総入れ替えするけど自分は辞めない、と表明したようです。 警官隊はデモ隊に発砲、100人もの人が亡くなったそうです。 親米政権ということで、オバマ大統領の歯切れも悪いですね。 しかしいずれにしろ、国民に銃を向けた独裁者が、権力を維持できるとは思えません。 その一つだけで、ムバラク大統領は犯罪者に成り下がりました。 このデモがイスラム過激派とくっつくと、はるか昔のイラン革命のようなことにもなりかねません。 イスラム原理主義国家が生まれる前に、ムバラク大統領は辞任し、選挙を行うべきでしょう。 ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
精神障害

OB会

昨夜はリワークのOB会がありました。 久しぶりに見る面々は、綱渡りのように毎日の勤務を続ける緊張感から私を解放してくれました。 リワークに入所したのが去年の2月1日。 ちょうど一年たったんですね。 順調に復職した人、退職して次の仕事に就いた人、リハビリ出勤が続いている人、さまざまです。 朝、今日は休みたい、と思ったとき、彼らの顔を思い浮かべ、辛いのは自分ひとりではない、と考えると、とりあえず出勤しよう、という気持ちになります。 ありがたいことです。 同病相哀れむという言葉がこれほどしっくりくる関係性もないでしょう。 次回は7月末の予定です。 それまで元気に出勤したいものです。
映画

ムラサキカガミ

朝っぱらからマニアックなJホラーを観てしまいました。 「ムラサキカガミ」です。 ある女子高の階段の踊り場にある大きな鏡。 夜11時35分にその鏡の前で「紫の鏡」と五回唱えると、学校が建つ以前にその場所で火災のため焼け死んだ少女の焼け爛れた霊が現れる、という噂があります。 二人の少女がその真相を確かめるべく、儀式を行った結果、一人は顔の皮膚がはがれて死亡、一人は発狂して精神病院に入院してしまいます。 その十年後、テニス部の夏季合宿で校舎に泊り込むことになった少女たちを、怖ろしい事件が襲います。 田舎の古い女子高、美少女とは言いがたいリアルな女子高生たち、大きな鏡。 舞台装置もよく、雰囲気も良いのですが、すべてがどこかで見たことがあるような、あきりたりな感じがします。 良くいえば基本に忠実、悪く言えば平凡。 ホラーとはそうしたものかもしれませんが、子供だましの感は否めません。ムラサキカガミ 紗綾,長澤奈央,上杉奈央,森下まいポニーキャニオン↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
映画

哀憑歌 CHI-MANAKO

昨夜は変わったJホラーを観ました。 「哀憑歌 CHI-MANAKO」です。 売れっ子ホステスは都心のマンションでミュージシャンを夢見る青年と暮らしていました。 ある日、帰り道でウサギを見つけ、拾って帰ります。 すると夜な夜なウサギに襲われる夢を見るようになります。 そしてなぜか、片目がウサギのように真っ赤に。 眼帯をつけての接客には限界があり、店を解雇されてしまいます。 彼女はウサギにとりつかれてしまったのでしょうか、もう一方の目も真っ赤になってしまいます。 そして、ウサギを拾った場所で怖ろしい体験をするのです。 新感覚というか、ウサギを使ったホラーというのは珍しいですね。 ウサギというのはけっこう気持ち悪い外見をしているんだなと思いました。 発想は良かったと思いますが、途中から動物愛護めいた説教臭いトーンが鼻をつき、素直に楽しめませんでした。 ホラーと説教はおよそ相性が悪いものです。哀憑歌 CHI-MANAKO 田畑智子,益子梨恵,出合正幸,戸田菜穂,小松千春GPミュージアムソフト↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
社会・政治

お盛ん

イタリアのベルルスコーニ首相、モロッコの少女の買春疑惑がおさまりかけたら、別の18歳未満の少女も買っていたらしい、との疑惑が持ち上がりました。 首相は74歳。17~18歳といえば孫くらいですね。 お盛んですねぇ。 実業家のままでいれば、金にまかせていくらでも少女買春できたでしょうに。 政治家なんかになるから、責められるんですねぇ。 因果な商売です。  英雄色を好む。 古来、偉大な仕事をなす人は色もお盛ん。 目くじら立てるほどのことではありません。 18歳未満というのが問題のようですが、合意の元なら単なるビジネスでしょう。 出世して大金持ちになって、豪邸に住んで、高級車を乗り回して、女をとっかえひっかえする、というのは男の夢ですからねぇ。 ヴィスコンティ監督の名作「山猫」でも、バート・ランカスター演じる老公爵が、深夜こっそり馬車で売春宿に向かうシーンがありました。 老公爵が馬車の中で従者に言うセリフがいかしています。「わしは旺盛な男なのだ。わしは妻のへそから下を見たことがないのに7人の子をなした。義務は果たした。妻ときたら、イク時、おお、マリア様って言うんだぜ。若い女でも買わなければやっ...
思想・学問

着衣と羞恥

寒さ厳しい折、朝夕の通勤電車で見かける女子高生のミニスカートはなんとも痛々しいですね。 零下に近い気温なのに腿をにょっきりだしちゃって。 最近ちらほら黒いストッキングを履いて、さらに黒いレッグウォーマーをしている女子高生を見かけるようになり、なんだかほっとします。 私は毎日秘かに起毛した股引を履いていますから。 いざという時困るんじゃ、とお思いでしょうが、いざという時なんて、もうないのですよ。 一昔前、着エロという表現をよく耳にしました。 要するに全裸よりも水着姿や下着姿に性的興奮を覚える人々や媒体を差す言葉のようです。 人間が衣服を身にまとうのは、防寒の他に、羞恥心のためや、社会的秩序を維持するため、という目的があるようです。 ただ、時と場所によって、全裸でも半裸でも羞恥心を感じず、また社会秩序を破壊しない、とされることがあります。 代表的なのは温泉や海水浴場ですね。 それと医療行為のためである場合。  面白いのはほぼ全裸に近い格好で暮らしている部族です。 彼らには独特の羞恥心があって、ある部族は下半身丸出しでも平気なのに、帽子をかぶっていない姿を見られると非常な羞恥を感じるそうです...
思想・学問

神秘学

60年代後半から80年代にかけて、米国西海岸発祥のニューエイジ運動が世界を席巻しましたね。 正確に定義付けるのは極めて困難な、曖昧なイメージですが、強いて言えば、霊的・神秘的なものへの親和性を特徴としながら科学的でもあり、禅や道教、チベット仏教などから影響を受け、過剰な消費社会・物質文明に警鐘を鳴らす運動であったように思います。 人間が各々の霊性を高めて、一歩先の平和な世界を築こうという、love&peaceみたいなところもありました。  日本においては幸福の科学がその嚆矢でしょう。 名前からしてニューエイジ運動の重要なキーワードが入っています。 ニューエージ運動は楽天的な快楽主義の側面を持ち、これが幸福と、そして科学はそのものずばり、でしょう。 しかしその後、ニューエイジを掲げて生き残った者は、幸福の科学にしろシャーリー・マクレーンにしろ、金儲けの権化のような人たち。 ちょうど、全共闘の闘士が、社会に出るやそれまでの思想をかなぐり捨てて企業戦士になっていったのと似ています。 私は全共闘の頃は2,3歳だったので、全く影響を受けていません。 しかしニューエイジ運動は長く続いたので、かなり...
社会・政治

テロ

ロシアの空港でテロ事件がありましたね。 9.11以来、少々のテロ事件では驚かなくなってしまいました。 イラクやアフガニスタンでも頻発しているとか。 冷戦が終わって20年。 世界は平和に向かうのかと思いきや、民族紛争に宗教対立、それに大規模なテロ。 国家間の戦争とは違い、誰が敵だかわからない、という状況のなか、世界は困惑しています。 多くはイスラム過激派によるものですが、本当に思想的に過激なテロリストもいれば、生きるために、職業としてテロリストになった者もいるでしょう。 世界はテロとの戦いを合言葉に、掃討作戦をやったり、空爆をしてみたり。 その結果テロリストとは何の関係もない一般市民が多数犠牲になっています。 なんとかしなければ、とは思うものの、どうしてよいかわからない、有効な策がない、というのがどの国でも共通した認識でしょう。 テロは究極のゲリラ戦。 米国がベトナムで勝てなかったのも、ベトコンが徹底したゲリラ戦にでたからでしょう。 話し合いをするにしても、戦うにしても、相手が幻のように現れては消えるわけですから、どうにもなりません。 結局手荷物検査や身体検査を徹底するくらいしか手はあり...
思想・学問

原爆のフェティシズム(物神崇拝)

私は母が四歳のときに長崎で被爆した被爆二世です。 で、母は被爆者手帳を持っています。 これを持っていると、都営交通が無料だったり、様々な恩典が受けられるのです。 母はぴんぴんしていますし、被爆から65年もたっているのですから、そのような優遇措置は不当なものですが、被爆者団体が組織としての圧力を維持するために、なるべく手帳保持者を多く保ちたい、という考えのようです。 また、被爆者の一割は朝鮮半島から連れてこられた人々だと言いますが、彼らには日本政府からの優遇措置はありません。 日本に居住していれば手帳を受けられますが、朝鮮半島に帰国してしまえば、手帳の効力は失効します。 しかも朝鮮半島の人々は被爆後、避難できる親戚もなく、そのまま爆心地近くに留まったため、日本人以上に悲惨な最期を遂げたそうです。 爆心地近くで目をカラスに突かれた遺体があれば、ほぼ朝鮮半島の人だったとか。 遺体を処理してくれる親族や友人がいなかった、ということでしょう。 朝鮮半島の被爆者にとって、手帳はフェティシズムの対象となってしまいました。 日本人被爆者のフェティシズムといえば、千羽鶴でしょう。 被爆から10年後に急性...
映画

輪廻

「呪怨」シリーズで有名なJホラーの鬼才、清水崇監督の「輪廻」を観ました。 これは名作です。 「呪怨」は恐怖シーンが多すぎて失笑がもれるほどでしたが、「輪廻」は適度に抑えた演出と、新鮮なアイディアが詰まった佳品です。 35年前にあるホテルで起きた大量殺人事件。 これを映画化することになって、新人女優が主役に抜擢されます。 役は、犯人の娘で、事件で最後に殺される少女です。 これを優香が演じて、鬼気迫る演技力を見せつけます。 正直、優香がここまで狂気をはらんだ演技を見せるとは思いませんでした。 新人女優は撮影が進むにつれ、35年前の事件に絡んだ幻覚や悪夢に苦しむようになります。 新人女優以外にも、何人もの人々が、35年前の事件に吸い寄せられていきます。 やがて映画撮影の様子、事件当時のこと、事件に振り回される人々、この三つの映像が行きつ戻りつしながら、大団円に向かって加速していきます。 特にラスト。 優香と犯人との関係性に気付いた犯人の妻がじつに怖ろしい行動にでます。 ホラーファンではなくても絶対にお勧めできる、一流の心霊ホラーです。 ああ、怖くて幸せ。輪廻 プレミアム・エディション 優香,...
社会・政治

雇用

最近ニュースを見ても新聞を読んでも、雇用の話ばかりですね。 大卒の新人の内定率が60数%で過去最低だとか、30代後半の非正規雇用者が増えているとか。 それでも働いていればいいほうで、ひきこもりだとかニートだとか。 私も精神病で長く休んだことがありますので、仕事をしていない、あるいは、みつからない不安というのは想像できます。  しかし、雇用のミスマッチというか、業種によっては人が集まらないところがあるそうですね。 それと中小・零細。 大企業をひたすら目指して就職できないよりは、社会状況と自分の能力に折り合いをつけて妥協することが必要だと思います。 というか、生きるということは毎日が妥協の連続。 どんなに夢を描いても、野球少年の誰もがプロに行ってスターになれるわけではありません。 若い歌手などが無責任に歌う、夢をあきらめないで的な発想は、凡人を不幸にするものと思います。 人間到る処青山あり。 山一証券や北海道拓殖銀行の例をあげるまでもなく、大企業といえど潰れることはあります。 日本航空のように大量解雇することもあります。 どんな会社であれ、職種であれ、そこが青山かもしれません。 あるいは、...
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