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文学

不感

近頃偽装結婚というと、外国人が日本国籍をとるために行うものというイメージが強くなりましたね。 しかし以前は、同性愛者であることを隠すために男性同性愛者と女性同性愛者が行うという印象が強かったように思います。 江国香織の小説に、「きらきらひかる」という作品があります。 アルコール依存症の女と同性愛者の男がお見合いをし、なぜか意気投合して互いの秘密を知った上で奇妙な夫婦生活を始めるというものです。 これに夫の恋人である男が加わり、三人の生活はますます奇妙の度合いを深めていくのですが、作者独特の感性が、この難しい題材を瑞々しく描いて秀逸です。  後に映画化もされ、夫を豊川悦司が、妻を薬師丸ひろ子が、夫の恋人を筒井道隆が演じて、どこか乾いた印象を与えました。 同性愛者同士の男女が結婚する場合、互いにメリットがあると思いますが、この小説では女はアルコール依存症というだけで異性愛者であり、同性愛の男と結婚することは、ほとんど無意味なことであるように思えます。 しかし、子どもが欲しくないとか、そもそも性交渉に拒否感があると言う場合には、その限りではないでしょう。 三島由紀夫に「沈める滝」という小説が...
社会・政治

上海の地下鉄事故

上海の地下鉄で追突事故が起きたそうですね。 なんでも停車中の列車に後続の列車が追突したとか。 幸い死者は出ていないようですが、多くの負傷者が出ています。 これ、先の中国高速鉄道の追突事故と酷似していますね。 しかも事故後わずか5時間で運転を再開したというあたりも似ています。 中国の鉄道技術は世界トップレベルと聞いています。 ただ、技術はトップでも、システム運用のノウハウが欠けているようです。 それでは宝の持ち腐れ。 時間がかかってもよいから、システム運用についてじっくり検証し、長期の研修をおこなって鉄道マンの技量を向上させなければ、この種の事故は続くでしょう。 この種の事故の後、よく鉄道関係者が日本ではこんな事故は考えられない、とか言いますね。 あれは危ないですねぇ。 おのれの技術や技量やシステムを過信してはいけません。 日本でも起こりうる事故だと想定して、改めて点検を怠らないようにすべきです。 現に平成17年、福知山線脱線という大事故を起こし、多数の死傷者を出したことは記憶に新しいところです。 交通機関の事故にせよ、天災地変にせよ、テロにせよ、火事にせよ、雷にせよ、親父のはげ頭にせよ...
映画

HACK!-ハック!ー切り刻む

昨日はホラー映画ファンにはたまらない一作を観ました。 「HACK!-ハック!ー切り刻む」です。 ある大学生のグループが小さな島の生態調査に出向くのですが、彼らはもともと映画学科の学生で、しかもホラー好きが揃っており、島に向かう途中の船の中でのホラー談義など、ファンには涙が出るほど素晴らしいものです。 島で彼らを泊めてくれる夫婦も大のホラー映画ファン。 この夫婦、ホラー好きが高じて本物のホラー映画を作ろうと決意し、そのためのキャストとして学生たちを招いたのです。 平たく言えば、学生たちを惨殺してフィルムに収めようというわけです。 随所に過去の名作ホラーへのオマージュが散りばめられており、泣かせます。 映画の最初から、多分生き残るか、あるいは最後の一人になるんだろうな、と思わせる女子大生が、じつは夫婦の姪で、殺し甲斐のある学生たちをキャストとして選んだ張本人だったりして、なかなか楽しませてくれます。 純粋な娯楽ホラー映画として、また、すべてのホラー映画のオマージュとして、最高傑作であると思います。 十分に堪能しました。HACK!-ハック!- 切り刻む ダニカ・マッケラー,ウィリアム・フォー...
社会・政治

汚職

小沢一郎議員の元秘書、石川被告・大久保被告・池田被告に対して、東京地裁は有罪判決を下しました。 石川被告が懲役2年執行猶予3年、池田被告が懲役1年執行猶予3年、大久保被告が懲役3年執行猶予5年だそうです。 しかし重大なのは、強制起訴が決まっている小沢議員の今後。 小沢議員の一派は、三人の元秘書に無罪判決がでて、小沢議員にも無罪判決がくだり、晴れて次の代表選を目指す、というシナリオを描いているやに聞き及びます。 するとその大前提が崩れてしまったわけで、もはや小沢議員に政治家としての明るい未来はないでしょう。 ただちに引退し、寺にでもこもったらどうでしょう。 そうすれば権力者にはなれなくても、権力者に助言を与える坊主にはなれるかもしれません。 思い起こせば竹下派旗揚げに参加して田中角栄を見限り、自民党竹下派内の権力闘争に敗れて自民党を飛び出して新生党を結党。 細川連立政権を作るも10カ月で瓦解。 その後新進党を作っては壊し、自由党を作っては壊し、せっかく政権をとった民主党をも、危機に陥れようとしています。 権力闘争に強いようで、じつはけっこう弱い小沢議員。  あなたは40年間も国政の場にあ...
映画

CHAIN

きっついホラーでしたねぇ。 「CHAIN」。 なにがきついって、恐怖というものを理解せず、表面的に怖そうに作られたホラーほど、きっついものはありますまい。 チェーン・メールが元で多くの男女が変死を遂げる事件。 これを最初はフェイク・ドキュメント風に撮り、後には女子高生の美少女ホラー風に撮る反則の上、小さな男の子を触媒っぽく使うという大反則。 これはいただけません。 ドキュメンタリー風にしたり、電磁波の恐怖を描いて社会派ぶったり、全部失敗しています。 ホラーは人を怖がらせてなんぼ、びっくりさせてなんぼの世界です。 顔を洗って出直しなさい。チェーン -CHAIN- 大久保智巳ハピネット・ピクチャーズにほんブログ村 ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
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