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映画

ロスト・シングス

午後は「ロスト・シングス」というホラーを鑑賞しました。 パッケージを見ると、若い男女が浜辺で何者かに襲われる話なのかな、と思いましたが、微妙に違っていました。 そこがこの映画の魅力でもあります。 高校最後の夏休み、男女4人が穴場の浜辺へとワゴンで向かいます。 目的はサーフィン、そして男の子二人は初体験への期待に胸ふらませ、コンドームも用意しています。 浜辺に着いてみると、いくら穴場とはいえ、人っ子一人いません。 なんとなく厭なムードが漂います。 そこへ浜辺でテント生活をしている中年男が現われて、ここは縁起の悪い場所だから帰れ、と忠告します。 4人はそれを無視し、サーフィンとキャンプを決行します。 しかしその浜辺、なんとなく瘴気が漂っているのですよね。 その瘴気の正体は何なのか、4人は無事に帰れるのか、映画は緊迫感をもって進みます。 米国ホラーの高校生にありがちな、お前ら30過ぎだろ、というような老けた役者ではなく、年相応の役者をつかっているようです。 それだけに、特に男の子の頼りなさが強調されています。 観て損はないと思います。ロストシングス レオン・フォード,チャーリー・ガーバー,レ...
映画

死の森

今日は来週の日曜日出勤のため、振替休日です。 朝っぱらから香港のホラー「死の森」を鑑賞しました。 日本でいえば樹海にあたるような、自殺の名所であり、コンパスが効かなくなるという森。 森の中でレイプ殺人が発生します。 事件を追う女刑事。 森をネタに心霊番組のキャスターを務める、視聴率至上主義の女。 キャスターの恋人で植物に意識があると仮定し、それとの交信を目指す植物学者。 森に住み、森での自殺を防ごうとする年老いた番人。 いずれ劣らぬ曲者たちが、森をめぐって暗闘を繰り広げます。 ただし、無駄に長く、様々な要素を取り入れようとしたことが玉に瑕。 怖い要素はなく、むしろ森の神秘性ばかりが強調されます。 もう少しシンプルに作ったほうが、この手の映画は成功すると思います。 自然賛美というか、なんとなく説教臭いのですよねぇ。パン・ブラザース製作 「死の森」 スー・チー竹書房にほんブログ村↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
文学

夜長

相変わらず残暑は厳しいのに、日は確実に短くなっていますね。 私はほぼ定時で帰宅します。 11月も終わりころになると、17時でも真っ暗なんですよねぇ。 あれはなんだか厭な気分になるものです。 やっぱり明るいうちに帰りたいですねぇ。 一方秋の夜長を楽しむ不良どもが平安貴族。 毎日昼頃起きてきて、深夜、牛車であっちの姫、こっちの姫と渡り歩きます。 破廉恥なやつらです。 秋の夜も 名のみなりけり 逢ふといへば 事ぞともなく 明けぬるものを 古今和歌集に見られる小野小町の歌です。 秋の夜が長いというのは名ばかり、あなたにあっていると、呆気なく夜明けがきちゃうんですもの、といった感じでしょうかねぇ。 遊んで生きていた平安貴族に比べて、百姓や漁師は毎日が生きるか死ぬかの戦いであったことでしょう。 そして平安時代、一般庶民が圧倒的多数。 雅な和歌などに接していると、ではこの頃、奴婢はどうやって生きていたのだろう、小作農はどうやって生きていたのだろう、という疑問に駆られます。 私たち安月給のサラリーマンは、いわば現代の水呑み百姓。 最低辺を生きていることは、間違いありますまい。 それならばなおさら、精神...
文学

vita sexualis

私にとっての性的な事件は、誰でもそうだと思いますが、若い頃に集中しています。 物心ついたとき、私にはすでに好きな子がいました。 小学校1年生、7歳の頃です。 その女の子とは気が合って、互いの家を訪問したりして、遊んでいました。 遊ぶといっても、私は普通の男の子のように外を駆け回るのは好みませんでしたから、もっぱら家の中でおしゃべりをしたり、じゃれあったりして遊んでいたのです。 お医者さんごっこなんかして、まだ役に立たないはずの幼い性器が勃起したりして、戸惑ったものです。 じゃれあっている時に、なんとなく、口づけしたのですよねぇ。 7歳というのはちょっと早いような気もしますが、「好色一代男」の世之介は6歳で初体験を済ませていますから、私なんか可愛いものですねぇ。 小学校4年生から6年生にかけて、私の心をときめかす女子は現れませんでした。 しかし、私を困らせる女が登場しました。 4年生のときに隣の席になり、なんとなく仲良くなったのですが、そのうち彼女はストーカーまがいの行為にでました。 ラブレターをよこす、風邪で休めば花束をよこす、写真をくれ、と言ってくる。 私は終始、無視し続けていました...
文学

残暑

ここ数日非常に厳しい残暑が続いていますね。 まだエアコンなしでは眠れません。 夏はあんまり暑くなかったように感じますが、残暑がしつこい感じがします。 秋暑き 猫の横顔 たけだけし  日野草城 猫の横顔がたけだけしいだなんて、よけい暑くなっちゃいますよ。 うそでもいいから日向で気持ちよさそうに寝ていなさい。  友を葬る 老の残暑の 汗を見る  高浜虚子 これはまだ私にはわからない心境ですねぇ。 友人の葬式というのは出たことがありません。 ていうか、友人で死んだやつはまだいません。 しかしそれでも、ドスのきいた、迫力ある句であることはなんとなくわかります。 ぢりぢりと 向日葵枯るる 残暑かな  芥川龍之介  これはまた、なんとも不気味な句ですねぇ。 向日葵が枯れる風情というのは、他の花と違い、荒々しくて無様です。 向日葵が、死そのもののような無残な姿をさらし、なお、暑い、というのですから、うんざりします。 向日葵のグロテスクな花が枯れていくとは、句を読むだけで怖気がふるいますねぇ。 残暑が厳しいからと、残暑の句ばかり見ていたら、よけい暑くなってしまいました。 エアコンが普及する前、人々は暑...
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