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精神障害

金曜日

蒸し暑い日が続いたせいか、今週はいつもに増して、長く感じました。 やっと金曜日になりましたが、天気は荒れ模様。 台風は明日が本番だとか。 明日は車の小傷を直すために車を朝8時に車屋に持っていき、歩いて帰らなければなりません。 代車を頼みませんでしたから。 引取りは日曜日の夕方になります。 しかも明日は夕方診察があるので、いつもは車で通っているところ、電車で行かなければなりません。 千葉駅周辺にある精神科クリニックで、千葉駅までは私の家の最寄り駅から6分。 近いのですが、どしゃ降りとなると、はるか彼方に感じます。 悪いタイミングで小傷の修理を入れてしまったものです。 診察も、体調が悪い時は待ち遠しいような感じでしたが、今は調子が良いので、薬をもらうのと、減薬の相談くらいで、億劫なばかりです。 今、私が受け持っている仕事はごくわずかで、むしろ私の下に10人いる職員や非正規雇用からの相談に乗ったり、彼らが作った書類をチェックしたり、場合によっては指示したり、ということのほうが主になっているような気がします。 管理職ではないんですけどねぇ。 考えてみると、発症から8年目、休んだ期間が3回に分け...
映画

コリン LOVE OF THE DEAD

製作費45ポンド(約6,000円)という驚異の低予算で作られた逆転のゾンビ映画、「コリン LOVE OF THE DEAD」を昨夜鑑賞しました。 これまで、ゾンビ物と言われるジャンルの映画はあまた作られてきましたが、ゾンビの視点から描かれた作品は初めてじゃないでしょうか。 死者が甦り、人を襲い、襲われた人は死んでしばらくすると、ゾンビとして甦り、人を襲う、という正統的な設定(最近はゾンビ・ウィルス感染者で、死者ではない、というゾンビ映画が多い)。 うようよいるけど動きは緩慢で、数に圧倒される、というパターンも正統的。 しかし決定的に違うのは、主人公コリンが冒頭、ゾンビに噛まれてゾンビになってから、人肉を食いたいというゾンビの本能に従いながらも、地獄と化したロンドンの街を彷徨い、恋人と暮らした家を目指す、というゾンビ目線で作られていること。 ゾンビの目から見ると、人を食いたいという本能を持ちながらも、人は様々な武器で武装した恐るべき殺戮集団に見えます。 化け物を主人公にした映画では、化け物の悲しみを詠うことが定石ですが、今作もそうした作りになっています。 ゾンビと言っても、もとは人間。 ...
文学

太陽と月に背いて

私はかねてより、西洋の詩が苦手です。 翻訳すると、日本語として、こ慣れていない感じがして、どうにも恥ずかしいのです。 そういう意味では、上田敏訳の「海潮音」などは、七五調に整えられ、例外的に好む数少ない詩集です。 不思議なのは、日本人によって日本語で書かれた自由詩も、もう一つ気に入らないことです。 まして俵万智が始めた現代語での和歌など、虫酸が走ります。 やっぱり日本の詩歌は、定型の文語文がしっくりくるようです。 日本語は世界で最も詩歌に適した言語だとされますが、それも伝統に則った型にはめてこそ。 自由に作れるということは、それだけ無駄な文句が増えるというものです。 以前、といってももう16年も前ですが、フランスのデカダンス詩人、ランボーとヴェルレーヌとの葛藤を描いた映画を観たことがあります。 「太陽と月に背いて」です。 天才少年詩人、ランボーを、レオナルド・ディカプリオが演じて、その美少年ぶりはなかなかのものでしたが、映画そのものは、ゲイのポルノのように下品なものでした。ランボーです。 映画のなかで、ランボーやヴェルレーヌが自作の詩をうっとりと詠みあげるシーンが何度かありました。 私...
社会・政治

死生

ふと、大逆事件の首謀者とされる幸徳秋水の出身地が高知県だったことを思い出し、もしや、と思いました。 ウィキペディアに拠れば、元々は「幸徳井(かでい)」という姓で、陰陽道をよくする陰陽師の家、だったそうです。 高知といえば、呪いを生業とする者が多く住まうとか。 一方呪い返しを行う行者も。 呪いで生計を立てる者は豊富な収入がありながら病気や怪我が絶えず、短命だと言います。 呪うという行為、人を消耗させること著しいようです。 ある高知の老人いわく、「生き死に自在」だとか。 怖ろしいですねぇ。 大逆事件は明治天皇暗殺未遂事件とされ、関係者10数名が死刑になっています。 現代では、無政府主義者や社会主義者を一掃するために明治政府がでっち上げた架空の事件とされています。 真偽のほどは定かではありませんが、陰陽道に通じた幸徳秋水が、配下の者を式神に使って呪いをかけたと想像することは、好奇心を刺激して楽しいですね。 しかも相手は神道の大親分にして天照大神の一系の子孫、明治大帝ですからねぇ。 当然明治政府の側は、呪い返しで立ちふさがるべきところ、そんなまどろっこしいことはかなわんと思ったのか、官憲の力を...
文学

黒子

予報では今日から土曜日まで雨ということでしたが、千葉は今日は曇りですね。 湿気が異常に高いのが、台風の接近を予感させます。 ピークは土曜日だとか。 マンションに籠って過ごすことになりそうです。 しかしまた、それもよし。 変に秋晴れだったりすると、何か外出しなければいけないかのようなプレッシャーに襲われます。 台風を理由に、堂々と家でだらだらしているのは、それはそれで気持ちの良いものです。 台風の 過ぎて黒子の 一つ増え 田辺レイ 面白い句ですね。 台風の間に、ストレスでほくろが増えちゃったんでしょうか。 しかし、たかがほくろ。 そこに生活の小さな悲しみを見るのは、大げさに過ぎるでしょうか。 田辺レイは昭和10年生まれと言いますから、現在76歳でしょうか。 「鱧の皮」という句集を偶然手にして、なかなか面白く感じました。  他に、  秋暑し シルバーシートに 細く坐し  雑炊の 喋り過ぎたる 舌を焼きといった句が目につきます。 いずれも生活上のそこはかとない悲しみを感じます。 古今和歌集仮名序によれば、人の心を種にして、万の言の葉より生まれける、のが和歌。 俳句も同じでしょう。 種が人の心...
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