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思想・学問

方相氏

昔から人間は、文明を発達させると奴隷を使役するようになりました。 それは戦争に敗れた部族の者だったり、遠く異国の地からさらってきた者だったり、あるいは代々穢れた者とされた一団だったりします。 もともとは労働力としての意味合いが濃かったのでしょうが、時代を経るに従って差別とされるようになり、現代では表むき奴隷は存在せず、差別をしてはいけない、ということになっています。 ヨーロッパにおけるユダヤ人差別やジプシー差別。 米国における黒人をはじめとする有色人種差別。 わが国では朝鮮人や中国人、また琉球の民やアイヌの民を差別の対象としました。 さらには部落民。 首都圏にいると分かりませんが、全国各地で部落差別は根強く残っていると聞き及びます。 差別が生まれる一番の理由は、外見や風俗・習慣が自分たちと異なっていること、しかもそれが自分たちに比べて劣っていると信じ込むことにあろうかと思います。 わが国で差別の源泉となっているのは、天皇陛下を頂点とする身分制度の残滓でありましょう。 元から断たなければ差別はなくなることはないと思います。 宮中では大晦日、大儺之儀(だいなのぎ)が行われていました。 古く...
社会・政治

執着

人はじつに様々なものに執着します。 富であったり、名声であったり、異性であったり、権力であったり。 中でも迷惑なのが、権力者がその地位に執着した場合でしょう。 トップにある人が辞めない、と言って頑張っちゃったら、基本的には任期満了まで辞めさせることは極めて困難です。 現下の状況に鑑み、菅政権が国民の信頼を失い、国民は怒るどころかせせら笑っているというのはまぎれもない事実です。 新聞でもテレビでもインターネットでも、早く退陣してくれ、という意見を見聞しない日はありません。 私は当初けしからぬやつだと思っていましたが、ここまでくると、どこまで頑張れるか見届けたい、というような、奇妙ですが応援したい気分になってきました。 菅総理は全力で、国民に反面教師を演じてくれているのでしょう。 部下を持ったらああいう人にだけはなるまい、とか、今いる部下たちは自分をせせら笑っていないだろうか、と戦慄を覚えたお父さんたちも少なくないのではないでしょうか。 ご当人は何も反省しませんが、それを見ると他人が反省せずにはいられない、得難い人材だと思います。 もっとも、総理大臣はないよねぇと思います。 人には器という...
文学

七夕

今日は七夕ですね。 織姫と彦星が一年に一度のデートを楽しむ日。 でも年によっては、けんか別れすることもあるんでしょうか。 そしたらまた一年会えずじまい。 けんかは避けたいところですね。  七夕といえば幼稚園なんぞで願い事を書いて笹にぶら下げました。 私はひねくれたガキだったので、願いがかないますように、と書きました。 そうすれば何でもかなうはずだと思ったのです。 ささがにの 蜘手にかけて 引く糸や  けふ七夕に かささぎの橋 西行法師の歌です。 蜘蛛を手にしていると糸を引いている、今日の七夕に橋をかけるというカササギの翼へまでも、といったほどの意かと思います。 幻想的で雄大な歌ですね。 与謝蕪村のユーモラスな句も味があります。 ところてん 逆しまに銀河 三千尺 ところてんを食うのは銀河を逆さまにすすっているようだ、という意でしょうか。 銀河は七夕頃の季語とされているようです。 同じ与謝蕪村の句で、もう少し切ない句を。 恋さまざま 願いの糸も 白きより テレビドラマやバラエティーを観れば、何かと言うと恋の話。 お若い方が色恋沙汰に興味があるのは当然ですが、様々の御苦労を重ねたであろう紳士...
文学

私は幼い頃から、動物よりも植物よりも無機質な鉱物に魅かれてきました。 そこには絶対の清潔さと、絶対の平安、死にも似た静かな暮らしがあるからです。 それに対して動物も植物も、捕食と光合成の違いはあるにせよ、何かを吸収して、老廃物を吐き出すという行為が必要であり、それはグロテスクな行為でもあり、不潔です。 ドイツ・ロマン派の作家にE.T.Aホフマンと言う人がいて、高校生の頃私はこの人の作品に熱狂しました。 代表作に、「砂男」という不気味な作品があります。 一方、わが国では、安部公房が「砂の女」という有名な作品を残しています。 こちらは実験的な小説で、問題意識がわりとはっきりした小説です。 「砂男」は眠らないでいると砂男が来て目玉をえぐる、という童話を信じた主人公が、大人になってもその恐怖から逃れられず、ついには破滅してしまう話で、目玉をえぐるというモチーフが繰り返し現れます。 私も幼い頃、幽霊や妖怪の存在を固く信じていたので、この小説の恐怖と狂気は、なつかしい世界です。 「砂の女」はどういうわけか砂の下の家に閉じ込められた男が、毎日毎日砂のかき出しをしながらその家の女と暮らす話で、いわゆる...
仕事

神経性下痢

尾籠な話で恐縮ですが、今朝から神経性と思われる下痢をしています。 職場で机に長時間向かっていることが困難です。 理由ははっきりしています。 この二カ月来、担当がはっきりしていなかったある程度ヴォリュームのある仕事を昨夕任されたからです。 阿呆な上司が根回しもせずに二転三転しましたが、やっと根回しを済ませ、私が逃れられない状況を作り上げました。 もっともそれは、私が望んだこと。 四方八方関係各所に話を通してからおれに言え、そしたらやってやる、と大見えを切ったのです。 で、昨夕、今朝と過去の書類などつらつら見ていたら、なんとも憂鬱な気分になってきました。 もともと長く精神障害を患っているため、能力や意欲が落ちてきていますから、しんどいことになるかもしれません。 まあ、やれるだけやって、いよいよ駄目となったら、御免なさいするしかありません。 タイミングを間違え、我慢しちゃうと、また再発して長期休暇ということにもなりかねません。 これからが正念場です。 ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
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