思想・学問 方相氏
昔から人間は、文明を発達させると奴隷を使役するようになりました。 それは戦争に敗れた部族の者だったり、遠く異国の地からさらってきた者だったり、あるいは代々穢れた者とされた一団だったりします。 もともとは労働力としての意味合いが濃かったのでしょうが、時代を経るに従って差別とされるようになり、現代では表むき奴隷は存在せず、差別をしてはいけない、ということになっています。 ヨーロッパにおけるユダヤ人差別やジプシー差別。 米国における黒人をはじめとする有色人種差別。 わが国では朝鮮人や中国人、また琉球の民やアイヌの民を差別の対象としました。 さらには部落民。 首都圏にいると分かりませんが、全国各地で部落差別は根強く残っていると聞き及びます。 差別が生まれる一番の理由は、外見や風俗・習慣が自分たちと異なっていること、しかもそれが自分たちに比べて劣っていると信じ込むことにあろうかと思います。 わが国で差別の源泉となっているのは、天皇陛下を頂点とする身分制度の残滓でありましょう。 元から断たなければ差別はなくなることはないと思います。 宮中では大晦日、大儺之儀(だいなのぎ)が行われていました。 古く...