金正日死去

社会・政治

 北の将軍様、亡くなったそうですね。


 これで金日成、金正日と、2代続けて世襲の独裁者が天寿を全うしました。
 次は三代目の金正恩に代替わりというわけですね。

 しかし北朝鮮と言う国、不思議ですねぇ。

 自由がなくても民主主義がなくても人は耐えられるものですが、食う物がなく、餓死するしかない状況に立ち至れば、力ずくでも食糧を得ようとするものです。
 米騒動然り、打ちこわし然り、逃散然り。
 フランス革命もロシア革命もその根本は食い物を寄こせ、ということ。
 中国共産党があの広い国土を掌握したのも、貧しい農民の支持を受けたからに他なりません。

 しかし北朝鮮の人々は90年代以降たびたび大飢饉に苦しみながら、金王朝を倒そうとしません。

 冷戦終結から二十年、この国の時計は止まっているかのごとくです。

 金正日、多くの疑惑と秘密を抱えたまま、棺桶の人になってしまいました。

 大韓航空機爆破事件、日本人等の拉致事件、ラングーン事件などなど。

 これがきっかけとなって国内に動乱が起こるのか、静かに三代目に権力が移行するのか、今の段階ではわかりませんが、どちらにしてもわが国と地理的に近いだけに不安です。

 動乱ということになれば韓国や日本に難民が押し寄せるでしょうし、権力移譲が成れば核開発の問題が続きます。
 わが国にとってよりマシなのはどういうシナリオでしょうね。

 しばらく北朝鮮から目が離せません。

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