カナダ人で、19歳の時に性転換手術を受けて女性になったという方が、ミス・ユニバースカナダ大会で生まれながらの女性ではない、ということで失格になったそうです。
この女性はそれを不当な差別であると訴え、主催団体に抗議したんだとか。
主催団体には多数の抗議が殺到し、一転してミス・ユニバースへの参加を認めた、ということです。
医学の進歩はややこしい問題を生み出しましたね。
性同一性障害とか性適合手術というのはわりと最近広まったもので、わずか数十年前には、肉体を変えてまで精神の性と一致させせるということは不可能でした。
多くの体の性と心の性の不一致に悩む性同一性障害患者には朗報ですが、社会はまだそういった少数者にどう接して良いかわからないのだろうと思います。
そういう技術がなく、性同一性障害という概念もない時代、オカマとか、オナベとして生きる他ありませんでした。
それにしても、昔、武士の家に生まれた男が、性同一性障害で悩んでいたとしたら、その悩みは絶望的に深かったでしょうね。
自分は異常でどうしようもないやつだと、悩み苦しんだことでしょう。
そういう意味では、少しはマシな時代になったんでしょうかねぇ。
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