禁酒令

社会・政治

 今日は昭和の日の日で仕事はお休み。
 お休みの日によく昼飯を食いに行くイタリア料理店を訪れました。
 もちもちのパスタが売りの、小さな店です。

 ここに来ると、ちょっとした肉料理とサラダで食前の生ビールを楽しみ、しかる後、パスタを食すのが恒例です。

 しかし、今日は違いました。

 いつものように生ビールを頼んだら、馴染みのお姉さんが、昨日から酒類を出すことが禁じられた、というのです。
 お姉さん、申し訳なさそうな表情を浮かべています。
 やむを得ず、水を飲みながらいつものように肉料理とサラダ、それにジェノベーゼを頼みました。
 っそれぞれ美味なのおですが、生ビールがないと、なんだか物足りません。
 コロナ禍では致し方ないのかもしれませんが、ささやかな贅沢さえも許されない時代なのですね。

 禁酒法という愚かな法律を発したかつての米国のようです。
 違うのは、家で呑む分にはお咎めなしということ。

 それにしても禁酒令などが発せられたら、世間にあまたある居酒屋やバー、鮨屋は上がったりでしょうね。
 上がったりどころか、店を畳まなければならないという事態も続出するでしょう。
 行きつけの鮨屋や居酒屋、バーが軒並みなくなったのでは、楽しみがなくなるというものです。

 嫌な時代です。
 
 千葉県勝浦産の新鮮な鰹と、蛸ぶつを仕入れたので、昼間の恨みを晴らすごとく、今夜は呑んでしまいそうです。