1989年6月3日夜から4日未明にかけて、天安門事件が起き、多くの市民が虐殺されました。
あれから36年も経ってしまいました。
当時大学生だた私は衝撃を受けました。
中国政府発表では300名程度、西側先進国の調査では1万人を超える人々が殺されたと推測しています。
当時はソビエト連邦が崩壊したり、東欧の共産主義国家が次々と民主化したりして、冷戦が終わり、世界の未来は明るいかに見えていました。
ところが中国では人民解放軍が丸腰の市民に銃を向け、反革命の革命を弾圧してしまいました。
その後中国は経済成長を遂げ、繁栄を謳歌しながら、米国や日本と対立し、小康状態にあるとはいえ米国との関税合戦を繰り広げています。
習近平は死ぬまで国家主席を続けようとする野望を隠そうともせず、独裁はますます進んでいます。
台湾を簒奪しようという意図も明確です。
一方のロシア。
こちらはプーチンによる独裁が続き、ついには隣国ウクライナに侵攻。
戦争は長引き、泥沼化しています。
西側諸国は武器の供与などでウクライナを支援していますが、未だ終戦の気配すらありません。
もし西側諸国が直接介入に及べば、第三次世界大戦に陥る可能性を秘めています。
イスラエルとパレスチナの戦いも何でもありの泥仕合いになっています。
現在が第三次世界大戦の前夜ではないことを願ってやみません。