文学

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国有後

東京都が進めていた尖閣諸島の購入、土壇場で国が買い取り額を吊りあげ、かすめ取ってしまいました。 石原都知事もさぞかしご立腹だろうと思ったら、意外とあっさりしていますね。 政府は国有化後も、これまで同様誰も立ち入らせず、港湾施設などの整備もしない方針のようです。 中国の過剰反応を怖れてのことのようですが、それでは多額の税金を投入して国有化した意味がありません。 国有化した以上、港湾施設の整備、警察官や自衛官の常駐は必須だと思われます。 大体どこの国でも口では威勢の良いことを言って相手を脅かすものです。 そんなことを一々真に受けていたら外交になんかなりません。 かつて台湾危機の際、今にも中国は台湾に軍を送りこみそうな勢いでしたが、米国が原子力空母を一隻派遣しただけで、急に大人しくなってしまいました。 国際社会は正義や理をもって動いているわけではなく、損得で動いています。 その損得を担保するのが軍事力であったり経済力であったりの、総合的な国家の力と、国家の強い意志です。 わが国も国際社会の一員である以上、それら無法の法とでもいうべきルールに従わなければ、国家として立ち行かなくなるものと思われ...
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涼しい

今朝の出勤時、ずいぶん涼しくなったと感じました。 それでも日中はまだまだ暑いんですけどね。 昼間は冷房の効いた事務室にいるので、外に出るのは朝と夕方だけ。 涼しい時間帯しか外に出ないせいか、季節が一気に進んだような気がします。 春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて すずしかりけり 道元禅師の和歌です。 季節をすべてわずか1首の歌に詠み込んだ、ちょっと変った歌ですが、私がとくに奇妙だとも、味わい深いとも思うのは、冬雪さえてすずしかりけりの部分です。  一般に雪が降るような時期は、寒いと表現するものだと思いますが、道元禅師はなぜか、すずしかりけり、と詠み、雪が好ましいもののように感じさせます。 これは実際に涼しいというより、冬の凛とした寒気の心地よさを表現しようとしたものだと思われます。  私は寒い気候が嫌いではありません。 清潔感や、身が引き締まるような感じが好ましく思えるからです。 もちろん、私が東京と千葉にしか居住した経験が無いことが大きく影響しているものと思われます。 首都圏の寒さはたかが知れています。 雪だってひと冬に一回か二回しか降りませんし。 それに比べて、首都圏、特に渋...
文学

昨日たっぷり昼寝し、夜も早寝したせいか、今日は朝から元気です。 真夏に比べれば多少涼しくもなったので、千葉市中心部を散歩しました。 まずは千葉駅近くのヨドバシカメラでパソコンのLANを購入。 わが家のリビングにある電話回線から、自室のパソコンにつないでいたLANが、だいぶ危うくなっていましたので。 1mの物から20mの物まであって、太さも極細の物から野外を経由しても良いような太い物までありました。 私は中くらいの太さの7mの物を購入。 わずか700円足らずでした。 それからどちらともなく歩き出したのですが、さすがに日なたは暑くて、三越だとかパルコだとか、すぐに冷房の効いた建物に避難せざるを得ませんでした。 野外散歩にはまだ早かったようですね。 パルコには、雑貨と書籍を売る趣味的な店があって、そこをのぞいたら、幻想文学やニュー・エイジ運動の書籍ばかりを集めたコーナーがあって、しばし感慨に耽りました。 澁澤龍彦・稲垣足歩・サド侯爵・マゾッホ・ジュネ・四谷シモンの写真集・「家畜人ヤプー」・「幻想文学」バックナンバーなどが取り揃えてあり、それらは私が高校時代に熱心に耽読した、懐かしい世界でした...
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白露

今日は二十四節気の白露。 大気が冷えてきて、露ができ始めるころ。 『暦便覧』では、「陰気やうやく重りて、露にごりて白色となれば也」と説明しています。 確かにここ数日、朝夕はめっきり涼しくなりました。 季節がめぐれば必ず陽気も変ります。 その当たり前のことが、なんだか不思議に感じられます。 松の葉の 葉毎に結ぶ 白露の 置きてはこぼれ こぼれては置く   正岡子規の和歌です。 まだ松の葉に白露がこぼれる季節には早いですが、白露ができてはこぼれ落ち、を繰り返すその風情はなんだか凛とした寒気を感じさせて背筋を正したくなります。 白露を はじきとばせる 小指かな 川端茅舎の俳句です。 こちらはなんだかいたずらな感じがしてほのぼのしますねぇ。 川端茅舎と言う人、1941年に肺の病気でわずか43歳で亡くなっています。 今の私と同年齢です。 俳句を詠み、日本画を描いて生涯をすごしました。 そしてとっととこの世からおさらば。 なんだか羨ましいような気がします。 季節はまだ残暑が続くようですが、精神の上では、もはや夏は終わったものと考えて、来るべき秋を楽しみたいですねぇ。子規歌集 (岩波文庫)土屋 文明...
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9月

9月の仕事が今日から始まりました。 私の職場は9月から少しずつ忙しくなり、1~3月はお祭り状態になります。 ひたひたと忙しい日々が近付いている予感がします。 早速今日も、8月中ののんびりムードが嘘のように、ぴりぴりとした空気が職場を覆っていました。 昨年度も同じ部署で年度末を乗り切っていますので、多分大丈夫だろうとは思いますが、精神障害発症以来、私はあまり自分を信用していません。 ちょっとしたことがきっかけで、深い憂鬱に沈み、何も手がつけられなくなる状態を経験していますから。 しかしだからと言って、びびっていては仕事になりません。 明日のことは考えず、今日の仕事をきちんと今日終わらせることだけを考えてこれからを乗り切っていきたいと思っています。 その日暮らしの積み重ねでしか、人は生きられません。 明日良いことがあるかもしれない、来年良いことがあるかもしれないと考えることは、一時の慰めにはなりますが、良いか悪いか分からない未来のことを考えても仕方ありません。 昨日はもう終わったこと、明日はどうなるかわからない未来のこと。 確かなのは、今日を誠実にこなすことだけでしょう。 その日暮らしを積...
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