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散歩・旅行

歩く

私にとって秋は、芸術でも読書でも食欲でも、ましてスポーツでなどあるはずもありません。 秋は散歩と決まったのです。 歩くに適した季候で、春ほど物思わしくも物狂おしくもなく、愁いを帯びてもいない秋こそ、すべからく人は歩くべきなのです。 移動の基本は霊長類が二足歩行を始めたときから、歩くことなのですから。 さて、本日は、都営大江戸線の春日駅で降り、白山方面へと歩き出しました。 春日という地名は、三大将軍家光の乳母、春日局からきているそうです。  駅のすぐ近くに、こんにゃく閻魔という看板があり、行ってみました。 正式名称は源覚寺という浄土宗のお寺です。 江戸時代、目の悪い女がここの閻魔像に眼病平癒を祈願し、満願の暁には好物のこんにゃくを絶って閻魔様にお供えする、と願掛けしたところ、眼がよくなったため、毎日こんにゃくをお供えしたことから、今もこんにゃくをお供えする人が後を絶たないのだとか。 しかしお寺の人、困ってるでしょうねぇ。 こんなにこんにゃくをお供えされては。 それにしてもこんにゃくとは、ずいぶんしけた物をお供えしましたね。 本当は酒とか鯛とかを断ちたくなかっただけなんじゃ、と邪推したくも...
その他

愛のむきだし

園子温監督の問題作にして娯楽作、4時間ちかい超大作、「愛のむきだし」を昨夜鑑賞しました。 キイ・ワードは、カトリック、盗撮、カルト教団、変態、暴力、片恋、マリア様、勃起といったところでしょうか。 アンダー・グラウンドの要素をこれでもかと詰め込み、しかもベースは純愛映画という、リアリティ無視の作り物めいたはりぼての世界が繰り広げられ、私はただうっとりと画面を見つめました。 現在AAAで活躍中の美少年、西島隆弘を主演に、滑稽で神聖な悲喜劇が展開されます。 敬虔なカトリックの両親のもとで明るく育ったユウ。 ユウが小学生の頃母親が急死、父親はそれを機に神父になります。 ユウが高校生の頃、父親は神父でありながら女を囲いますが、すぐに捨てられます。 父親は人が変わったようにユウに厳しくあたり、毎日その日の罪を懺悔するよう責められます。 ユウは罪を作るため、不良グループに入り、いつしか女の股間を狙う盗撮のカリスマとなっていきます。 しかしユウに盗撮の喜びはなく、その行為は父親に懺悔するための罪を作り出すためのものでしかありません。 そんな中、ユウにとってのマリア様となる美少女、ヨーコと出会います。 ...
思想・学問

大津皇子

あまり知られていませんが、今日は日本古代史悲劇のプリンス、大津皇子が謀反の疑いで死を賜った日です。 天皇家といえども古代には親兄弟入り乱れての骨肉の争いが行われており、大津皇子の父帝、天武天皇の妻で皇子の母は皇子がわずか4歳のときに亡くなっており、以来皇子は後ろ盾の少ない不安な毎日の中で成長したのです。 しかし、学問に優れ、剣をよくし、快活で飾らない人柄は人気を呼び、朝廷で政務に連なることになりました。 父帝、天武天皇が崩御すると間もなく、大津皇子に謀反の意あり、とのうわさが流れ、自邸で死を賜りました。 享年24歳。 器量は抜群と、どの歴史書にもありますから、生きていたらあの動乱の時代をどう過ごしたか、見物だったことでしょう。ももづたふ 磐余の池に 鳴く鴨を 今日のみ見てや 雲隠りなむ  大意は、池で鳴く鴨を見るのは今日のみ、この後我れは、雲に隠れる、といったところでしょうか。 無念の心が伝わってくる、悲しい和歌ですねぇ。 欧州でも、中世以前、激しい権力闘争が永続し、多くの貴族や騎士が処刑されました。 高い身分に生まれるというのも考えものですね。 いつまでも権力を握っていられるかどうか...
思想・学問

歴史的根拠

東京都教職員組合が、内部資料で、竹島を、日本領土とする歴史的根拠がない、として、日本領だと教育することは子どもたちに偏狭なナショナリズムをうえつける、などと記載していたそうです。 公教育の場でそのような教育がなされるとしたら、怖ろしいことですねぇ。 日本政府の見解と真逆のことを税金を遣って教育することは、著しく正義に反しますねぇ。 領土問題に関しては、歴史的根拠があると言える場所は地球上に存在しないと私は考えています。 ハワイは米国領ですが、かつては独立国でした。 米国自体、ネイティブ・アメリカンから土地を略奪して建国しました。 英国はかつて日の沈まない帝国と言われるほど、世界中を所有しました。 フィンランドは長いことロシア領でした。 イスラエルにいたっては、2000年も前にそこに国があったからという理由で、パレスチナ人が住んでいたのに強引に建国しました。 歴史的と言う場合、いつ、どこが、どの国の領土であったか、ということが問題になると思いますが、えてして支配者は長い歴史のなかで二転三転するので、こっちの言い分が正しくてあっちの言い分が間違っていると決めつけることは不可能でしょうね。 ...
映画

ケイブ・フィアー

昨夜はどこか懐かしい感じが漂うB級モンスター・ホラー「ケイブ・フィアー」を観ました。 最愛の妻を登山事故で亡くし、自らも重傷を負い、車椅子生活となった元登山家。 彼はリハビリのため、看護士と二人で山の中の別荘にやってきます。 ここには昔から、雪男というか、イエティというか、ビッグ・フッドというか、巨大な霊長類が出没するという噂が耐えません。 イエティ想像図です。ビッグ・フット想像図です。 雪男の顔です。 気晴らしに窓から景色を眺めていた元登山家、となりの山荘に来ていた若い女性4人組の一人が、4メートル近い身長がある毛むくじゃらの怪物に襲われるところを目撃してしまいます。 看護士に話しても取り合ってもらえず、警察にメールを送っても「悪質なメールは実刑に処されます」という返事が返ってくるのみ。 仕方なく一人隣の山荘を窓から注視していると、怪物が再び現われ、次々に女たちを襲います。 一人だけ、命からがら隣の登山家の山荘に逃げ込みますが、怪物はそこも襲います。 元登山家の話が本当だったと知った看護士は斧で怪物の背中を突き刺しますが、その程度では死にません。 逆に看護士は顔を食われ、顔無しになっ...
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