2014-06-13

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思想・学問

夢日記

学生の頃、夢日記をつけていたことがあります。 枕元にノートとシャープペンを置き、目覚めたなら、覚えているかぎりの夢を書き留めるのです。 そのうち、奇妙なことが起きました。 夢の記憶が鮮明になり、それが夢の出来ごとなのか、現実なのか、曖昧になってきたのです。 これは危険だと思い、夢日記を止めてしまいました。 筒井康隆は長く夢日記を書き続けており、時にはそこからインスピレーションを得て、作品化することもあるそうです。 精神的に強い人なのだと思います。 現実が夢に飲み込まれる恐怖を感じないのでしょう。 名匠、ヴィム・ベンダース監督に「夢の涯てまでも」という佳品があります。 夢、わけても幼いころの幸せな夢に溺れ、眠ってばかりいる人々を描いて、痛々しくも切ないえいがでした。 いわば、夢中毒。 夢日記に危険を感じた私には、ヴェンダース監督の意図が良く分かります。夢の涯てまでも ウィリアム・ハート,ヴィム・ヴェンダース電通 夢か現か幻か、なんて言いますね。 また、人生の栄華は一炊の夢、とも。 これは中国の故事で、ある青年がうとうとし、栄華に満ちた人生を夢に見るのですが、起きてみるとまだ飯が炊けていな...
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