2015-04-17

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文学

世界で最も影響力のある100人

米誌タイムが発表した「世界で最も影響力のある100人」の一人に、村上春樹が選出されたそうですね。 ここ何年もノーベル文学賞候補に名が上がり、諸外国でも多くの読者を抱える身であれば、当然とも言えるでしょう。 そこで、彼のデビュー作「風の歌を聴け」をぱらぱらと読み返してみました。 デビュー作というのは、その作家の持ち味がすべてつまっているものです。 村上春樹本人は、デビュー作とそれに続く「1973年のピンボール」・「羊をめぐる冒険」の、通称鼠3部作を、未熟だとしてお気に召さないようですが、私はこれら最初期の作品群にもっとも強く惹かれます。風の歌を聴け (講談社文庫)村上 春樹講談社1973年のピンボール (講談社文庫)村上 春樹講談社羊をめぐる冒険 文庫 上・下巻 完結セット (講談社文庫)クリエーター情報なしメーカー情報なし 「風の歌を聴け」は、都内の大学に通う「僕」が夏休みを利用して故郷の神戸に長期間帰省し、「鼠」というあだ名の友人と酒を飲んだり、奇妙な恋愛沙汰に巻き込まれたりという、広い意味での青春小説です。 ドライな文体にウェットな内容を含んだ、軽い感傷が心地よい作品でした。 ペー...
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