春一番

文学

 今日、関東では強い南風が吹いて、気温がぐんぐん上昇。
 20度くらいまで上がりました。

 遅い春一番ですね。

 春一番が吹くと春本番だなぁと思うのですが、たいてい、春一番の翌日は寒いのですよねぇ。
 三寒四温とはよく言ったものです。

 畦の軍鶏(しゃも) 春一番を うたひけり   水原秋桜子

 春一番の力強さを軍鶏に仮託して勢いよく詠んでいますね。
 軍鶏というのが良いですねぇ。
 なんだか戦闘的な感じが、春一番に合っているような気がします。

 春一番 あしたの私 連れてくる   黛まどか

 こちらはまた趣が違いますねぇ。
 春一番を、前向きにとらえて爽やかです。

 でも私の世代だと、キャンディーズ「春一番」が思い出深いですねぇ。
 まだ小学校三年生くらいでしたが、この歌で春一番という言葉を覚えました。

 

 今ではスーちゃんはこの世になく、蘭ちゃんの娘が芸能界入りしたという話です。
 ミキちゃんは専業主婦として頑張っているとか。

 その後あまたの少女アイドルが生まれては消え、今はAKB48が飛ぶ鳥落とす勢いですが、少女アイドルというのはなにしろ寿命が短く、現代ではもっとも諸行無常を感じさせる存在かもしれませんねぇ。


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