雨水

文学

 今日は二十四節季の雨水

 雪が雨に変る頃。

 「暦便覧」では、陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり、とされています。

 今日、明日は数日前まで雪の予報でしたが、雨水と言うとおり、雪は回避されました。

 誰の句でしたか、何かの俳句雑誌で見たように思いますが、

 心解く 時くれといふ 雨水かな

 という意味深長な句が印象に残っています。  

 季節の変わり目に、心がからまってしまったのでしょうか。

 私はこの時季にそんな心境になることはありませんねぇ。

 人それぞれ、物思いの季節は異なると言うことでしょうか?

 私はそろそろ足音が聞こえてきた春が持つ強い瘴気を、今から怖れています。

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