ねじ

文学

 午前中、スバル・インプレッサ2.0Sの六ヶ月点検に行ってきました。
 悪いところはありませんでしたが、なんとタイヤにねじが刺さっていたとのこと。
 メカニックが言うには、ねじの状態が新しく、空気も抜けていないことから、ここ数日の間に刺さったと思われる、とのこと。

 私が思わず、「いったいどこで?」と絶句すると、メカニックは何事も無かったかのように、「路上には色々なものが落ちていますから」と、涼しい顔です。

 そこで私は不思議な感覚に捕らわれました。
 高校生の頃読んだ漫画、つげ義春「ねじ式」の世界に飛んだのです。

ねじ式 (小学館文庫)
つげ 義春
小学館

 ちょっとしたことをきっかけに、連想ゲームのように奇妙な世界に飛んでしまうのは私の悪い癖で、しかしほんの数秒で元に戻るからこれまで事なきを得ています。

 いつか長時間飛んでしまうのではないかと心配です。

 つげ義春の漫画の常で、「ねじ式」も極私的で、不条理で、どこか切ない、漫画というより詩編に近いものです。

 久しぶりにつげ義春の作品群に接してみたくなりました。

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