変わる

精神障害

 時代が移り、様々な社会情勢が変化しても、私という者の本質はなにも変わらない、そう思ってきました。

 しかし近頃、私の本質が、加齢とともに変化してきたような気がします。

 若いころは天下を取ったような気分で、自信満々でした。
 ところが最近は、何をするのも億劫で、若い職員の優秀さばかりが目につきます。

 私がかつて馬鹿にしていた、仕事から逃げるおじさんに、私がなってしまいました。

 肉体の衰えも強く感じます。
 残業に耐えられなくなって、1秒でも早く帰りたいと思い、仕事が残っていてもかえってしまいます。

 もちろん、左目のことも。

 さらには、父の死、職場で働いていた人の現職死亡。

 それらの事どもが、私を変えさせていきます。

 50代前半で、こんな気持ちになっているようでは、まだ先がある人生、私はどうなってしまうのでしょうか。

 今では、何もかもが変化すると、実感せざるを得ません。
 私の本質さえも。