異形の二人

仕事精神障害


 梅雨だから仕方ありませんが、せっかくの土曜日、家に閉じ込められてしまいました。

 ここ何日も精神的に落ちています。
 仕事では、昔馬鹿にしていた、新しい機器の扱いが苦手で仕事の出来ないおじさんになってしまったこと、最近異常なくらいに寒がりになってきたことも、原因かと思います。
 冷房の効いた職場では、半袖の下着の上に長袖の下着を着け、その上からYシャツを着て上着も着ています。
 まるで真冬です。
 周りには半袖の人もいるので、冷房が馬鹿みたいに効いているわけでは無いのだろうと思います。
 肉体の衰えでしょうが、ちょっと極端なような気がしています。
 左目はもう視野が戻ることは無いと言われているので、現状維持を目指す他無いことは分かっています。
 怖いのは今正常な右目も視野が欠損していくこと。
 10年もしたら、私は盲人になっているかもしれません。
 そんな様々なことどもが、私を落ち込ませます。
 精神病薬も長く飲み続けたせいか、耐性ができてあまり効かなくなっているような気がします。
 何よりも、28歳で結婚してから29年連れ添った同居人と仲が良いのは良いのですが、ずうっと感じ続けてきた、人間は私達二人だけで、それ以外は何か異なる物であるような気分。

 あるいは私達二人だけが異形の生き物と言っても良いかもしれません。

 つまり私達はどちらかが滅んでしまえば、たった一人、異形の者として生きなければならないこと。
 これが一番怖ろしい。
 同居人も、私と別行動を取ると分離不安を感じると言います。
 子供がいない私達は、必ず最後、どちらかが独りになります。
 先に死んだほうが得だとも思えません。
 もし同居人が長いこと私にかくれて不倫の恋を続けていてくれていれば、それは私にとって僥倖です。
 
 その不倫の恋の相手が同居人を支えてくれるなら、私は安心して旅立つことができるでしょう。

 このマイナス思考、時折訪れる単なるうつ波であれば良いのですが。