文学

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ごろごろ

今日は一日ごろごろしていました。 朝は7時半に起きて風呂。 たっぷりとつかり、一週間の疲れを癒しました。 朝飯は納豆とハムエッグで、茶碗に1膳の白飯。 これで腹いっぱいです。 その後リビングでまた小一時間ほど眠り、先週購入し、裾丈の直しが終わった夏物のスラックスを取りに千葉三越へ。 10時半には帰宅して、小説を読んだりして午前中を過ごしました。 昼は近所のイタリアンでパスタセット。 その後またもやリビングで昼寝。 いくらでも眠れる感じです。 今宵は中トロとヒラメの刺身を購入したので、それで一杯やる予定です。 明日はお祝い事で実家に行く予定。 クールビズのこの時季、スーツにネクタイとは冴えませんが、お目出度い席のこととて、少々の窮屈は我慢しましょう。
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日の名残り

英国の老執事を描いたカズオ・イソグロの小説「日の名残り」を読み終わりました。日の名残り (ハヤカワepi文庫)Kazuo Ishiguro,土屋 政雄早川書房 スティーブンスはダーリントン・ホールと呼ばれる大きなお屋敷に仕える執事。 時代は1956年の7月。 何十年もこのお屋敷の主、ダーリントン卿に仕えてきた名執事です。 ダーリントン卿が亡くなり、屋敷は執事込みで売りにだされ、米国の実業家によって買い取られます。 米国人は英国貴族と違って気さくな人柄で、屋敷を留守にする間、スティーブンスに車を貸すから旅行に行って来いと勧めます。 スティーブンスは旅行などしたことがなく、戸惑いますが、新しい主の勧めにしたがって、一週間ほどの自動車旅行へと出かけます。 旅行の様子が描かれるとともに、1920年代から1956年の現在までの様々な思い出が語られます。 第一次大戦、第二次大戦、二つの世界大戦を経て、かつての日の沈まない帝国は、すっかり落ちぶれてしまいます。 女中頭がスティーブンスに寄せる密かな思い、若い女中と召使の駆け落ち、ナチ高官と英国政府高官の深夜の密談など、お屋敷では様々なことが起こり、そ...
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橋を渡る

体調が良くなって、吉田修一の「橋を渡る」を一気に読みました。 不思議な小説です。橋を渡る吉田 修一文藝春秋 「春ー明良」、「夏ー篤子」、「秋ー謙一郎」と、それぞれ異なる主人公の物語が綴られます。 そして最終章でそれぞれが繋がる、というパターンの群像劇で、この作者の作品としては珍しくない構成です。 しかし、「そして、冬」、「エピローグ」にいたって、びっくり仰天。 それぞれの物語の主人公が繋がることはたしかなのですが、その舞台が70年後の近未来という設定です。 うーんと、うなりました。 面白いといえば面白いですが、描かれる70年後があまりに突飛で、面食らいます。 「秋ー謙一郎」で登場した学者が研究中の、IPS細胞から精子と卵子を作り出し、それを合わせて人間の生み出すという技術が開発され、それによって生み出された人間はサインと呼ばれ、明らかに差別されています。 また、70年後には100歳くらい当たり前ですが、サインは40歳くらいまでしか生きられません。 正直、どの人物にも感情移入できませんでした。 吉田修一という作家、どうもむらっけがあるようです。にほんブログ村 本・書籍 ブログランキングへ
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裏切り

今日は裏切りの日なんだそうですね。 なんでも本能寺の変で明智光秀が織田信長を裏切った日だから、だそうで。 裏切りという行為、おそよあらゆる宗教や道徳律の中でも、最も卑しい行為とされているようです。 それでいて、人は裏切りという行為を止めることはありません。 重大な裏切りから、ちょっとしたものまで、じつにさまざまです。 キリスト教の司祭が教えを捨てるという重大な裏切りを描いた小説に、遠藤周作の「沈黙」があります。 映画化もされ、近々、マーティン・スコセッシ監督がリメイク版を製作すると聞いています。沈黙 (新潮文庫)遠藤 周作新潮社沈黙 SILENCE 篠田正浩,遠藤周作,遠藤周作東宝 江戸初期、日本に布教に来ていた高名な司祭であるフェレイラが転んだとの報告を受けて、彼の弟子であった若い司祭、ロドリゴが日本に密入国します。 密入国の手引きをしたのがキチジロー。 ロドリゴはキチジローの密告によって、長崎奉行に捕えられます。 キチジローはこの裏切りを悔い、泣き叫んでロドリゴへの面会を望みますが、かないません。 ちょっとキリストを裏切ったユダを連想しますね。 ロドリゴは夜中、激しい鼾に悩まされま...
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ナオミとカナコ

昨夜、奥田英朗の長編「ナオミとカナコ」を読了しました。 知りませんでしたが、ドラマ化もされているようです。 この作者の作品はかなり読んでいます。 大きく分けて、ユーモア小説と、犯罪に材をとったものに分けられるかと思います。 しかし犯罪の小説もいわゆる謎解きを主眼とする推理小説ではなく、一種の心理劇の様相を呈し、そこはユーモア小説と一脈通じるところです。 で、「ナオミとカナコ」は犯罪を題材にしたもの。 大手百貨店に勤めるナオミは東京で独り暮らし。 学芸員になりたかったナオミは、百貨店が運営する美術館での勤務を望みますが、29歳になる今もかなえられません。 ナオミの学生時代からの親友、カナコは大手都市銀行勤務のエリートサラリーマンと結婚し、専業主婦におさまりますが、夫はDV野郎で、カナコはいつもどこかに傷や痣を負っています。 久しぶりに会ったナオミとカナコ。 ナオミがカナコの顔の痣に気づき、問い詰めると、カナコは夫の暴力癖を告白します。 それに衝撃を受け、憤慨するナオミ。 離婚を勧めますが、カナコはそんなことを言い出したら暴力どころか殺されてしまう、とおびえるばかり。 百貨店の大得意で認知...
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