文学

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原稿送付

先ほど、完全原稿を文藝春秋社あて、送付しました。 気が抜けたような感じです。 明日以降、うつを警戒しなければなりません。
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歌と音楽、それに古事記

私は最近、歌が聞けません。 人間の声が、邪魔なものに聞こえて仕方ないのです。騒音と言ってもいいでしょう。 かつては、クラシックとか、ジャズとか、歌が付いていないものに興味がありませんでした。人間の声を、愛おしいと感じていました。  これは病気のせいなのか、単に年をくっただけなのか。  最近の私は、クラシックばかり聞いています。 昔の私からは、想像できないことです。 創作するときは壮大なシンフォニーで気持ちを持ち上げ、そうでないときはピアノの小曲などを聞いて気持ちを落ち着かせています。 それにしても、歌というのは、そもそも音楽というべきでしょうか、それとも、文学というべきでしょうか。 和歌などは、文学として扱われています。しかし、節をつけて読み上げるところなどは、音楽の要素もあるといえます。 わが国の神話を記した「古事記」も、かつてはそれを老人たちが朗々と歌い上げ、口伝で伝えられたと言います。アイヌ民族のユーカラに似ています。 それを、稗田阿礼が歌い、太安万侶が文字にして残したとか。「古事記」は、稗田阿礼と太安万侶のおかげで、美しい日本語として、今も我々日本人を圧倒します。 そう考えてみ...
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原稿終了

さっき、「文學界」新人賞応募のための作品を書き上げました。原稿用紙換算95枚です。 明日、見直して、遅くとも明後日には発送しようと思います。 ここ数日、ずっと執筆していたので、ちょっと疲れました。 軽い躁状態だったかもしれません。反動でうつ状態が来るかもしれないことが恐ろしいです。
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老師と少年

曹洞宗の僧侶である南直哉が書いた小説「老師と少年」を読みました。 禅坊主が書いた、老いた僧侶と少年の対話をつづったものです。  昨日「至高体験」を読んだせいか、今日は東洋思想に触れたくなりました。  一時期、仏教唯識論にはまって、唯識の本ばかり読んでいたことがあります。  三島由紀夫の「豊穣の海」に長々と唯識論に関する記述があり、それがはまったきっかけです。もう十年以上前です。  それ以来、仏教関係の本はずいぶん読みましたが、最近は遠ざかっていました。 この小説は、まさしく禅問答みたいなものなのですが、短いし、飽きずに読めました。老師と少年南 直哉新潮社老師と少年 (新潮文庫)南 直哉新潮社
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今日も

午前中は原稿を執筆していました。半日パソコンの前に座っていると、ひどく疲れます。目と肩にきます。手書きだったら、もっと疲れるでしょう。徹夜で書くなど、私には信じられません。 トーマス・マンは、「神聖な午前」と称して、午前中しか創作活動をしない、と公言していました。普通の体力の持ち主であれば、当然のことと思います。
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原稿執筆

今日は朝八時から今まで、書き物をしていました。 今月末締切りの「文學界」新人賞に応募するための小説です。 集中してパソコンに向かったため、目や肩がひどく疲れました。 これから蕎麦でも食い、午後はゆっくり読書などしようかと思っています。
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石川淳 コスモスの知慧

文芸評論「石川淳 コスモスの知慧」を読みました。石川淳の小説世界について、様々な論考がなされていました。 しかし、私は文芸評論が苦手です。読むのが苦痛でした。 ただ、石川淳の作品に関する評論を読んだことがなかったので、今回読んでみました。 どこかの絵描きが言っていました。「考えるな、感じろ」、と。 小説もそれで良いのではないかと思います。
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老人のための残酷童話

倉橋由美子の「老人のための残酷童話」を読みました。 ブランデーでも飲むような、強烈な味わいを堪能しました。 同じ作者の手による「大人のための残酷童話」という著作集が20年以上前に出版されましたが、こちらもおすすめです。 倉橋由美子は、いわゆる女流作家らしからぬ、冷静で理知的、それでいて幻想的な作品を多く書いています。 私は石川淳の作品や小林恭二の作品と同様、倉橋由美子の作品を深く敬愛しています。 老人のための残酷童話倉橋 由美子講談社老人のための残酷童話 (講談社文庫)倉橋 由美子講談社大人のための残酷童話 (新潮文庫)倉橋 由美子新潮社
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文學界

文藝春秋社の「文學界」新人賞の締切りが今月末に迫っています。 私は10年以上も、メジャーな賞に応募していません。しかし今回は、応募してみようかと思っています。辛かったこの数年を糧にして、逆に笑える小説を書いてみようと思っています。 じつを言えば、ほぼ完成に近づいています。皆様の目に入れるようになればよいのですが。
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東京奇譚集

村上春樹の短編集「東京奇譚集」を読みました。現在活躍中の作家で、私が最も尊敬しているのは、小林恭二ですが、村上春樹の作品も、高校生の頃から愛読しています。 中でも、「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」は最高傑作だと思っています。村上春樹は長編が多いですが、短編も奇妙で切ない、味のある作品が多くあります。 この「東京奇譚集」もそういった作品を集めたもので、私は読み始めたら、止まらなくなりました。東京奇譚集村上 春樹新潮社東京奇譚集 (新潮文庫)村上 春樹新潮社
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狂人日記

色川武大の「狂人日記」を読みました。 色川武大は阿佐田哲也のペンネームで麻雀小説を多数書いたことで知られています。 色川武大は純文学で阿佐田哲也はエンターテイメントという分け方をされますが、同じ人物である以上、そこには共通点が見出せます。 切ないような叙情性、だと思っています。 「狂人日記」は、文字どおり幻覚などに悩まされる狂人の告白です。 迫力と切なさに満ちています。 私は幻覚は見ませんが、躁鬱病という、精神疾患に冒された者の一人として、 この作品に深い愛着を覚えずにはいられません。狂人日記 (講談社文芸文庫)佐伯 一麦講談社
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悪徳の栄え

今日は旧友が帰った後、マルキ・ド・サド侯爵の「悪徳の栄え」を読み返しました。高校生の頃初めて読んで、非常なショックを受けた作品です。今も、時折読み返します。グロテスクなほどの性的暴力シーンと、アンチキリストの哲学を延々と語るシーンが続きます。後のサド侯爵は死刑判決を受けますが、フランス革命で難を逃れます。サド侯爵はもちろん、SMの語源となった作家ですが、幻想的ともいえる暴力シーンとアンチキリストによって、悪の哲学の創始者となったとみるべきでしょう。翻訳した澁澤龍彦は、わいせつの罪で起訴されました。私は「サド裁判」という裁判記録を読みましたが、芸術が国家の理屈に敗れる、という屈辱的なものでした。悪徳の栄え〈上〉 (河出文庫)渋澤 龍彦河出書房新社悪徳の栄え〈下〉 (河出文庫)渋澤 龍彦河出書房新社
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至福千年

昨日は雨に閉じ込められて、学生時代以来何度も読み返している石川淳の小説を読みました。 昨日選んだのは、「至福千年」です。 幕末、地上の楽園を建設しようとする隠れキリシタンの暗闘を描いた伝奇小説です。べらんめえ調の文体で、哲学的な内容が展開されます。 私は、石川淳を深く尊敬しています。至福千年 (岩波文庫 緑 94-2)石川 淳岩波書店歯車・至福千年 (講談社文芸文庫)川西 政明講談社
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山田太一

昨夜、山田太一ドラマスペシャル「本当と嘘とテキーラ」を観ました。 山田太一のドラマは、「ふぞろいの林檎たち」シリーズから、ずっと観ています。 言葉をこそぎ落したようなそのセリフに、私はうっとりしました。
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能「大仏供養」

昨日はNHKで能「大仏供養」を観ました。 奈良の大仏を再建した源頼朝一行が大仏供養を盛大に執り行いますが、平家の残党、悪兵衛景清が頼朝暗殺を企み、警護の侍とチャンバラになる、という、幽玄の美を特徴とする能としては異色の、活劇的な曲です。 テレビ観劇では有難いことに字幕がつきますので、直接観劇と違って、意味がよく分かるうえ、動きが派手で、堪能しました。
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